小説「惜別会」

京王線新宿駅から10分ほどで「下高井戸」という駅前商店街のある閑静な住宅街があります。この沿線の世田谷区はスポーツ選手や作曲家、芸能人ら有名人が多く住む高級住宅街としても知られています。

この駅から3分ほど歩いた所に、居酒屋「たつみ」があります。黒い土塀のような扉に小さな文字でその名を記しているだけなので、ほとんどの人はそこに居酒屋があることなど気がつかずに通り過ごしています。むしろ「たつみ」を有名にしているのは、居酒屋より、たい焼きでしょう。唐突ながら、東都のたい焼き屋「御三家」として、若葉町の「わかば」、麻布十番「浪花家」、人形町「柳屋」を「これは美味い」とマスコミは囃し立てておりますが、この「たつみ」こそ天下一品。その証拠に、開店と同時にその長蛇の列が途切れることはありません。

土曜の昼下がり。その秘密結社のような居酒屋に「終わった人」「大して出世できなかった人」らが陸続と階段を上って3階の広間に集結しました。大手出版社に勤める成田さんが、突如、やくざなマスコミ業界から足を洗って、故郷の観光協会に奉職されるということで、その新しい門出を祝福して送別会が開かれたのです。

言いだしっぺは京都にお住まいの京洛先生です。わざわざ京都から坂東下りまでして主宰するのですから、成田さんによっぽどお世話になったのか、借りがあったのか、という噂ですが、真相は不明。とにかく彼の鶴の一声で、30人近くの人が参集するのですから、大したものです。

広告代理店電報堂出身の長老長良氏は昭和30年代から40年代にかけて、この大手出版社を担当したという伝説の持ち主で、名物月刊誌は、当時は(今もですが)、飛ぶ鳥を落とす勢いで100万部も売れ、広告収入も3億円。月に2回も特別手当と呼ばれるボーナスが出たそうでした。当時の本社が銀座にあった頃の話でした。今、その近くにバー「ルパン」があり、太宰治、坂口安吾、織田作之助ら無頼派作家がたむろして一躍有名になりましたが、恐らく、雑誌で討論会などをやった帰りに顔を出したのがきっかけでしょう。

成田さんの送別会の話でした。彼はその日、急用ができて、主賓なのに参加できない可能性があり、主宰者の京洛先生に電話したところ、「それなら、主賓抜きで酒盛りやってますから」とあっさり言われてしまい、逆に意固地となって、無理して都合を付けて参加したことを暴露しておりました。

成田さんは、雑誌の編集長を務めたことがあり、森羅万象、あらゆる世界の裏の裏の裏まで知り尽くした方ですから、それはそれは真剣のような斬れ味の鋭い恐ろしい人でした。と過去形にしておきますが、その威力は誰も読まないようなマイナーなブログにまで及び、お茶の子さいさいです。

 無類の日本酒好きである成田さんには記念に「ぐい呑み」が贈られました。高級備前焼きです。その陶芸家の実兄である曾我さんも参加されていて、「最近、若い人が日本酒を呑まなくなったため、徳利の売り上げが大幅に落ち込んでしまいました」と打ち明けておられました。焼き物と言えば、備前。「備前に始まり、備前に終わる」とまで言われてます。その備前焼でさえ、売れていないとは…。それを聞いた私は、ちょっと奮発して備前の徳利を買おうと思いました。

中学同窓会に参加してよかった

  昨晩は、東京・池袋で開催された中学校の同窓会に参加して来ました。参加者は私を入れてたったの4人(笑)。同学年には200人以上いたのですが、ほとんど行方不明で、幹事が声掛けできたのは30人ぐらいだったようです。それでも、4人は少ないと思いつつ、出掛けたのですが、話が沢山できて面白かった。参加してよかったと思いました。

 中学校は東京都内ながら埼玉県境にある田舎の無名の公立学校でしたが、どういうわけか優秀な生徒が多く、名門高校に進学して、後に学者や弁護士や医者などになった者が多いのでした。

 某有名私立大学の教授になった平田さん(女性)なんか、とっても頭が良くて、東京都内全体の模擬試験で2番を取ったことがありました。記憶力抜群でした。

 何故なのか、中学時代は分からなかったのですが、生徒は国家公務員の官舎から通ってくる者が多く、父親が大蔵省とか外務省とかに通っていたエリートだったので、子どもに遺伝していたわけですね。

