外人用バスツアーを体験しました

 

今日は、通訳仲間の熊本さんのお導きで、はとバスの東京観光ツアー英語バージョンに参加しました。他に熊本さんの友人の酒田さんと今中さんと私で日本人は4人。バスの中で日本語をしゃべっていたら、ガイドさんから「仲間同士でしゃべらない!」といきなり日本語で怒られてしまいました。裏側の地図を見ていたら「それは、裏!」とぶっきら棒に言うんですよ。

これでも1万2千円も出して参加した「お客さん」なんですけどねえ。このはとバスのガイドさんはこの業界では大変有名な方だそうでした。最初、我々のことを冷やかしだと思ったらしいのですが、実は我々は「練習」のために参加していることが分かると実に親切丁寧に教えてくださいましたが…。(逆に、もっと外人さんのお相手をしてあげればよかったのに、と心配になりました)

 

さて、旅程は、浜松町を出発し、東京タワー展望台―白金台の八芳園(お茶会)―二重橋―目白の椿山荘(石焼バーベキューの昼食)―竹芝から遊覧船で隅田川下り浅草へー浅草寺―銀座ー浜松町という9時出発、17時過ぎ解散の1日コース。

英語でこうやって東京をガイドするのか、という意味で参考になりましたが、有名ガイドさんの発音がすごいJapanese English でちょっと聞き取りにくかったですね。お客さんは39人で、米国人が少なく、「何語をしゃべっているのかなあ」と思ったら、ボスニアのサラエボからの団体客でした。90年代に悲惨な「民族浄化」が行われた所です。「でも、今は、静かで安全な所よ。是非、遊びに来るべきよ」と言われてしまいました。この民族浄化が英語でなかなか思い出せませんでした。holocaust じゃありませんよ。 ethnic cleansing でした。

 

このほかニュージーランド、豪州の人が多かったでした。お名前は聞かなかったのですが、足が少しご不自由な高齢の母親を連れた親孝行のニュージーランドからいらした孝行息子さんもおりました。彼のニュージーランド英語の発音も聞き取りにくかったですが、オークランド近郊の小さな村から来られたようでした。職業も聞かなかったのですが、純朴な農民といった佇まいでした。

コースの場所のほとんどは、私は知り尽くした所ばかりだったので、大した感銘は受けなかったのですが、外国人観光客にとって、楽しめたのかなあと少し心配になってしまいました。もう少し日程的にも余裕があった方がよかったのではないかと思いました。それに、日本人の我々でさえ迷子になりそうになったくらいで、道案内にしても「あまり親切じゃないなあ」と感じてしまいました。

 

ちなみに、この有名ガイドさんに対してらしい「不満」のブログが今、ものすごい勢いでチェーンメールされていますので、お暇な時に覗いてみてください。

http://aquarian.cocolog-nifty.com/masaqua/2006/04/post_b81c.html