銀座の名店「伽藍Bar」に行ってきました

昨日、ガルーダ博士こと山本悦夫先生から小包が送られてきまして、中を開けたら同人文藝雑誌「四人」が入ってました。98号です。もうすぐ100号です。ということは、もう100年も続いているのかしら…。いや、年に何回か発行の不定期刊行なので、そこまでいかないらしいですが。熱心な同人の方は、大阪や福岡の人までおられます。

この中で、山本博士は、永井荷風の「断腸亭日乗」に対抗して、「私事雑想」の連載を開始されて、ポルトガルに行った思い出や「右側通行か左側通行か」など示唆に富んだエッセイ風の日乗も書かれておられます。

赤羽村長も愛読されている日暮さんの「赤穂浪士異聞」は三回目。長瀧さんという方は「太宰の船橋、荷風の市川」なる玉稿を書かれ、太宰治と永井荷風の旧居などをネット情報を参考に再訪したりしてます。

文学しているなあ。皆さん。

今の若い人は、同人誌なんかやらないどころか、その存在さえ知らないでしょうから、まさに奇跡的です。

ところで、山本博士が「編集後記」の中で、「東京・銀座のバー『伽藍』で「四人」が500円で買えます」と、住所まで書いて宣伝されていたので、今日の昼休みに早速場所を確かめに行ってきました。

「伽藍」ハヤシライス・ランチ 1000円

「まさか空いていないだろうなあ」と思って行ってみたら、「ランチ」をやってるじゃありませんか。地下2階の長い長い階段を降りて行ってみました。そしたら、誰もいなくて、声をかけたら、意外にも(笑)美人の若いママさんが出てきて吃驚です。この方は同人文藝雑誌「四人」で、「伽藍みずか」の筆名で作品を発表されている閨秀さんでした。

しかも、夜は美人バーテンダー兼ジャズボーカリストに早代わりするというではありませんか。大した魂消たです。

ランチは昨秋から始めたらしく、理由は「朝はちゃんと起きようと思ったから」だそうです。地下奥深い隠れ家のような店で、私も、知らない店だったら入ることはためらっていたことでしょう。ランチは、私以外お客さんが一人もいないので、心配したところ、「いえ、その方がいいの。私一人でやっているので、あまり多いと対応できないし、どうせ、自分でお昼ご飯つくりますから」と、あまり説得力のない(笑)理由を述べておられました。

実は、山本博士に「四人」を贈ってくださった御礼のメールをしたところ、今朝、「今度、銀座の『伽藍』をご案内しますよ」という返信がありました。山本博士にはいつもご馳走になっておりますので、気が引けて、今日のお昼に偵察に行ってみたわけです。速攻です。ピッとしてパーです(意味不明)。小生の素早い行動に、山本博士もさぞかし、吃驚しているはずです。

そして、また、実はですが、美人のママさんから、ランチの定型メニューのほかに、特別に料理1品か2品、内緒で(誰に?)添えて頂いたのです。

みずかさん有難う御座いました。

銀座という場所柄ではありますが、リーズナブルで、夜は、ムードのあるジャズとショットバーで寛げるお店だと聞いてます。ご興味を持った方のために、リンクも貼っておきます。

「伽藍Bar」 ←こちら

 

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