 さて、4人の同窓会は話が盛り上がりました。石油会社に勤めていた黒田さん、元警察官の岡本君、某国立大学准教授の須田君。黒田さんは、占いに凝って、ほとんどの占いをマスターしたそうなんですが、血液型占いするということで、皆の血液型を当てっこしようということになりました。私がO型、岡本君がA型、黒田さんがB型、須田君がAB型で、全部出そろったので、皆で大笑いしてしまいました。

 色んな取材で多くの有名人と会ってきた私の話も面白かったと思いますけど、何と言っても面白かったのは、警視庁に勤務していた岡本君の話でした。警視庁だけで、4万9000人もいるそうですね。警察庁の超エリートで「キャリア」と言われる国家公務員上級試験に受かった人はわずか30人しかいないそうです。そう言えば、同級生の宮下君は、そのうちの30人の1人でした。もちろん、彼は東大に進学しました。

 岡本君は、ノンキャリアでしたが、配属された主な部署が公安で、いわゆる一つのそっち方面のエキスパートですから、推理小説が一冊書けそうな話のオンパレードでした。彼は、既に警察官を引退しており、中学の同級生のよしみでペラペラと喋っていましたが、茲ではとても書けないことばかりでした。マスコミ出身の私を誰だと思っているんでしょうかねえ。今や10万アクセスを誇るブロガーですよ(笑)。

 まあ、書けるとしたら、彼は生命を落とすほど危険な体験をしていたということぐらいです。地元の人をオルグする際の経費は、自前だという話も驚きました。数カ月経って、その相手に、実は…と自分の身分を明かした時の相手の顔!本当に推理小説を地で行くような話でした。

 仕事ではありませんが、岡本君は、人一倍「霊感」が強いそうで、何度もお化けを見たという話もいくつかしていました。

 他の同級生の話となり、ポール・マッカートニーにそっくりの顔をした田築君が亡くなったという話を聞きました。私の知る限り、名古屋君、丸山君、峯岸君、松浦君に続いて5人目でした。他に知らない同級生の話になったので、家に帰って、卒業アルバムを見てみたら、顔を見ても名前が分からない、一度も話もしたことがない同級生が半分以上もいました。岡本君とは一緒のクラスになったことはありませんが、剣道部で一緒だったことがありました。でも、すっかり顔かたちが変わっていて、街ですれ違っても分からないでしょう。

 中学時代の私は、今でも思い出したくないほど愚か者で、頭の中にクモの巣が張ったような感じで集中力がなく、タバコを吸ったり、ビリヤードに出入りしたり、悪さばかりして、ボーと生きていました。中学入学時、トップだった成績も坂道を転げ落ちるようにして下落して、第1志望の高校受験も失敗。大したことはないと思っていた級友たちが、次々と自分を追い抜いて良い高校に入っているのを見て、大いなる挫折感と失望とやっかみに駆られたものでした。

 でも、半世紀も経てば、心の痛みも薄れ、今では、ただただ浅はかで愚かだった自分を笑うしかありません。ただし、あのような中学生時代があったからこそ、今の自分があるような気がしています。

10万アクセス突破、おめでとうございます!

 今、何気なく、サイトを見たところ、ブログ「渓流斎日乗」のトータル・ページ・ビューが10万0066で、な、な、何と、10万ページを突破しておりました!

 2017年9月に新しくブログを立ち上げて、わずか1年5カ月ですよ!これも、熱心な読者諸兄姉の皆々様方のお蔭です。有難う御座います。

京都・北野天満宮 Copyright par KYoraque-sensei

 まず、最初に感謝しなければならない人は、このブログの引越しから、過去記事取り込み、再度立ち上げに至るまで、技術的なことを全て担当して頂いたIT企業社長の松長哲聖氏です。以前は、「青年実業家」と書いておりましたが、今年になってついに「大台」となり、いつの間にか、青年の域を超えたので、そう書けませんが(笑)、彼には長生きしてもらわなければ困ります。このブログが消えてなくなってしまうからです。

 彼は名門(笑)海城高校の後輩なので、安心し切っているのですが、かなりの呑兵衛ですから、身体を痛めないか心配です。少なくとも、小生より長生きするべし。これは先輩からの命令です(笑)。

 もう一人、感謝すべき人は、京洛先生ですかね。写真から文章に至るまで、時には「渓流斎ブログも乗っ取られたか?」と心配する向きもいらっしゃいますが、大丈夫です。しっかり、渓流斎の赤筆(校正の意味)が入っております(笑)。

