大スターは代償が大き過ぎる=草刈正雄さんの父親捜し

 毎日、ブログを書き続けることは実に大変です。ので、もしかしたら、毎日、このブログを読み続けてくださる人の方がもっと大変なのではないかと拝察致します。感謝申し上げます。

 さて。14日にNHK総合で放送された「ファミリーヒストリー=俳優・草刈正雄(70)篇」を御覧になりましたか?実に壮絶な話で、涙なしでは見られませんでしたね。恐らく、再放送されることでしょうから、見逃した方は、検索してみてください。

 草刈さんは1952年生まれで、「朝鮮戦争で死んだ」「写真は全て焼き捨てた」と母親から聞かされていた米兵の実父が、実は生きていて、2013年に83歳で亡くなっていたという衝撃な事実が明かされます。草刈さんも全く初めて知る事実だったので、司会者から感想を聞かれても、「言葉が出ませんね…」と涙を流しておられました。

Ginza

 戦後6年間、敗戦国日本は米軍に占領され、米軍兵と日本人女性との間に生まれた「混血児」の多くが親たちに見捨てられた悲しい歴史がありました。そんな混血孤児たちを養護するための施設として、岩崎弥太郎の孫に当たる澤田美喜さんが創設した「エリザベス・サンダース・ホーム」は特に有名です。

 草刈さんの場合、米兵の父親ロバート・トーラーさんは、草刈さんが生まれる前に米国に帰国してしまい、その後、空軍の仕事で西ドイツに渡り、同国で知り合った女性と結婚します。一方の福岡県人の母親は、気丈な人だったため、小倉で仕事を掛け持ちして女手一つで子どもを育てようと決心しますが、時には生活が立ち行かなくなり、何度か心中しようとしたらしいのです。当時は、学校でも「合いの子」と差別されたらしく、草刈さんも戦争の犠牲者と言えなくありません。

 番組では、スタッフが苦労の末にやっとノースカロライナ州に住む草刈さんの伯母に当たるジャネットさん(97)を探し当てます。ジャネットさんは70年前に、草刈さんの母親から米国の自宅に手紙をもらった時は、弟であるロバート・トーラーさんは西独に行っておらず、自身も若くてお金がなく、親子の無事を祈るしかなかったといいます。その事実は誰にも話せず、70年間も自分の心の内に秘めていたといいます。

 結局、番組では草刈さんとジャネットさんは、米ノースカロライナ州の彼女の自宅で再会を果たし、めでたし、めでたしで終わります。だけんども、1日経って、冷静に振り返ってみれば、父親は、日本人女性が妊娠していることを知っていたのに見捨てて帰国し、その後も養育費すら払っていなかったわけですから、それらの事実を省略して随分、美談に仕立て上げられたもんだなあ、という感想に変わりました。

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 草刈さんは、その甘いマスクを生かして、モデルから俳優業にも進出して大スターになりましたが、芸能界で成功することは並大抵のことではありません。いわば、宝くじに当たるようなものなのです。私もかつて、芸能界を広く浅く取材したことがありますが、大スターに限って、その代償として、大借金を抱えるとか、家族に恵まれないとか、差別されて育ったといったような、本人が自覚しているにせよ、しないにせよ、大きな大きな「不幸」を抱えている人が多いという事実に気付かされたことがありました(非常にマイルドに書きました)。

 草刈さんも大スターながら、70年間も父親のことに関して、心の奥底でモヤモヤを抱えて生きてきたことを告白していました。その草刈さん、苦悩したのは父親のことだけでなく、2015年には長男が、23歳の若さで、渋谷区のマンションから転落死されていたことも、この記事を書くに当たって色々と調べていたら初めて知りました。

 やはり、大スターは代償が大き過ぎます。

 

代わりはナンボでもいます

WST National Gallery Copyright par Duc de Matsuoqua

 渡部健(わたなべ・けん)です。よく間違われますが、今、話題沸騰中の渡部建(わたべ・けん)さんではありません。健康の健です。

 コロナ禍の中、世間の皆様には久しぶりに明るい話題を提供してしまいました。特に、15歳も年下の超美人女優と結婚したことから、もてない男たちからの羨望、やっかみ、誹謗中傷、糾弾は、相当なものがありましたが、今回のスキャンダルで、彼らからの皮肉を込めた嘲笑と拍手喝采にはかなり堪えました。

