Apple ID は確実に漏洩してます

また、来ましたよ。フィッシングメールが。以下の文面です。

親愛な abcd123@ezweb.ne.jp

あなたのアカウントは、疑わしい場所から最近アクセスされました。

ログインの詳細:

日付: 2018年12月17日
オペレーティングシステム : iPhone 7
ロケーション : China

24時間以内にこのメッセージを確認するまで、お客様のアカウントは保護されます。 

指定された締め切りまでこのメッセージを確認しないと、あなたのアカウントは永久にロックされます。ログインボタンをクリックしてアカウントを確認してください。 

スペイン・サラゴサ

えー??また、中国から不正アクセスなの!?

焦りました。

24時間以内にログインしないと、「永久にロックされる」とあったからです。今晩は大事な人とお会いする約束をしていたので、今すぐ処理しなければなりません。

差出人は、Apple 。正真正銘のロゴマーク付きです。下の方には、問い合わせ先の電話番号(Apple サービスセンター)があり、かけると本当の番号で、しっかりサービスセンターに繋がりました。

でも、いけない!「オレオレ詐欺」に引っかかるところでした。

スペイン・サラゴサ

Apple サービスセンターに電話が繋がるまで、10分以上待たされました。

その間、ITに詳しい石田先生に以前教えられた通り、このメールを自分の他のメールアドレスに転送してみました。差出人がApple しか読めなかったのが、転送してみると、差出人の本当のメールアドレスが浮かび上がってきました。あえて公開します。


差出人: АρρIe <daDIKTiLpaJ@6plqieu84j.com>

何だ!Apple のAの文字も入ってない!これは偽物だ!

Apple サービスセンターのオペレーターさんは「最近、手が込んでいて、態とApple の文字を入れたメールアドレスにして、偽メールを送ってきますから気を付けて下さい。Apple からは、そのような『永久にロックする』というようなメールを送ることはありませんから」と言うではありませんか。

危ないところでした。犯人は、ログインしたパスワードを盗み読み、クレジットカードの番号や銀行口座の番号を察知することでしょう。

でも、残念でした。こういうことがあるので、私は、お財布携帯も、何とかpayもやりませんから!「スマホをかざすだけ」というのは本当に便利ですが、落とし穴があります。

全財産をスマホに預けるマネなどとてもできませんね。

スペイン・サラゴサ

【結論】

Apple ID は確実に漏洩してます。ハッカーにとっては、簡単に盗みやすい脆弱性があります。ただし、パスワードまでは盗めないのでしょう。犯人はログインさせて盗む魂胆です。ですから、このような怪しいサイトやメールを送りつけて来たら、皆さんも絶対にログインせず、直ちに削除してください。

焦ると、オレオレ詐欺に引っかかってしまいます。皆さんも気をつけてくださいね。

「ビンボーでも楽しい定年後」は、かゆいところに手が届く本

 獨協大学教授森永卓郎著「ビンボーでも楽しい定年後」(中公新書ラクレ、2018年10月10日初版)は、随分、あからさまなタイトルだと思いつつ、ついつい読んでしまいました。

 著者は大学教授だったという肩書きを今回初めて知りましたが(笑)、テレビに出て、走ったり、痩せたり、タレント活動もなさっている有名人で、いじられ役のようなキャラクターのため、どこか、信用できるかどうか不安な面がありました。でも、この本を読むと「庶民的な感覚」の「下から目線」でしたので、ご同輩の皆様には大いに参考になるかもしれません。

 私は斜に構えて物事を見る癖があるのですが、著者の飾らない性格で、何でも告白してしまう態度には共感してしまいました。例えば、彼には埼玉県所沢市の自宅近くに「B宝館」と称する、趣味で集めた12万点のミニカーやグリコのおまけなどを集めた展示館があるそうですが、収集に掛かった総額は何と3000万円!(その前に中古ビルを買い取り、内装にかけたお金が1億8000万円!) でも、コレクションをテレビ番組の中で鑑定してもらったら、200万~400万円の価値にしかならなかったそうです。

 まあ、私には全く興味がない御本人の趣味ですから、何とも言えませんが、わざわざテレビに露出して、10年間休みなく働き、自分のプライバシーを犠牲にしてまで稼いだお金が、10分の1になってしまうとは、これは同情するしかありませんね。