 満洲問題研究家の松岡先生にも、日ごろから色々とアドバイスを受けて、行き詰った小生を激励してくださいます。

 フェイスブックでは、衣川先生と小島先生が、いつも的確なコメントをお寄せ頂き、宮さんやYさんらも「いいね」をしてくださり、書き続ける上で、本当に励みになり、参考になります。コメントは「物の見方」の違いを痛感します。

 どなたか分からないことになっておりますが(笑)、「yamori」さん、「ぺんぎん」さんらが、ちょくちょくコメントをお寄せ頂き、誠に有難う御座います。

 もちろん、コメントはしなくても毎日欠かさずアクセスして頂いている皆様にも、本当に感謝しております。このブログを通じて、お知り合いになり、友好を温めてくださる皆様にも御礼申し上げます。

何か、アカデミー賞受賞のスピーチみたくなってしまいました(笑)。

 明日8日から、人類初めて月に着陸したアポロ11号のアームストロング船長を主人公にした映画「ファースト・マン」が公開され、アームストロング船長の人となりが明らかになります。

 彼は、自分に与えられた任務を淡々と遂行しただけで、まして、英雄とか人気者になりたくなかったようですね。そのために色々と誤解されたようで、月着陸成功から2年後にNASAを辞め、離婚まで経験しています。とにかく、彼はあまり目立つことはしたくなかったようです。

 そう考えると、この渓流斎ブログもあまり目立ってはいけませんね。アクセス数なんか気にしてはいけません。アームストロング船長のように、与えられた任務を淡々とこなすことが、理想的なのかもしれません。

 以上、御託を並べてしまいました。

高校同窓会、参加率は25%か?

あんりま、金価格が随分上がってきましたねえ。

今年1月7日、「T貴金属」の1グラム当たりの価格が前日比51円も値下がって、4882円になって、「あ、こりゃ駄目だ。買わなくてよかった」と安堵の胸をおろして、最近、全くチェックしていませんでした。

 そしたら、2月4日付の価格が前日比10円高の5037円にもなっていたのです。ということは、5037円-4882円=155円!あの時の底値で買っていたら、1カ月弱でかなり儲かっていたんですね。

まあ、えげつない車会社の守銭奴のような話でした。失礼しました。私は、回し者ではないので、お勧めしませんからね(笑)。今から買っても遅い?これからまた暴落する可能性も、なきにしもあらずです。

バルセロナ・カタルーニャ広場

さて、個人的な話ながら、来月3月に開催する高校の同窓会の幹事をやらされております。3年時のクラス会の同窓会です。生徒数は48人。全員参加は、まずあり得ないとしても、その半数(50%)の24人は参加してほしいと思い、頑張ってきましたが、今のところ、その半分(25%)の12人参加してくれれば、御の字という感じです。

 これは、個人的なとってもつまらない話とはいえ、いわば「社会の縮図」ですから、もう少し続けます(笑)。卒業生48人のうち、メールアドレスが分かっている、これまで何回か参加したことがある人は20人(42%)。メルアドは分からないが住所(実家かもしれないにしても)が分かっている人が12人(25%)。残りの16人は、メルアドも住所も分からない「行方不明者」です。全体の33%です。つまり、これまで10回近く同窓会を開催してきましたが、一度も参加したことがない人は、全体の58%と半数以上だということが分かります。そんなもんですかねえ?

住所が分かっている12人には、葉書を出しましたが、返事があったのは1人。住所が変わったのか、葉書が戻って来た人が1人。残りの10人は、「無視」です。幹事なんてボランティアでやっているのに腹が立ちますねえ(笑)。

バルセロナ・カタルーニャ広場

 しかし、同窓会に参加する人は、心身ともに健康な人か、卒業後、まあまあうまく社会の荒波を乗り越えて生き抜いた人に限ることでしょう。我々の高校は男子校でしたので、野郎ばかりの昔の級友にわざわざ会いたい気持ちになれるかどうかは、その人個人の人生観によることでしょう。