 カイロ大学ではなく、神奈川大学首席卒業を自称していますからね。インテリの皆様からは付け焼き刃のグルメぶりを見抜かれて、それが、単なる、若いお姉ちゃんとお付き合いする方便に過ぎないことまで見破られてしまいました。今回、コロナ禍なのにお持ち帰りまでしまったことで、馬脚をあらわしてしまったわけです。不徳の致すところであり、大変猛省しております。

 それにしても、日本人というのは、他人の不幸は蜜の味で、スキャンダルが大好きですね。おかげで、テレビもラジオもレギュラー番組からの降板を余儀なくされてしまいました。芸能界は弱肉強食の世界ですから、これをチャンスに次々とライバルが後釜を狙っています。一部、相方の「小島だよ」君が代演してくれるのは有難いのですが、他の奴が起用されるのは我慢できません。

 しかし、ディレクターさんからは「余人に代えがたい」なんて言われ続けていましたが、嘘偽りだったんですね。代わりのものなんか、他にもナンボでもいます。あれだけテレビに出まくっていたみのもんたさんの代わりに、今、有吉弘行さんと坂上忍さんが後釜に居座っております。広域任侠団体との交際が発覚して芸能界引退に追い込まれた島田紳助さんの後名跡には、今田耕司さんが襲名し、見事にお株を奪っております。皆、あんな人気者だったみのさんや紳助さんのことを忘れてしまっています。

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 そう、大変失礼ながら、代わりはナンボでもおらすのです。実際、「余人に代えがたい」と閣議決定までして定年延長した東京高検の黒川弘務検事長(当時)でさえ、賭け麻雀という偉業を成し遂げて破門(本当は辞任)に追い込まれましたが、林眞琴・名古屋高検検事長(62)が後任として就任しました。林検事長は7月にも検事総長のポストが予想されています。

 さてはさて、御しやすい黒川高検検事長の検事総長就任を隠密に図りながら、本人の「オウンゴール」で果たせなかった安倍晋三首相は「任命責任を痛感している」「さまざまな批判を国民から頂いている。真摯に反省し、職責を全うしたい」などと、口先ばかりの弁解に終始しています。

 でも、さすがに、今回は国民の堪忍袋の緒が切れたようです。後手後手のコロナ対策、時代遅れのアベノマスク、申請してもなかなか降りない一律10万円と、持続化給付金のよく分からないトンネル法人への業務委託問題等々、問題が山積しながら、来週17日で国会を閉じようとしています。毎日新聞の調査では、安倍内閣支持率が、危険水域の30%を切りました。そうなると、代わりはナンボでもいるのです。石破茂さん、岸田文雄さん辺りが意欲を示しておられるようですが、ちょっとインパクトに欠けますね。毎日マスクを代えて、局長や副知事会見で済ましていいような些末な発表事項までテレビに出まくって、露出度を高めて再選を狙っている「カイロ大学首席卒業」の小池百合子都知事の手口を見習ったらいいのではないかと思います。

山里亮太さん蒼井優さん、ご結婚おめでとうございます!

 最近は、衝撃的な無差別殺人事件や高齢者ドライバーによる交通死亡事故や幼児虐待のニュースばかり聞かされていたので、心がささくれだっておりました。そのせいか、昨日電撃的に発表されたお笑い芸人と美人女優との結婚ニュースは久しぶりに明るい話題を提供してくれました。大変失礼ながら、もてない世の男性諸君に勇気を与えてくれたんじゃないでしょうか(笑)。

  結婚を発表した山ちゃんこと南海キャンディーズ山里亮太(42)さんと女優の蒼井優(33)さんのことです。

 最初このニュースを聞いたとき、多くの人と同じように「えーー!」と思いました。「ありえない」というのが正直な感想です。

 でも、今朝のワイドショーでの2人の会見を仕事として(笑)見ていたら、「お似合いのカップルじゃないかな」と妙に納得しました。芸能界は虚像と実像が複雑に交じり合った世界ですから、実際のところは分かりませんが、派手好きな芸能人とは違って2人とも堅実で、飾らない性格同士だったことには感心しました。