 新書ですから、新聞を読んでも分からなかったり、浅く書いてあることでも、突っ込んで、深堀してくれるので有難いです。例えば「マクロ経済スライド」なんて言われると、何だか、素晴らしい言葉で、物価が上がると年金も増えるものと勘違いしていたら、全く逆で、これからの「人生100年時代」。平均寿命が伸びて、年給受給者が増えて行くので、それに合わせて、年給支給額を減らしていきましょう、という誠にお上に都合の良い政策でした。「長生きせずに、さっさと早く死ね」と奨励しているようなものですね。

 著者の森永氏は61歳で、学生時代の同期は定年になってますが、ほぼ全員、定年後も働き続けているといいます(例外は一人だけ)。この年代は63歳からしか年金が降りないからです。でも、定年後の年収は、現役時代の2分の1か3分の1に大幅に減っている、と書きます。

 ちょっと、待ってください。あたしなんか、2分の1や3分の1どころか、8分の1ですよ!  ポテトチップスみたいなもんです(苦笑)。森永氏は、最高学府を出た方なので、同期の方は、大企業か、国家公務員の方が多いのではないでしょうか。現実の庶民の世界は、現役の8分の1だと公開しておきます。

森永先生の取材が足りないだけかもしれません。

スペイン・マドリード

 もう一つ、昨日のこのブログで、スマホのiPhoneの最新最高機種XSをかなりの高額で買い求めたことを皆様にご報告しました。端末が高額なら、毎月の通信料も約7000円と高額です。小生の場合は、まだiPad との契約があるので、毎月約9000円は払っているのです。

 そしたら、この本を読んだら、著書は「格安スマホで十分」とお勧めしているのです。森永氏は、試しに楽天モバイルのベーシックプランを契約したところ、月額がわずか1250円の負担で済んだというのです。まるでガラケー並みの安さです(通話は30秒当たり20円)。ただし、データ通信速度は、200kpbsと通常のスマホの1000分の1で、動画向きではないそうです。彼はメールとネットを見るぐらいなので、それで十分なのですが、どうしても動画が見たい人向きは、2GBまでの高速通信と10分以内の国内通話かけ放題のスーパーホーダイ・プランの2年契約で、それでも月額1980円なんだそうです。(数字は、この本に書いているものを写しただけで、最新情報は御自分で調べてください)

 楽天モバイルのスマホそのものの端末機種にどんなものがあるのか、それに代金はいくらなのか、といったことは書いてませんでしたが、「維持費」である通信費が、小生の5分の1で済んでしまいます。

 なあんだ、知らなかった…。早く言ってよ!!

マドリードからサラゴサへ

米中貿易戦争は5G通信の覇権争いに

日本のマスコミは、米国に関してはトランプ大統領ばかり追ってますが、その縁の下を支えているペンス副大統領の「威力」は、意外と知られていません。ホワイトハウスの閣僚が次々とクビを切られている中、恐らくトランプ大統領が最も信頼する腹心であり、ペンス副大統領の影響力は想像以上のものがあることでしょう。

 というのは、最近の米中貿易摩擦から貿易戦争に発展し、そして、中国の「国策企業」華為技術の副社長が逮捕(保釈)される中、ペンス副大統領が10月4日に米ワシントンのハドソン研究所で行った演説が、その逮捕の端緒というか、背景にあり今後の米国の対中戦略の核心をかなりついていたからです。

 遅まきながら、先々週に演説全文を取り寄せて読んでみましたが、恐らくスピーチライターが書いたのでしょうが、分かりやすいですね。はっきり言って、米中協調ではなく、これは「対中国封じ込め政策」でした。

スペイン・マドリード

 演説は、米中間の貿易問題を始め、太平洋・東シナ海における軍事戦略、それに、中国における人権問題にまで及びます。なるほど、今の米国は中国に対して、こんな風に考え、とらえ、みなしているのかということがよく分かります。

 特に人権問題に関しては、宗教とからめて、中国共産党政権は、キリスト教徒の地下組織を弾圧し、仏教徒のチベットとイスラム教徒のウイグル族を迫害していると非難するのです。

 この演説で新聞でも話題になった「債務の罠」にも触れています。中国が数年前から推進しているシルクロード経済圏構想「一帯一路」のおかげで、スリランカ政府が、借金が返せなくなる債務の罠に陥って、南部ハンバントタ港を99年間の長期貸与せざるを得なくなった事案に触れて、ペンス副大統領は「中国は軍港として利用するためだった」と、これまた批判しています。