まあ、腹を立てたり、達観したり、同情したり、色んなこと考えてしまいましたよ。

最後の確定申告に行って来ました

 今朝は、出勤前の早朝、最後の確定申告に地元税務署まで行って来ました。「最後の」という理由は、あとで書きます。

そもそも、サラリーマンの分際で何で確定申告をするのかと言いますと、「副収入」があったからでした。具体的に言いますと、翻訳代です。社内でアルバイト感覚でやっておりました。「原稿料」として私の口座に振り込まれておりましたが、3年ほど前に、市役所から連絡がありまして、この原稿料は、なんじゃらほい、ちゃんと確定申告しはりましたまんねんか、このまま、ほっとくと、税務署に通報して、追徴課税されかねますまんねんよ、といった趣旨の柔らかい言葉で脅されました。今は、マイナンバーとかで、収入は筒抜けなんですね。

えーーーー!ですよ。会社の同僚は、「そんなもん、一度も来たことないよ」と言ってましたから、市町村、地方の自治体で対応が違うのでしょうか。

そこで、とにかく、慌てて、その年は確定申告をしました。この時、領収書さえあれば「必要経費」として、あわよくば還付金なるものまであることも分かりました。(当時は、領収書なんか取っておきませんでしたよ)

さて、昨年に引き続き、今年も税務署に行って来たのです。2月から広い会場で大々的にやりますが、12台のパソコンが設置された狭い税務署の方が懇切丁寧に教えてくれるので、自分に合っていると思ったからでした。

バルセロナ・グエル邸

今回が「最後の確定申告」と書いたのは、もう昨夏から「副収入」がなくなったからでした。責任者と称す社内の後輩の男から、「翻訳料タダなら使ってやるが、もう辞めてもらう」と、同僚と一緒に不当解雇されたのでした。この時、私は生まれて初めて、他人に対して殺意を覚えましたね。勿論、覚えただけですよ(笑)。「こいつは許せねえ」と廊下ですれ違っても存在そのものを無視することにしたのです。その方が健康的です。でも、私も精神年齢が幼い。やっと5歳ですかね。(あ、大坂なおみちゃんでした)

バルセロナ・グエル邸

今では、確定申告は、カードリーダーなんかなくても、自宅でパソコンでもスマホでもできるようになりました。でも、「必要経費」として何が認めらて、何が却下されるのか、よく分からないのです。私としては、これで3度目の確定申告でしたが、昨年認められたものでも、今年は却下されたものがありましたからね。

いい加減です。税務署員も毎日、毎日、100人は対応することでしょうから、いちいち、細かいところまで拘っていない。結構、属人的なものかもしれません。

今回、必要経費と認められたのは、パソコンと携帯端末と靴(何と!)の「消耗費」と本や雑誌などの「図書・資料費」の雑費のみでした。しつこく食い下がれば良かったのですが、一生懸命にレシートを貯めた「飲食費」やセミナーなどの「講演費」などは認めてもらえませんでした。しかも、税務署員は、パソコンなど高額品は3年分割で申告しろ、と強制するものですから、「もう来年は申告しない」ということで、やっと一括申告が認められました。

バルセロナ・グエル邸

 そう言えば、ほとんどタクシーに乗らず、電車やバスばかり乗っていたので、領収書がなく、「交通費」も請求できませんでした。

 最も痛かったのは、米国ファンドに投資して莫大な損失があったのですが、見せた書類では、若い税務署員には受け付けてもらえませんでした。

でも、作業をしながら、近くに税務署員(とアルバイトと思しき人)がいると助かりました。結局、パソコン登録に1時間20分も掛かりましたが、無事終えることができました。これで最後か、と思うと感無量です。

どれくらい、追加税を支払うのか、それとも、還付金が出るのかについては、茲では書きません。内緒ですよお(笑)。税務署には早朝に着いたので、私は1番でしたが、フラフラして戻ってきたら、前から4番目になりましたが、帰りに見たら、60人以上もたくさんの人が行列に並んでました。

 それにしても、確定申告ができる副収入が欲しいなあ(爆笑)。

情報商材のSNS、やりません

 先日、巧みな勧誘詐欺の「情報商材」について書きました。

 私自身、SNS(インターネット交流サイト)はやっているようで、やっていません(笑)。フェイスブックもツイッターも、やっていることはやっているのですが、主目的はこの渓流斎ブログを告知するためなので、他の人のサイトはほとんど見ていないのです。送りっ放しです。放送局みたいなもんです(笑)。

 フェイスブックはいつも、衣川先生がコメントを寄せてくださるので、嬉しくてその返信は書いておりますが、利用するのはその程度です。あと、高校の同窓会のサイトがあるので、そちらは利用してます。