 特に、蒼井さんは、山ちゃんから結婚指輪を贈られようとしたら断って、「それよりいい思い出をつくってください」と頼んだことには驚きました。2人で色んな所を旅行したり、食事したりする方がいいというのです。女優さんなら派手にネックレスや指輪で飾りたがるものですが、感心感心です。もっとも、本当の理由は、彼女は大切な物はすぐなくしてしまうから、ということらしいですが。

 私もしっかり研修してますね。芸能リポーターみたいです(笑)。

 とはいえ、2人は6月3日に入籍しながら、同居していないというのも気になります。(その必要はないか?)蒼井さんも「恋多き女優」として噂が絶えなかった過去があります。男性42歳、女性33歳は「厄年」ですからね。所属事務所は、山ちゃんが「よしもと」、蒼井さんは、ともさかりえでブレイクしたイトーカンパニーですか。よしもとはともかく、イトーカンパニーの沢山の所属タレントは、ともさかさんと蒼井さん以外、私は知りませんけど…。

 いやいや、せっかくの明るいニュースなのに水を差す必要はないですかあ…(笑)。末永くお幸せに。

「山口メンバー」には違和感

人気アイドルグループTOKIOの山口達也メンバーが25日、強制わいせつの容疑で書類送検され、ファンの間では「信じられない」との声が広がってます。

このニュースについて、特に興味を持ったわけではありませんが、何となく違和感を覚えました。

新聞でも天下のNHKも、山口容疑者のことを「山口メンバー」「山口メンバー」と表記したり、叫んだりしているからです。

警察がそう発表したのか、強大な権力を持つ有名芸能事務所がマスコミにそう呼ばせたのか、真相は分かりませんが、何か水で薄めて緩和している感じです。

ズバリ、「財界」「官界」「芸能界」のゴールデントライアングルの構図が浮き彫りになります。

まず、資本主義社会ですから、企業は物やサービスを買ってもらわなければなりません。でも、庶民は賢いのでそう易々とは買ってくれません(笑)。

そのため、「財界」はタレントを起用してコマーシャルします。消費者は、親の言うことは聞かなくても、好きな芸能人が出ている製品なら飛びついて買います。

「官界」=行政は、タレントを「1日警察署長」や「1日税務署長」に起用して、交通安全や納税を大衆を啓蒙します。山口メンバーのように、「スペシャル・アンバサダー」でもいいですね(笑)。

これらと「芸能界」を取り持って狂言回しの役割をするのがマスコミ媒体です。特に、宣伝と直結する広告代理店は、芸能人のスキャンダルにはいつも厳しい目で監視して、いざという時は、その対応に追われます。

テレビにとって、芸能人は、番組作りに欠かせません(ただし、番組は商品を売るための拡販材料)。新聞・雑誌も売るためには、タレントを起用して華やかにしなけりゃなりません。

持ちつ持たれつの関係です。

まあ、社会の構図がこうなっているのですから、第三者がとやかく言っても始まらず、いつも隔靴掻痒で終わるわけなのです。

【追記】

意外にも、東京発行の全国・ブロック紙「都内最終版」を見ると、読売新聞だけが、「山口容疑者」の表記だったのです!あと朝日、毎日、日経、東京、産経は全て「山口メンバー」でした。

テレビはいわずもがなでしょう。

ただ、まだ書類送検の状態で処分が出ていないため、各社の判断になっているようです。

芸能界裏情報

Notre Damme de Paris

竹林賢人「失対ですな…」

私「えっ?失敗?」

竹林賢人「いえ、失対です」

私「失対?」

竹林賢人「失業対策ですよ。全て失業対策で世の中回ってます」

私「???」

竹林賢人「つまりですな。渓流斎さんはテレビを見ますか?テレビを付ければ、若いあんちゃん、ねえちゃんが歌って、踊って、泣いて、笑って、愛想を振りまいてます。究極の目的は何か分かりますか?」

私「はあ…」

竹林賢人「コマーシャルに出るためですよ。テレビなら、旬のタレントなら一本5000万円とか1億円とか貰えます。全部じゃないですよ。ほとんどが事務所が経費として持って行ってしまいますが」