 こういう「思想背景」があるわけですから、米中貿易摩擦は、一触即発の戦争状態といっても過言ではないでしょう。ちなみに、ペンス氏が演説したハドソン研究所は、保守系シンクタンクで、あの著名な未来学者のハーマン・カーン(1922~83)が設立。対中国強硬路線派で、またまた、「あの」と書きますが、元NHKの日高義樹氏が首席研究員だということです。

スペイン・マドリード

 もう一方の華為技術の副社長逮捕事件の背景については、色々と報道されていますが、次世代移動通信「5G」の覇権争いがあることは間違いありませんね。

中国は2015年以降の3年間で35万カ所の通信基地を新設しましたが、米国はわずか3万カ所と大きく出遅れて、焦りがあったのでしょう。華為技術の創業者が人民解放軍出身で、国家プロジェクトであることから、米国が「安全保障上の脅威」と主張するのも頷けます。

ただ、スノーデン氏が告発したように、Gmailを始め、個人情報を米国当局がいつでも好きな時に、防諜、盗聴、盗み読みすることがてぎるシステムになっており、また、いつもの「米国の論理」の側面があることは確かなので、少し差し引いて考えなければなりません。

ゴールドに取り付かれたおじさまたち

 私は富裕層ですから、お金が有り余ってしょうがありません。(と、一度ぐらい大法螺を吹かしてください!)

 そこで、広島の菅原先生にご相談したところ、「そりゃ、金(ゴールド)だよ。今、株なんか、ボラティリティが高くて、危なっかしくて、やっちゃられないよ。中国とアメリカが喧嘩しているから、そのうち、日経平均なんか、2万円切るんじゃないか。金、金だよ」と仰るではありませんか。

 私は、投資に関しては、これまで、数々の失敗をこいてますから、二の足を踏んでしまいます。特に、金の延べ棒なんて、映画の「マルサの女」で見たぐらいで、本物なんか見たことがありません。それに、買い方も、何処に行けばいいのか、幾らぐらいなのかも、さっぱり見当もつきません。

スペイン・マドリード

 「今は、4900円から5000円ぐらいだけど、前は、1300円だったんだよ。だから、恐い姐さんに怒られたもんだよ。『何で、売っちゃったの』って。今持っとけりゃなあ。。。何、買い方が分からない?そんなのT貴金属店にでも行けばいいんだよ。向こうは客商売だから、ぱっと見繕ってくれるよ。金だよ、金。これからは金の時代だよ」と江戸っ子のような口調です。

 そもそも、5000円だの、1300円だのと言われても何の単位かも分かりません。そこで、色々調べたところ、1g当たりの相場価格だということが分かりました。1g=5000円なら、1kg=500万円、500g=250万円、100g=50万円ということになります。私は超富裕層ですから、50万円ぐらいは何とかなります(笑)。

 そこで、昼休み、職場から近い銀座1丁目にあるT貴金属店に資料をもらいに馳せ参じてみました。行かれた方は御存知のように、1階は、金の延べ棒が展示されているわけではなく、ジュエリー・コーナーでした。ガードーマンが、皆さんのような(笑)怪しい人が来ないかどうか目を光らせておりました。

 出入り口近くにとても化粧の濃い60歳代と思われる女性がいたので、「こちらに、カタログかパンフレットのようなもの、ありますか」と声を掛けたところ、「何のカタログですか」というので、「地金やコインなんかのです」と応えると、すぐ出してくれました。でも、彼女は、ジュエリー担当なので、それでは満足せず、「ジュエリーの方はいかがですか」と勧めてくるのです。

 こちらとしては、今差し迫って必要があるものではないので、「いえ」とお断りしたところ、「贈り物にでも」と食い下がってくるので、「僕はもう『終わった人』ですから」と謙遜を込めて冗談を言ってみました。

 するとどうでしょう。彼女は「ああ、そうですねえ」と妙に納得して、引き下がってしまったのです。こちらの冗談を真に受けたというより、「確かに、お前さんにはプレゼントするような相手もいないだろうよ」という確信に満ちた表情だったのです。

 頭きましたねえ(笑)。普通、客商売なら、嘘でもいいから、「そんなことありませんよ」と、否定するものですよ!もう、厚化粧のおばはんの影響で、これから金は値下がりするかもしれませんし(失礼!)、ゴールドもコインも、買うのどうしようかなあ、と思ってしまいました。