ツイッターは、いまだにハッシュタグって何なのかさっぱり分かりません。新聞、通信、出版、テレビ、ラジオなどの内外マスコミを中心に500以上フォローしていますが、フォローしているだけで、ほとんど全くアプローチしません(笑)。

バルセロナ・グエル邸

 それなのに、つい先日、ツイッターを登録している自分のメールに、「○件の通知が届いています」とあり、「確認する」をクリックすると、「億万の人」とかいうハンドルネームの方が、私のブログのツイートを「いいね」と褒めてくださっていたのです。

 知らない人ですが、若くて美人の写真を見て、ついつい舞い上がって、フラフラっと「フォローする」をクリックしてしまいました。するとどうでしょう。

 5分ほどして、「億万の人」から「早速フォローして下さり有難う御座います。つきましては、1日わずか20分の作業で月に200万円も稼ぐことができるお仕事があります。ご興味ありませんか」と来るのです。「なーんだ、情報商材じゃないか」と独り言を言いました。

バルセロナ・グエル邸

勿論、頭に血が上っていたので、「情報商材」の知識がなければ、すぐ騙されていたかもしれません。日々の修行と研鑽は必要ですねえ。

 やっぱし、私、SNSは放送局に徹します(笑)。

高校の同窓会に参加、まるでシンジケートのようでした(笑)

 昨日は、岸和田先生の「大宮競輪に取材に行くように」との指令に反して、我らが母校・海城高校の同窓会に参加して来ました。

高校の同窓会といっても結構種類がありまして、まずは高校3年時のクラスの同期会のほかに、部活の同窓会、地方や海外の支部会、それに業種別の同窓会まであります。ここ数年前から、急に発足しました。

昨日は、私は、所属する業種別のメディア分科会に参加して来ました。2年後の高校同窓会「海原会」(徳光和夫会長)創立100周年に向けた今年の活動方針などを決める総会が終わった後、学園内のカフェテリアで、士業・医業分科会との合同懇親会がありました。

我が母校は、結構優秀な人材を社会に輩出しているようで、やくざな(笑)メディア界のほかに、医者や弁護士、公認会計士等になった方も多くいたというわけです。

海城高校がある新大久保駅周辺は、すっかり変わってしまいました

当然のことながら、同窓会の参加者は、社会的に成功したか、健康に恵まれた元気な人ばかりでした。海城高校は明治24年(1891年)創立で、相当な数の卒業生を輩出しておりますが、同窓会に参加する人、できる人は、そのうちの10%未満でしょう。

メディア会には、昭和20年卒で、旺文社の重役を務めた91歳になるUさんがおりますが、さすが御高齢のため、今年は参加されませんでした。いずれにせよ、同窓会は親子以上年の離れた卒業生が、ただただ、同じ学園の卒業生という大義名分だけで参加するわけですから、実に壮観なものです。しかも、同窓生ということだけで、初対面でもすぐお互いに溶け込んで、信頼関係まで生まれるということは不思議を超えて、奇跡に近いような気がしました。

私の場合、社会的に成功したわけではないので、同窓会への参加は躊躇っておりましたが、健康を回復したので、参加することにしました。特に、定年退職したり、仕事を辞めたりすると、途端に社会との接点がなくなってしまうからです。

 ということで、昨日は参加して本当によかったと思います。極秘の機密情報を仕入れることができたからです(笑)。大袈裟ですが、機密情報ですので、「触り」しかお伝えできませんが、それはオリンピック不況にどう対処するか、という問題です。1964年の東京五輪の翌年、日本は「昭和40年不況」と呼ばれる大不況に見舞われました。山一証券が赤字になって日銀から特融を受けたり、サンウエーブや日本特殊鋼などが倒産したりしました。

海城高校近くにロッテの工場があったのですが、売却され、広大な工場跡地は住宅展示場になってました

となると、2020年の東京パラリンピック・オリンピックが終わった翌年は、1965年どころでない大不況が襲ってくるというのです。これは大手広告代理店に勤務した後、独立して起業しているX先輩らの「推測」ですから、必ずしも当たるとは限りませんが、根拠のない推測ではないことは確かです。

その最大の要因は、少子高齢化による人口減と経済成長の鈍化にあるようです。1980年代のバブルや「ジャパン・アズ・ナンバーワン」など遠い大昔の話で、今や、日本は世界的にほとんど相手にされていないというのです。

 X氏は今でも早朝4時に起床して、ワールドニュースを見たりして世界の最新情報を収集しているそうです。広告代理店の人は、新聞記者以上に情報収集に熱心だったんですね。

さて、来る日本の大不況に対して、どう対処したらいいのか?