私「はあ…」

竹林賢人「若い子は、親や先生の言うことは聞かないでしょ?それなのに、テレビのブラウン管…あ、今はそんなテレビありませんな。とにかく、液晶画面の向こう側にいるタレントさんの言うことなら、何でも言うことを聞きます。タレントが勧めるモノなら何でも買います。企業はモノを売りたいから、番組のスポンサーになっているだけで、何もボランティアでやってるわけじゃありません。自分たちの商品に傷が付かなければ何でもオッケーです。車がスポンサーのドラマに交通事故の場面はカットされるでしょ?それが資本主義のカラクリです」

私「そんなこと言ったら身も蓋もないですね」

ニラもやし蕎麦 700円

竹林賢人「身も蓋もないのが世の中です。タレントは『一日警察署長』や『一日税務署長』になって公安や行政当局と結託します。数年前に、覚醒剤撲滅キャンペーンに採用した有名タレントが、本当に覚醒剤をやっていたという笑えないブラックジョークがありましたが、もともとタレントになるような人間は聖人君子じゃないんですよ。普通のサラリーマンや公務員生活ができない、一攫千金狙いが多いのです。暴走族あがり、半グレあがり、ヤンキーあがりのタレントが少なからずいるわけですよ。それに大概のタレント志望者は、就職を差別されている人や半島や大陸出身者。日本人なら、片親なくした人とか、母子家庭で育ったとか、とにかく、底辺から這い上がっていきたいという連中です。逆に言えば、厳しい芸能界で生き残るためにはそれだけの不幸を抱えたハングリー精神がなきゃ駄目だということなのですよ」

私「そ、そ、そんなことまで言っていいんですか?」

竹林賢人「あたしゃ、関係ない。渓流斎さんに責任を取ってもらうだけですから(笑)。で、不祥事を起こす御し難いタレントを扱うのには、普通の9時5時勤務のサラリーマンができるわけがない。それに、公演切符を買ってもらうにしろ、地方で興行を打つにしろ、地元の名士、つまり、顔役にお世話にならなきゃならない。えっ?顔役が分からない?要するにタレント事務所を仕切っているのが裏社会の人々が多いということですよ」

私「ちょっと、ちょっと待ってくださいよ。あまり具体的な名前出さないでくださいよ」

竹林賢人「ハハハ、ビビってますな。お互いあと何年生きられるか分からない人生。筋を通していきましょうよ、筋を。で、当のタレントさんたちは売れている時は良いですが、山があれば谷もある。今売れてても明日は分からない浮世稼業。となると、神頼み、宗教団体に縋りますな。某広域宗教団体は、結婚相手の世話もしてくれる。売れなくなったら、音楽事務所を持ってますから、地方巡業のスケジュールも入れてくれる。たった一曲ヒット曲がありゃ、一生食っていけますからな」

私「ほーなるほど。そういうカラクリで世の中回ってるわけですか」

竹林賢人「感心している暇ありませんよ。あまり筋を通すとその筋の人が追いかけてきますよ。今のうちに荷物をまとめてサッサと逃げた方がいいんですよ」

山本モナ事件はサミットを超えた

久し振りに柔らかものの話です。天下国家を論じるより、人間の下部組織に属する方が案外、読まれ、注目されるものですから(笑)。

ここ数日、騒がれているフリーアナウンサーの山本モナさんと巨人軍の二岡智宏内野手との不倫騒動事件の話です。何しろ、何の収穫もなかったサミットよりも多くの日本人が注目したからです。

私は、普段は一般紙しか読まず、ニュース以外のテレビもほとんど見ないのですが、この騒動だけは、何となく耳に入ってきました。

何しろ、山本モナさんは、一昨年の民主党代議士との不倫に次ぎ、2度目です。この時、TBSの「ニュース23」のキャスターを降板しました。そして、今回は、変なスイカの被り物を被ったり涙ぐましいほど、自分を捨てて、バラエティー番組に出て、世間からみそぎを受け、ほとぼりも醒めた頃になって、やっと、フジテレビの情報番組「サキヨミ」のキャスターに復帰したかと思ったら、たった1回の出演で、降板の憂き目に遭うことになりました。

「誰かがモナをさした(失脚狙い)んじゃないか」と噂されてもおかしくないくらい、ドンピシャのタイミングでした。

一方の妻子ある二岡選手は、巨人軍の選手会長なのですか?よく分かりませんが、今季は調子悪く、二軍落ちしたところに、振って沸いたこの騒動です。頭を丸刈りにして反省の意を示しましたが、二軍の試合で、代走で出場したら「おーい、山本~」と野次が飛んだそうですね。