「次の質問どうぞ」事件、河野太郎外相は国民をなめ切っている

 昨日のブログで、賢明なる読者諸兄姉の皆様方にご意見を求めたところ、早速、傾聴に値する貴重なご意見を賜りました。

スペイン・マドリード

渓流斎さん初めまして。「マスコミのマスコミ社」の戸塚誠と申します。

 最近の渓流斎ブログは、「フランス」とか、「小津」とか、「タモリ」とか、あれこれ書かれていますが、何か足りないのですね(笑)。淡々と、書かれていて「怒り」とか「不満」とか「恨み」とか情念、感情がほとばしっていないのです。もっと、世の中の不満を拾い上げ、ブログでぶちまけないといけません。

(ははあ、そういうもんですか)

スペイン・マドリード 旧市街発祥地

 何しろ、今の世の中、世間は政治に対して不満、批判が渦巻いているのですからね。消費税は上がるわ、物価は上昇しだして読売新聞も購読料を上げると宣言しました。朝日新聞も早晩、値上げしますね。談合批判するマスコミが談合しているんですから酷いものです。

 そんな中、12月13日付産経新聞、毎日新聞が社説で、14日付朝日新聞のメディア欄でも河野太郎外相の記者会見での「次の質問どうぞ」批判をしていますね。これまた実に酷い話で、河野太郎は何様だ、と思っているんでしょうか、度し難いです。

 外務省の記者クラブは、大臣会見のボイコットしてもおかしくありません。もともと、河野太郎を「リベラル」とかなんとか持ち上げてきたのが新聞、テレビなどの既存マスコミだったのです。外務大臣になってからは「専用機が欲しい」とか、成果もないのにやたらと国費を使って海外旅行に出かけ、戦後最低の外相です。

 安倍晋三首相と同じで、祖父、親父の票田を、使って当選できただけの世襲三代目の○○議員です。(注:渓流斎により伏字)

スペイン・マドリードにて

 こんな三代目に投票する平塚、茅ケ崎市などの衆院神奈川15区の有権者は何を考えているんですかね。これでは、封建時代の領主と下人の関係です(笑)。13日付の「日刊ゲンダイ」が「政治資金でいきなりステーキ」疑惑を書いていますが、河野太郎事務所の政治資金報告書(2015年~17年分)を精査したら、”外食三昧”だったということです。イタリアン「ボンマルシェ築地店」24万円(2017年8月30日付)、「いきなりステーキ赤坂通り店1万2490円(11月26日付)、神奈川・平塚の寿司店「たかやま」2万7648円などなど、食事代がやたらと目立つと報じています。すべて「事務所費」で支払われているということです。

(あら、平塚の有権者がおこぼれに預かっているということでしょうか)

本来、「事務所費」とは家賃、電話代ぐらいがせいぜいで、来客に出すお茶代程度が該当するわけで、「数万円もする飲食費に使われるのは筋としておかしい」と識者も指摘しています。菅官房長官は同じ神奈川県の選出議員であることもあってか、河野太郎外相の「次の質問どうぞ」の記者会見の対応を「それぞれ大臣の考えもあるでしょうから」と容認していますが、これが安倍政権の傲慢不遜な実態なのです。以上 

 あら、渓流斎ブログの感想かと思ったら、それは少しで、河野外相批判が仰りたかったようです。

 確かに、三代目の若殿は、記者たちの後ろに民主主義の国民が控えていることを、そして、税金を払ってまで働かせている大臣の一挙手一投足を見ていることを、よもや知らないわけはないでしょう。「確信的」にやっているとしたら、それは罪であり、国民をなめ切っていますね、戸塚さん。

フランスは燃えているか?

 フランスが燃えていますね。パリで大規模な「黄色ベスト」抗議デモが行われたかと思ったら、11日夜には、東部ストラスブールでのクリスマス・マーケットで、イスラム過激派によるテロと見られる発砲事件があり、少なくとも4人が死亡、十数人が重軽傷を負ったといいます。29歳の犯人はまだ逃走中だとか。

 日ごろ、米国と中国と韓国の話題しか大きく報道しない日本のマスコミも少しはフランスの異変を報道し始めましたねえ。

 何しろ、国王をギロチンにかけてしまう国民性です。さすがに、マクロン大統領も身の危険を感じたのか、最低賃金引き上げや残業代やボーナスなどの非課税を打ち出すなど大幅な譲歩を強いられました。