そこで、海外に目を向けているのが、東南アジアの某国に広告代理店の現地法人を設立しているK氏です。極秘情報(笑)なので、「某国」としか書けませんが、その国に進出している海外の企業人は、日本が3000人なら、韓国は3万人、中国は何と30万人だというのです。これでは、日本が勝てるわけありません。「某国」は、ここ5年間、経済成長率が6~7%と続き、平均年齢は29歳で、日本の高度成長期と同じようにまだまだ伸びる可能性があります。

 それなのに、日本のマスコミは取材が足りないのか、わざと、大衆に真実を隠しているのか、テレビで報道されることは、「政府開発援助をした」とか、「学校を建ててあげた」などといった最貧国のイメージばかり。実態は、首都では、ベンツやレクサスなど海外の高級車が日本以上に走っており、高級マンションも売れているといいます。

K氏は、日本の大手広告代理店が進出していない空隙をぬって、早々と代理店を設立したため、某国を知る第一人者としてコンサルティング業務まで行い、地方自治体から引く手あまてだといいます。何しろ、ジェトロのデータ収集までしているといいますから。厚生労働省もびっくりです。

K氏が某国に興味を持ったのは、面白いことに高校の同窓会会報で、後輩のY氏の存在を知ったからだというのです。Y氏は、大学在学中から23年間も某国に住んでいて、現地で結婚し、不動産業などを営み、今では政府高官とも昵懇の中で、今では現地日本人会の顔役だといいます。

会報を読んだK氏は、Y氏とコンタクトを取って、某国に進出してから、Y氏に次ぐぐらいの現地の顔役になったわけです。昨日、私は、そのK氏から、ビジネスチャンスになるような話を伺ったので、情報はこうしてインナーサークルの中で交換されるものだと再認識しました(笑)。

つまり、同窓会とはサロンのような、シンジケートのような気がしたわけです。 

何かおかしい最近のNHK

 最近のNHKの報道や番組に接していると、どうも違和感を覚えてしまいます。

 例えば、看板のニュース。しかも夜の7時のニュースともなると、ゴールデンタイムの中の最高の時間で、国民の多くが注目しています。庶民だけでなく、政治家も官僚も財界の大物も見るのではないでしょうか。影響力は国内外とも絶大です。

 その夜7時のニュースで、先日、ドラマ「家政婦が見た」で有名な女優が亡くなったということで、トップニュースだったことには驚きました。民放なら分かりますが、天下のNHKですからね。独断と偏見かもしれませんが、もっと他にに重大ニュースがあったはずです。

バルセロナ

 最近では、徴用工問題や韓国・駆逐艦による火器管制レーダーを照射問題などで、日韓関係がぎくしゃくし、尖閣諸島や太平洋進出を図る中国の覇権主義などを巡って日中関係も暗澹としてます。でも、ほとんどの日本国民は、竹島にも尖閣諸島にも行ったことがなく、「紛争状態」もほとんど報道を通して知るのです。

 ですから、NHKの報道を見ていると、相手国のあまりにもの大胆不敵な国際法違反ぶりを煽れ、恐らく、そんなニュースを見せつけられた国民の9割は「嫌韓」「嫌中」になってしまうはずです。NHKの予算は、国会で承認されることが義務付けられているので、どうしても政府寄りの報道になることは致し方ないかもしれませんが、今の報道ぶりは、まるで政府の宣撫機関か煽動機関に見えてしまいます。寝た子を起こすように、国民を煽っています。

バルセロナ・グエル邸

 そう言えば、NHKが最近、中国の良い所、韓国の素晴らしいことを報道しましたか?大抵、嫌悪を催すようなネガティブなニュースばかりでしたよ。こんなことでは、弾けた輩から「征韓論」が出てくるのではないかと危惧してしまいます。


バルセロナ・グエル邸

 もう一つ、エンターテインメント番組も、昔の方がもう少し品があったと思います。決して悪いというわけではありませんが、イケメンのジャニーズ系タレントや、個人的に嫌いなお笑いコンビばかり採用し、民放に任せればいいものを、「勘弁してほしい」と思ってしまいます。NHKは、「お高くとまっている」と批判されても、あくまでも言葉遣いが丁寧で、綺麗な日本語を使い、もっと上品であるべきです。