二人が泊まった9800円の五反田のホテルは有名になって、昼間から超満員なんだそうです。(腹が立ちますね)

ソフトバンクの王監督も、球界の盟主・読売巨人軍の選手が利用するにしては、あまりにも安すぎるということを言いたかったのか、「9800円のところに行くのは、いかんわな」と、よく分からない妙なコメントをしていますが、こんなコメントでさえ、日本中を駆け巡りました。

日本は平和ですね。

サミットに来なかったフランスのサルコジ大統領のカーラ・ブルーニさんの3枚目のCDアルバムが11日に発売されたそうです。

タイトルは、Comme si de rien n’etait

私の試訳では、「まるで、何事もなかったかのように」です。

山本さんと二岡選手の密会は女性誌によって、スクープされましたが、山本さんは「二人でお酒を飲んだだけで、何もなかった」と釈明しています。

二岡選手も、丸刈りなんかにしないで、「まるで、何事もなかったかのように」振舞えばよかったのに…。

あ、こんなことを書くと、非難轟々の嵐でしょうね。

いずれにせよ、カーラ・ブルーニさんCarla Bruni-Sarkozyのアルバムを聴いてみたいものです。

どなたか聴いた方は、感想をコメントしてください。

スポーツ・ジャーナリズムの内幕

昨日は、プレスセンターでOセミナーがありました。ゲストは某スポーツ新聞のU編集局次長。Uさんは、記者から、運動部デスク、写真部長、販売部長、文化芸能部長まで歴任し、業界の裏の裏を知り尽くした人で、大変面白い話が聞けました。Oセミナーは25年以上も続き、「来る者は拒まず、去る者は追わず」というスタンスでやってきたので、累積会員は500人ぐらいいると思うのですが、今回集まった人は10数人。皆さん、お忙しいとは思いますが、本当にもったいないなあ、と思ってしまいました。

 

今、スポーツ新聞、だけではありませんが、新聞マスコミ業界は本当に危機的な状況なんですね。細かい数字を教えてくれましたが、この会だけでオフレコで発言してくれたことでしょうから、具体的な数字はあげません。とにかく、新聞が売れなくなったという話です。その原因について、Uさんが実体験に基づいて分析してくれたわけです。ちなみに、公表されている新聞協会のデータによると、スポーツ新聞は、1996年に約658万部だったのが、2006年には525万部。つまり、10年で、133万部も減少しているのです。地方新聞が4紙も5紙も消滅したことになります。

Uさんによると、スポーツ新聞がよく売れたピークは1995年だったそうです。しかし、その年、オウム真理教事件が発生し、地下鉄などの駅でゴミ箱が撤去されたことなども影響し、「滑り台から堕ちるように」部数が低迷しはじめたというのです。

その要因は、

●プロ野球の巨人が弱くなった。王、長嶋のような一面を張れるスターがいなくなった。松井秀、松坂といった優秀なスター選手は米大リーグに行ってしまう。しかし、時差の関係で、彼らがどんなに活躍しても、紙面化すると、2日遅れになってしまう。おまけに、記者を米国に派遣すると1人1ヶ月かなり高額な取材費(金額は丸秘)がかかる。それでも、そんなニュースは新聞で読まれず、若者は、ネットで済ませてしまう。しかも、プロ野球をテレビが中継しなくなった。熱狂的なプロ野球ファンは、おじさんなので、若者向けのスポンサーがつかなくなった。

●記事もつまらなくなった。スポーツ新聞各社とも同じような話が載っている。それは、選手が自分でホームページを持って、自分から発信するようになったり、芸能プロダクションに所属して、情報がもれないようにしたり、当たり障りのないコメントしか発表しなくなったからだ。個人情報保護法の壁もある。要するに、これは、違った意味での「取材拒否」で、特色のある取材ができなくなった。スポーツ選手も芸能人も自分で情報を発信するようになったから、記者は、直接本人に取材するのではなく、「ネットをチェックすること」が仕事になってしまった。

●スポーツ新聞は、1997年に1部120円から130円に値上げして以来、11年間値上げできない。かつて、32ページだったが、今は22ページから26ページへと、ページ数を削減して経費削減している。下手に値上げすると売れなくなるからだ。競馬予想雑誌「競友」は、昨年450円に値上げした途端、前年比7割以上も部数が減った!