 正当な抗議活動をせず、お上に唯々諾々と従う子羊のような日本国民とフランス人とはえらい違いです。

スペイン・マドリード

 私自身は、たまたま学生時代にフランス語を専攻してしまったので、好むと好まざるとに関わらず、フランスの動向は気になります。戦後の米国一辺倒の日本政府の方針に嫌気がさした「アンチ巨人」みたいなものです(笑)。だから、別にフランスでなくても、ドイツでもイタリアでもスペインでも構わないのですが、何と言っても、フランスの歴史や思想や文学からは学べることが大きいのです。

 特に、19世紀が好きですね。ナポレオンの帝政から共和政になったり、王政復古したり、再び帝政が復活したり、また共和政になったり、政治体制がひっきりなしに変わるからです。スタンダール、バルザック、ユーゴー、フロベール、ゾラ…仏文学の全盛期です。

 右翼、左翼といった定義も、フランス革命後の国民議会で、議長席から見て、右に座ったか、左に座ったかの違いだったことはよく知られています。人権思想も、仏革命後の「人権宣言」が世界史的にも大いに寄与していることでしょう。つまり、フランスの動向は、昔も今も無視できないということを言いたかっただけですが。

スペイン・マドリード

で、フランス人がつくったか、具現化した政治体制を冷静に見てみますと、学校で教えられたり、マスコミで吹き込まれている知識は、かなり独断と偏見に満ちていることが分かります。

 例えば、「帝国主義」的というと、まるで悪の権化みたいです。つまり、侵略主義的といいますか、植民地主義的といいますか、他国を武力で屈服させて、従わせるイメージがあります。でも、フランスの場合、アルジェリア、チュニジアなどの北アフリカやベトナム、カンボジアなどのインドシナなどを侵略して植民地にしたのは、第3共和政(1870~1940)ですからね。意外にも、人民が統治する共和政なんですよ。

 王政も、国王を処刑してしまうほど最悪の政治体制なら、なぜ、今でも多くの国が王政を採用しているのでしょうか。先進国といわれる欧州のスペインもスウェーデンもオランダもデンマークも王国です。あ、そう言えば、サウジアラビアやクウェートなど中東は絶対王政の国でした。

スペイン・マドリード

 もう一つ。多くの人は植民地主義は既に過去のもので、「近代化」されて終わったものだと誤解している人が多いのですが、今でも現役バリバリです(笑)。

 11月に仏領ニューカレドニア(本当はヌーベル・カレドニー)で行われた独立を問う住民投票で、「残留派」が多数を占め、結局、住民はフランスの植民地に甘んじることを受け入れたわけです。島民の本当の気持ちは分かりませんが、今でも島民がフランス本国からの苛烈な税と重労働で虐げられているとしたら、暴動が起きて、独立派が多数を占めたのかもしれません。いや、内情は正確には分かりません。単に独立派が負けただけかもしれませんが。

 昨年9月にカリブ海を大型ハリケーン「イルマ」が襲来して、付近の海域の島々に甚大な被害を及ぼしました。日本では、ベタ扱いでしたが、フランスのテレビはトップで「サン・マルタン島」の窮状を連日報道しているので不思議に思っていたら、そこはフランス領だったからでした。今は、植民地とは言わず、海外領土だの海外準県だのと呼んでますが、同じようなもんでしょう。

 色々と勝手な持論を展開しましたが、この際、賢明なる読者諸兄姉の皆様方のご意見をコメントで賜りたいものです。

 えっ?何で、フランスの話をしておきながら、スペインの写真なのかって?

 ええじゃないすか。スペイン旅行の写真、まだ残っていて、使っていないんですから。許してたもれ(笑)。

小津安二郎監督から話は明治維新150年、ファーウェイ、グラバーにまで飛びます

 Copyright par Gen. SousoumeMatouoqua

 今日は2018年12月12日。映画監督小津安二郎の命日です。60歳ので亡くなっています。随分若くして亡くなられていたんですね。1963年ですから、あれからちょうど55年。いまだに熱心なファンがいて、多くの現役監督にも影響を与えている凄い人です。

 私もその一人で、食通と言われた小津が贔屓にしてよく通っていた東京・上野のとんつかつ屋「蓬莱屋」や、こよなく愛した銀座のやきとり屋「伊勢廣」なんかにわざわざ食しに行ったものでした。

スペイン・トレド

 2018年も早いもので、もう終わってしまいますね。そう言えば、今年は「明治維新150年」の節目の年でしたが、何か、派手な国家行事は行われましたっけ?