私自身はかつて、芸能担当記者をやっていたことがあるので、裏事情には精通しております。芸能番組を制作するには、ジャニーズ、吉本興業、ホリプロ、アップフロント、バーニング、ケイダッシュ、田辺エージェンシー、渡辺プロ、太田プロ、新栄プロ、東宝芸能、松竹芸能など大手芸能プロダクションの力を借りなくてはできず、タレントもこれら大手事務所に所属していなければ、仕事さえ回してもらえない業界の掟があることも知っております。何で、こんなタレントがテレビに出てくるのかと勘ぐれば、「それは○○事務所に所属しているから」という理由で分かります。ま、これ以上は茲では書きませんが(笑)。


バルセロナ・グエル邸

 特に私は、むしろテレビよりラジオを聴くのですが、今放送されているNHKのニュース以外の娯楽番組はほとんど付いていけません。年のせいか、安心して聴けるのは、「ラジオ深夜便」なのですが、最近疲れてそんな夜中まで起きてませんからね(笑)。

「皆さまのNHK」を自称するなら、少しは庶民の声に耳を傾けてほしいものです。ま、無理でしょうかねえ。。。

弘兼憲史著「60歳からの手ぶら人生」

 弘兼憲史著「60歳からの手ぶら人生」(海竜社・2016年11月25日初版)を読了しました。この本は買ったわけではなく、地方税を支払っている(笑)地元図書館で借りたものです。予約したのは、初版が出た頃でしたが、借りたい人が異様に多くて、私の順番は675番目でした。

 ということで、私の借りる順番が回ってくるのに、2年2カ月もかかったわけです。でも、2時間ぐらいですぐ読んでしまいました。

バルセロナ・サグラダファミリア教会

 実は私は、著者が有名な「課長 島耕作」を書いた漫画家だということはよく知ってますが、彼の漫画は1ページも読んだことはありません。失礼! でも、小学生から中学生にかけてはよく漫画は読んでましたが、高校性になってから漫画は卒業してあまり読まなくなっただけなのです。

 さて、この本を予約して、私も2歳も年を取ってしまったので、「60歳からの」では、もう手遅れになってしまいました(笑)。著者は、どうも、58歳か59歳の男性読者を想定して書いているふしがあるからです。それは、読めばすぐ分かります。

 全編を通して、簡単に要約すると、60歳になれば、少しずつ「身辺整理」して、身軽になるべきだ、ということになるかもしれません。弘兼氏は「持ち物を半分にしよう」運動を提唱しているらしいのですが、そんなモノだけでなく、付き合う友人など人間関係も徐々に減らしていったらどうか、と提案するのです。

 平易な文章なので、彼の言いたいことはよく分かります。この本を書いていた時の著者の年齢は69歳でしたから、少し人生の先輩として後輩にアドバイスする感じです。

 弘兼さんといえば、功成り名を遂げた人で、日本人なら知らない人はいないぐらい有名人ですが、「延命治療はしたくない」とか「子孫に財産は残さず使い切りたい」などと、結構、日々冷静に物事を考え抜いている人だと分かります。有名人だろうが、お金を沢山持っていようが、人は皆、必ず死ぬわけで、時間はどんな人にも平等に与えられているので、生きているうちに、思いっきり自分のやりたいことをやるべきだと主張します。著者自身は、自分でも「典型的なB型人間」で、楽観的でマイペースだというので、これらの主張は非常に前向きな感じがします。

バルセロナ・サグラダファミリア教会

 この本の中で著者が提唱する全てをやるつもりはありませんが、参考になりました。例えば、私も仕事などでかなりの人の名刺が溜まっていて、なかなか捨てられなかったのですが、「顔を思い出せないような人の名刺は捨てるべきだ」という彼のアドバイスは納得しました。

 また、男は、現役時代は「給料を運んでくる」役割がありましたが、「定年後の男の価値はゼロになる」ことを自覚して、男も積極的に家事や料理をするべきだと提案しております。村民2号、いや、奥さんともなるべく一緒にいないようにして、お互いに距離を置くことも夫婦円満の秘訣なんだそうですよ。

 奥さんからみても、子どもが独立して、やっと鬱陶しい旦那から解放されれば万々歳です。あとは楽しい綾小路きみまろのライブショーにでも行って、大笑いすることができます。めでたし、めでたしです。