●サッカーのJリーグは、地域性が強すぎて新聞は売れない。売れるのは浦和ぐらいで、いくら浦和を一面にしても、静岡や鹿島では全く売れない。また、オリンピックで日本人選手がいくら金メダルを取っても売れない。

●芸能人にも大物がいなくなった。プラバシー侵害問題もあり、新聞社も多くの訴訟を抱えるようになり、あまり微妙なことが書けなくなった。若者はより過激な情報を求めて、ネットに走り、新聞のような「建前情報」には見向きもしなくなる。

結局、重要な問題は、ニュースを作る新聞社が、一番要(かなめ)のニュースという製品をヤフーやグーグルといった検索会社に安い値段で売ってしまったことだという話に行き着きました。新聞社がいくら苦労してスクープを取ってきても、ネットに流れれば、一瞬で、その価値は限りなくゼロになって、新聞自体が売れなくなってしまう。儲かるのは検索会社のみということになってしまう。そもそも、新聞社は、媒体なので、ニュースを伝達する仲介者に過ぎない。お役所や企業がニュースをHPなどで、直接発表すれば、媒体の価値は下がる一方です。しかも、ニュースには著作権がないので、いくら独占的に入手しても、他社が裏を取って取材すれば、一瞬にして特ダネでも何でもなくなってしまう。著作権が発生するのは映像ぐらいだというのです。

社会では少子高齢化の真っ只中で、今、新聞を購読する核となっている中年が定年になると、また部数が落ちることでしょう。これから、一体どうなってしまうのかー。10年後、かなりの新聞社が淘汰されているかもしれません。

沢尻エリカ様事件考

女優の沢尻エリカ様(21)の舞台挨拶での、「不機嫌会見」は、今年最大の芸能ニュースではないでしょうか。色んな波紋を呼んでいます。韓国・釜山での舞台挨拶を白紙にする、というのもその1つでしょう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071002-00000065-sph-ent

日本で、芸能ニュースやワイドショーを見ている方々には、この「事件」のことを説明することはないでしょうが、要するに、自分が主演した映画(「クローズド・ノート」)について、ファンの前でサービスでコメントをするのも、女優業の仕事の1つなのに、当日は、虫の居所が悪かったのか、体調が悪かったのか、舞台挨拶で、終始不機嫌で、司会者が質問をしても「特にないです」とか「別に…」とか言って、ふてぶてしい態度で、まともに答えようとしなかったのです。

まあ、21歳という若さというか、幼さのせいなのかもしれませんが、「プロ意識」に欠けていたことは否めません。翌日、本人は自分のブログで「謝罪」し、責任は取ると発言していますが、所属事務所の意向が大きく働いたからでしょう。

正直、私自身、この事件はどうでもいいと思っているのですが、彼女の日頃の傲慢な言動は、つとに有名で、芸能マスコミが、「様」と付けるのは、尊称ではなくて、皮肉の意味が込められていることぐらいは私も知っています。

ということで、彼女は、「今」という時代を代表する女優なのではないかと思っているのです。かつて、日本のアイドルの女の子は、異性に媚びる「ぶりっ子」というので相場は決まっていました。その点、彼女は全く新しいタイプの女優です。今後、色んな意味で脱皮して、大女優として歴史に名を残すのではないでしょうか。

ですから、私はどんな世間の風雪にさらされようと、エリカ様を応援します。まだ、彼女の出演した作品は、1本も見ていませんけど。というオチが付きますが…。(つまり、本心は「どうでもいい」んです)

それにしても、何であれほど不機嫌だったのか、理由を知りたいです。(これは本心です)

芸能界相関図  

 上野

久しぶりに芸能界の話題を。テレビドラマ「おくさまは18歳」や「パパと呼ばないで」などで知られる石立鉄男さんが、6月1日に急性動脈瘤のため、熱海市の自宅で亡くなりました。まだ64歳だったとのこと。ドラマの内容についてはほとんど覚えていないのですが、昔、これらのドラマを見たことがあり、随分過剰な演技をする俳優だなあという印象は残っています。私生活でもかなり破天荒だったらしく、同居していた女性が、彼が息をしていないのを発見したようです。