 薩長土肥では盛大に挙行され、会津と長岡では反対集会が開かれたかもしれませんが、その他の地方は無関心だったのでは?「何それ?」という若者の声が聞こえてきそうです。

 50年前の1968年は「明治100年」。当時の私は紅顔の美少年でしたが、国家行事として盛大に記念式典が開かれたことをよく覚えています。時代は変わったんでしょうか。現首相は長州藩出身を自負しているのですから、何か不思議です。

スペイン・トレド

 でも、江戸幕府=悪で、明治新政府=善といった単純な二元論や、明治維新を境にすっかり世の中が変わったという説は、さすがに最近は見直されてきたようです。江戸幕府は「鎖国」政策を採っていたとはいえ、オランダ、英国、中国から外国の最新情報は熟知しており、幕末には、西周ら優秀な若者をオランダのライデンなどに留学させています。幕僚だった勝海舟も福沢諭吉も咸臨丸で米国に渡っています。

 最近、日本に開国を迫るペリーとの交渉内容を詳細に記した江戸幕府の議事録である「墨夷応接録」の現代語訳(作品社・2592円)が出版されましたが、「武力に屈して開国した」と流布された表面的な解釈は間違いで、幕府側の全権代表である林復斎の腹の据わった外交交渉の手際の良さが克明に描かれています。明治新政府が揶揄するほど、幕閣は無能ではなく、極めて優秀だったのです。

スペイン・トレド

さて、話は少し飛びますが、先日、中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)副会長兼最高財務責任者(CFO)の孟晩舟容疑者(46)が逮捕され、昨日保釈が決定した事件のこと。彼女の容疑の一つが、対イラン制裁逃れを図って、HSBC経由の取引を通じて銀行法に違反したのではないかという報道がありました。

 このHSBCという銀行は、本社がロンドンにある世界トップクラスの金融会社であることは知ってましたが、気になってその沿革を調べてみたら、驚いてしまいました。HSBCというのは「香港上海銀行」の頭文字を取ったもので、1865年に英国植民地下の香港で創業。そして、早くも翌66年には日本支店を横浜に開設していたというのです。1866年とは慶応2年です。日本はまだ江戸時代だったんですよ(笑)。金融企業の外資の許認可権は、当然、江戸幕府にあったことでしょうから、世界貿易や金融取引は、明治になって急に始まったわけではないことが分かります。

 ついでながら、坂本竜馬と縁が深く、長崎に邸宅を構えたトーマス・B・グラバー(1838~1911)。この人は不可解な人物ですよね。世界史の教科書にも載っている東インド会社で、今でもホテル業など世界で幅広く展開しているジャーディン・マセソン商社の長崎代理店員として来日したのが1861年ですから、まだ22歳か23歳の若者です。後に武器商人として暗躍しますが、幕末の混乱期の日本にはビジネスチャンスがあったということでしょう。トランプさんのような「タフ・ニゴシエーター」だったことは間違いないんでしょうが、後ろ盾になっていた大英帝国が凄かったということかもしれません。あ、そう言えば、彼はフリーメンソンの会員だったという説がありますね。

人類を超越しているタモリさん

このブログ《渓流斎日乗》を始めたのは2005年のことですから、もうかれこれ13年も経ちます。

これだけ長く続けられた理由の一つとして、色んな体裁で書けたことです。時には、新聞記事のように、時にはエッセイか小説風、はたまた落語のような台本風、ソクラテスの弁明のような対話風(そんな大それた比較するなってか?)・・・てな感じです。

あまりやらなかったのは、短歌や俳句などの短詩型でした。どうも型にはまったことが嫌いなようです。その代わり、自由詩や川柳なら好きですね。

スペイン・トレド

 臨時国会も終わり、「公共水道外資売却・売国奴法」や「移民容認法」を強行採決した安倍首相は満足げな表情で閉会記者会見に臨んだようですが、今朝の朝日新聞には、辛らつな川柳が載っていました。

 数で押す窒息しそうな民主主義

 んーむ・・・。巧いこと言うもんですね。

 確かに数の論理で勝っている自民・公明与党ですから、最初から国会質問も論争もしなくても、初めから何でもかんでも法案が通ることは分かりきっているのです。野党がいくら抗議しようが、牛歩戦術を取ろうが、最初から決まっているのです。臨時国会なんか開かなくても決まっているのです。与党も野党もポーズを取っているか、演技をしているのに過ぎないのです。そんな気がしてきます。