 私も、まずは、体力、気力があるうちに、身辺整理から始めて、今年はすっきりしてみようかなと思っています。

保険会社には失望しました

こんにちは。渓流斎さんの友人の矢野善兵衛です。

バブル絶頂の頃、保険の外交員さんに勧められて、「年金型団体保険」に加入しました。この保険は、受取人が60歳になってから10年間、年金を受け取れるという、まさに保険というより年金です。その代わり、事故に遭っても入院・治療費が出なければ、死亡しても割り増し料金が出るわけではない変わった保険でした。利率としては、今では考えられないほど高くてお得で、今はもうあり得ないでしょう。ちなみに、バブルがはじける直前の1991年の郵便貯金の金利は3.22%もありましたからね。現在は、0.001%ですよ!それに、30年前でしたら、定年退職年齢は55歳だったと思います。

毎月1万数千円が会社の給与から天引きされて30年。やっと、来月満期になって「年金」が貰えることになりました。しかし、先方から通知が来ません。

バルセロナ・サグラダ・ファミリア教会

仕方がないのでこちらから連絡すると、保険会社は「もう半年前に書類を送ってあるはず。そこには、年金を一括年払いにするか、毎月払いにするか選択する項目があり、振込先の銀行口座を書く欄もある。その書類を返送して頂かなければ、年金はお支払いできかねます」と脅迫めいたことを言うのです。

 えーーー!!!ですよ。そんな重要書類なんか、届いてませんよ。いくらボケていても、そんな重要書類、来てたら忘れるわけありませんし、まさか捨てるわけもありません。

結局、「送った」、いや「届いていない」の不毛の水掛論となり、とにかく、もう一回、その手続きをするから、と伝えたところ、今度は「担当は御自宅近くの地元の者が対応するので、そちらに電話してください」と言うのです。


バルセロナ・サグラダ・ファミリア教会

普段は、こちらが全く用がないのに、向こう(東京本社)は「生存確認」のために、「住所とお名前の確認をしたいのでお時間ください」と面会を強要するくせに、いざ、肝心な「支払い」の時期になると、ダンマリを決め込むなんて…。「満期になったカモは、もう用なし」ということでしょうか。ちょっと酷いですねえ。

そもそも、保険会社って信用できたもんじゃありません。世の中、そんなに重大な事故や事件が起きるわけではなく、たまに起きるから新聞やテレビが大騒ぎするだけです。それに、人間は渋といですから、なかなか死なない(笑)。海外旅行に行けば、必ず、保険に入るよう強要されますが、1週間の補償で1万5000円から3万円も徴収。無事に帰国すれば、掛け捨てなので、当然のことながら全額没収(苦笑)ですよ。

失礼ですけど、これでは、確率を計算すれば、保険会社はボロ儲けですね。それに、保険支払いの4割は、最初から保険会社の人件費等に使われ、運用される金額はわずか6割だという事実もあります。他人のふんどしで相撲を取って、保険会社は無傷で儲けだけが膨らむケースが多くあるようです。

 そこで、有り余ったお金をどうするかと言えば、駅前超一等地にでっかいビルを建てて、家賃収入を図る不動産業に転身です。昔、「投げる不動産屋」という言葉が流行りましたが(えっ?知らない?)、この伝でいけば、「保険もする不動産屋」です。そもそも、株に投資したり、為替で大儲けしたりする機関投資家というのは、保険会社も入りますからね。


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ということで、地元の担当者が自宅に来て、間に合って、手続きすることができました。でも、詳しく話を聞くと、年金一括払いと、毎年払い(10年間)のどちらかを選択するようで、契約上、一括払いにすると、毎年払いの総計の8割になってしまうというのです。

 これまた、勘繰れば凄い話ですね。受取人が、10年間生き延びず途中で死んでしまったら、年金を払わずに済むわけですからね。例えば、年金が10年間の総額でで500万円だとすると、1年で死んでしまったら、保険会社は50万円支払えばそれで済んでしまうわけです。一括払いを顧客が希望すれば、500万円×8割=400万円支払うだけで済み、最初から100万円は丸儲けです。

 いずれにせよ、この保険商品を作った人の頭脳明晰さには感服してしまいました。

【追記】

 少し訂正させて頂きます。この年金保険は、途中で受取人が死亡した場合、「受取代行人」なるを指名することができ、10年間は引き続き、満額支払うことになっているそうでした。失礼致しました。ということで、小生の間違いはそのまま残しておきます(苦笑)。