 

5月27日に亡くなったZARDの坂井泉水さんは、シングル盤が1751万枚で歴代女性歌手で、浜崎あゆみに続く2位、アルバムは1871万枚で、歴代2位の売り上げを誇るヒットメイカーだったようです。

彼女は1991年にデビュー。私自身、90年代は、ほとんどクラシックかジャズしか聴かなかったので、ほとんど聴いていません。さすがに彼女の代表曲である「負けないで」(164万枚)と「揺れる想い」(139万枚)は、よくラジオで流れていたので、何となく分かりますが、歌詞内容に影響受けるまで至りませんでした。しかし、彼女が亡くなると、途端に「よく、歌で励まされた」「救われた」というファンの声を聞き、改めて、聴いてみたくなりました。90年代は、バブルが崩壊して、就職の超氷河期などで先行き不透明で社会閉塞の時代と呼ばれていた時期でした。彼女は、メディアにわざと露出しないで、ファンの飢餓感を呷る逆の戦略で成功し、この戦略は後に倉木麻衣らに影響を与えました。

 

まだ40歳という若さですから、本当に惜しまれます。

 

芸能人という人たちは、あれだけ、強烈なスポットライトを浴びるものですから、後ろに出来る影は一般人と比べて遥かに濃くて深いものです。とてつもない幸運の持ち主であるとういう半面、病気や金銭トラブルや事故やスキャンダルなど悪い因子も人並み以上に引き寄せてしまうものなのです。

 

そういう不安定な職業ですから、何かに縋りたいという気持ちはよく分かります。「週刊新潮」の今週号に「タレント相関図」を特集していました。それによると…。

久本雅美(48)、滝沢秀明(25)、上戸彩(21)、石原さとみ(20)、長井秀和(37)、はなわ(30)、氷川きよし(29)、クリスタル・ケイ(21)、パパイヤ鈴木(40)、オーランド・ブルーム(30)、チョウ・ユンファ(52)、モンキッキー(38)、相田翔子(37)、柴田理恵(48)、山田花子(32)、若槻千夏(23)、鈴木杏(20)、青木さやか(34)、研ナオコ(53)、高橋ジョージ(48)、三船美佳(24)、岸本加世子(46)、AI(25)、Def TechのMicro(26)、井沢八郎、木根尚登(49)、山本リンダ(56)(敬称略)らがそうだというのです。私自身は、ほとんど知っていましたが、中には意外な人もおりました。

 

彼らには、NHK紅白歌合戦や大河ドラマの「出場枠」があり、テレビで売れなくなっても、自前の興行団体を持っているので、喰いはぐれることはないという誠に至れり尽くせりの「福利厚生」設備が整っているのです。

植木等を知らない

ローマ

最近は、会社で付けっぱなしのテレビを横目で眺める程度で、ほとんどテレビは見なくなりました。

そのせいか、最近のタレントの顔と名前が一致しない、というか、正直、全く付いていけなくなってしまいました。加齢力がついたといえるでしょう。まあ、あまり興味がなくなったせいなのかもしれません。

それ以上に、最近の芸能界の新陳代謝の激しさ、もっとはっきり言えば、生存競争の熾烈さには凄まじいいものがありますね。売れたと思ったら、すぐ消えてしまいます。

つぶやきシローなんていましたが、今はどこに行ったのでしょうか?「イルカに乗った少年」を歌った城みちるは、どこに消えたか、というコントで売り出したザ・ボンチももう知る人は少ないでしょう。

何と言っても、先日亡くなった植木等を知らないという人がいたので驚きました。1960年代をピークに活躍したので、生まれる前の出来事である今の若者にとっては、無理もない話でしょうが。

時の速さの目まぐるしさに呆然としていたら、ラジオからガロの「ロマンス」が流れてきました。1970年代にヒットした曲です。ガロといえば、「学生街の喫茶店」の一発屋だと思っていたのですが、こんな隠れヒット曲があったことも忘れていました。とても、いい曲で、大変懐かしく、幸せな気分になりました。確か、この3人フォーク・トリオの一人は飛び降り自殺したのではなかったのかということも思い出しました。

とうとう、私も、懐メロ派になったんですね。