スペイン・トレド

 民主主義の究極の定義として、英国の政治家ウィンストン・チャーチルの

It has been said that democracy is the worst form of government except all the others that have been tried.(民主主義とは最悪の政治手法と言われている。ただし、かつて試行されたすべて政治手法を除けば。)

 という名言が思い浮かびます。

 チャーチルはノーベル文学賞を獲ったほどの名文家ではありますが、アングロサクソンらしい彼の皮肉を込めた

The inherent vice of capitalism is the unequal sharing of blessings. The inherent virtue of socialism is the equal sharing of miseries.(資本主義の駄目な所は、幸運を不平等に分配してしまうことだ。社会主義の良い所は、不幸を平等に分配してしまうことだ。)

 
が好きですね。本質を突いています。

スペイン・トレド

 所詮、人間は強欲の塊ですから、大なり小なり権力闘争に明け暮れてきたのが人類の歴史ではないでしょうか。王権や帝国主義、植民地主義が蔓延り、今は、「米中貿易戦争」の形で覇権争いは続いています。

 下々の世界では、「公園デビュー」を始め、いじめや学級崩壊、男女差別大学入試、組織内での足の引っ張り合いからパワハラ、セクハラ、モアハラ・・・と、まあ数限りないプチ戦争の応酬です。

これが人類の歴史だと思うと溜息が出ますね。

46億年の地球の歴史の中で、人類の歴史など500万年。文明ができてから、たかだか1万年ぐらいしか歴史がないのに、もう滅亡に向かっているとは、暗澹たる思いがしませんか?

スペイン・トレド

 先日、NHKテレビで放送された「ブラタモリ」で、福井県勝山市にある県立恐竜博物館を取り上げていました。なぜ、ここに恐竜博物館があるのかといいますと、これまで日本の新種の恐竜7種のうち、5種もこの勝山市で発見されているからだそうです。

 そもそも、何で、福井県にそんなに沢山恐竜がいたのかといいますと、恐竜が隆盛だった1億2000万年前は、日本列島と中国大陸は陸続きだったからなんだそうです。それが、だんだん、地殻変動で動いて、2500万年ぐらい前に日本列島は大陸から離れて日本海もできて独立し、恐竜の化石もそのまま残されたというのです。

 何とも雄大、悠久な話です。

スペイン・トレド

 以前は人間のちっぽけさを知るのは宇宙や星座の勉強すればいいと思っていましたが、この番組を見て、地質学や地学にも興味を持つようになりました。

 誰が自己破産して自殺しようが知ったことはないのか、サラ金のCMにもホイホイと出て稼いでいながら、決して強欲には見せない計算高いタモリですが、地質学に関する知識は半端でなく、その博識ぶりには舌を巻きます。

どうも、地質学が好きな人は、人類が誕生する前の1億年、10億年、46億年のスパンで物事を考えているらしく、ちっぽけな人類の歴史なんか超越しているように見えます。タモリを見ていると、「所詮、人間なんて・・・」という態度が垣間見られます。

この人、ほとんどマスコミのインタビューに応じないので、お会いしたことはありませんが、本当に凄い人だと思います。

今も昔も物事の本質は変わらない

久留米の古賀先生です。

迂生がよく行く陋屋の近くの京極湯は、まるで現代の「浮世風呂」です。

昨晩も脱衣場では、珈琲牛乳を飲みながら、辛らつな世評批判が飛び交っておりました。

スペイン・トレド

見るからに70歳は超えながら、まだ後期高齢者にはなっていないと見られる溌剌な隠居老人さん。「アルカリかメルカリか知らんけんど、孫が『じっちゃんに似合う』と、そのアルカリか何かで買ってくれた古着のジャケット。何と、それは、儂が古着屋に売った自分のものだったんだよ。こんな偶然あるか?内側胸ポケットに『松本』と刺繍されていたから、間違いねえ。おい、こんな偶然あるか」と若いもんに話しているのが、聞こえてきました。

その紳士松本さん。続けて「これじゃあ、質屋と変わらんじゃんか。ハイテクやら、ネット通販やら、カッティングエッジとか、横文字使ってハイブロウなことを言っとるが、モノの本質は変わらんってことや。今は、『人材派遣会社』とか気取って言っとるが、昔で言えば、『口入れ屋』だな。京都ではもっとズバリ『口入(くにゅう)』と言っとった。『お手伝いさん』は『女中』や。こんなこと言うと、今では差別主義者だとか、セクハラ、パワハラ、モアハラとかいって、進歩的なリベラリストに糾弾されるが、実態は同じ。本質はちっとも変わらんと儂は思っとるんや。息苦しい世の中になったものだよ」と言いつつ、若いもんに、バスタオルでパタパタと扇がせておりました。

 うーむ。なかなか、うまいことを言う爺さんだなあ、と感心した次第。

スペイン・トレド

 この伝でいきますと、先日国会で、自民党・公明党・日本維新の会による賛成多数で成立した「水道民営化法」は、「公共水道外資売却・売国奴法」というのが本質を突いた名称ですね。「出入国管理法改正法」は「移民容認法」。これまでの6年間、1強多弱で「数の論理」でやりたい放題やってきた安倍政権が成立させた「特定秘密保護法」「安全保障関連法」「改正組織犯罪(共謀罪)処罰法」は、さながら「治安維持法」ということですよ。耳障りの良い名称にはしてますが、本質は、100年前も200年前も大して変わらんということです。共謀罪も大逆罪といえば分かりやすい。

12月7日付の日刊ゲンダイによると、時の安倍政権の黒幕と言われ、「有識者」の名の下で、諮問会議とやらで、自由に都合の良いように法律を改悪する手引きをしているといわれる竹中平蔵氏は、自らが社外取締役を務めるオリックスなどの企業グループに下水道の運営権を25億円で落札させたと言われてます。

 「言論弾圧されるのではないか」と噂されている日刊ゲンダイは「これじゃあ〈すべての怪しい利権は竹中氏に通ず〉ではないか。加計問題でも明らかになったが、安倍首相の取り巻きが「有識者」として政府組織に潜り込んでボロ儲けする国家私物化システムはいい加減、見直すべきだ」と主張してますな。

 まさに、その通りだと思いませんか?賢明なる読者諸兄姉の皆さん。

言論弾圧が始まる?

名古屋の篠田先生です。本当は通称があるのですが、明かしてしまうと、世間の皆さんは吃驚してしまいますので、お控えさせて頂きます。

スペイン・トレド

昨日のこと、子分が、いや、間違えました。ウチの若い社員が、仲間もんの間で、大騒ぎしてたんで、「なんじゃあ」と軽く声を掛けてやったら、どうやらiPhoneの最新機種iPhoneXSを買い換えたらしく、仲間に見せびらかしていたのでした。

 「おまえ、こないだiPhone8を買ったばかりじゃなかったのか?」と儂が問いただしたところ、若いもんが「いえ、親分ねえ、ソフトバンクだったもんで、昨日のシステム障害にはまいちまったんですよ。自分は、親分のお許しを得て、デイトレードをスマホでやっるでしょう。スマホが使えなくなれば死活問題ですわ。そんで、仕方ないので、慌てて、携帯ショップに行って新しい機種を買いにいったんですわ」と言うではありませんか。まあ、大変な時代になったもんです。

スペイン・トレド

 ところで、「水道民営化法」も「外国人・移民労働者拡大法」も強行採決されましたね。こんな暴挙を今になって報道したり、知っていても、これまでほとんど報道しないで、黙認していた既存大手マスコミは毎度のことですが共犯です。

 儂らは「日陰」の身だと自覚していますが、大手マスコミは、自覚もせず、社説などで偉そうなことをいつも言っているのですから呆れかえりますよ。「説教強盗」で、その存在自体が犯罪です。 

 本来はトランプ米大統領が「アメリカ第一!」「保護主義」を言っているのですから、同盟国日本も「日本第一!」「保護主義」を大声で主張しないといけないのに、中国と同じように相も変わらず「自由貿易」「グローバリズム」に共鳴しているのですから、可笑しいですね。大手マスコミも同じです。

スペイン・トレド

この矛盾を、どこのメディア、学者も指摘しないというのは、日本全体が「オレオレ詐欺」に騙されている認知症老人と同じだということです。国賊のような売国奴がこれで儲けてウハウハ美味しい思いをしているのですが、知っていてもそれを暴けない。「日刊ゲンダイ」だけが奮闘していますよ(笑)。そのうち安倍首相が言論弾圧するかもしれませんね。