ブログにそんな力があるのか?

今朝の新聞を読んでいたら、ブログは結構、力があるようで、知らない人でも簡単に署名したり、ヘイト運動に参加したりする人もいるようですね。

いわゆるネトウヨに感化されて署名した人が後悔しているという記事でした。

でも、この渓流斎ブログは無力であり、他人(ひと)様を煽ったり、署名を求めたりしませんからご安心ください(笑)。

とはいえ、読んでも気分が爽快になったり、鬱憤晴らしになったりするかといえば、その逆で、妙に暗い気分にさせられたりすることもあるので、その点はお許しのほどを。

今日は暗い話なので、この先は読まない方がいいと思いますので、ここまで読んで下さっただけでも有難う御座いました。この先は、本人の備忘録ですので、さようなら。

◇◇◇◇◇

迂生も初老の域に入って、色々と身体のあちこちで悲鳴をあげ始めだしました。先日は会社で健康診断を受けましたが、相当悪く書かれました。

あと、何年生きられるかなあ? 漱石49歳、鴎外60歳、芥川35歳、太宰38歳、三島45歳は暗記してましたが、随分お爺さんに見えた谷崎と荷風散人はともに79歳だったとは。

驚いたことに司馬遼太郎は72歳。今思うと随分若かったんですね。それにしても凄い量の仕事をしたものです。今や読まれなくなった哲学者のサルトルは74歳。こちらも意外と若かった。話は飛んで楽聖ベートーベンはまだ56歳の若さで亡くなっていたんですね。モーツァルトが35歳だったので、随分長生きしたのではないかと思っていたので、こちらも意外でした。

また、自分のことですが、体重が学生時代と比べ15キロも増えて大台に乗り、胴回りが昨年と比べて3.5センチも増え、さすがにビールを控えてダイエットを始めました。その甲斐あって、ほんの少しだけお腹が引っ込んでくれた感じです(笑)。

一昨日は、奥歯の銀色の詰め物がまたまた取れました。今年に入って5,6回目。ということは、毎月1回の頻度で取れていたということになり、今日はとうとう新しく詰め物をつくることにしました。麻酔をかけてくれたので、痛みは感じませんでしたが、30分ぐらい椅子に縛り付けられ、口を開け、先生に「ベロを動かさない」と何度も注意され、「助けてくれえい」と弱音を吐きたくなりました。

おまけに、今日は腰痛が久しぶりに出てきて、歩くのが少ししんどい。我ながら、何でこんなつまらないことばかり書くのか不甲斐ないのですが、実はもっと深刻な問題にも巻き込まれ、そのことは流石にブログには書けませんね。

そういうものでしょう。それが普通でしょう?

本来なら、日銀の金融緩和策はいつまで続くのか? 米国に対する報復関税で、真の貿易戦争が始まるのか? またまた円高株安に見舞われるのか?ー といった高尚な案件に触れるべきなのかもしれませんが、ちょっとその体力気力がないのでやめておきます(苦笑)。

あれ? 最後まで読んで下さったんですか? お有難う御座います。

ロナウドとメッシ、ヒーローなのか?ダーティーヒーローなのか??

今、熱戦が繰り広げられているサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会のヒーローは、恐らく、ポルトガルのFWクリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)とアルゼンチンのMFリオネル・メッシ(FCバルセロナ)の2人に収束されることは間違いないと思われます。

昨年の世界のスポーツ選手の年収ランキングで、ロナウドは、広告契約料34億円を合わせて計94億円と首位。メッシは同34億円と合わせて87億円で2位と、仲良く分け合っています。それにしても、半端じゃない金額ですねえ。

今年の流行語大賞になりそうな「大迫半端じゃねえ」どころではありません。

ところが、正義の味方であるはずなのに、このW杯開幕を前後にして、この2人には「悪役」としてのスキャンダルに襲われています。

ロナウドの場合は、肖像権収入1470万ユーロ(約19億円)の脱税を行った疑いで起訴され、裁判では、1880万ユーロ(約24億円)の罰金を支払うことでスペイン税務当局と同意したようだと、開幕前に米メディア「ESPN」などで報道されました。

一方のメッシは、今日になって、例の「パナマ文書」の中で、彼と実父が共同でパナマに設立した会社を使って肖像権を巡る租税を回避していた疑いが再浮上したということです。

今回流出した内部メールには、従業員が「ウルグアイ事務所は『メッシ氏親子は(パナマの)会社を利用している』と私に話した」と書いた文面があったということです。金額については、明らかになっていませんが、メッシの弁護士はスペイン紙エルコンフィデンシャルの取材に「終わった話だ。(パナマの)会社は使われていない」と改めて否定したそうです。でも、ますます疑惑は深まるばかりですねえ。

4年前は覚えてませんが、今大会のメッシさんは腕にかなりどぎつい刺青をふんだんに施しており、こんなスキャンダルを耳にすると、失礼ながら、清潔感あふれたスポーツ選手ではなく、どこか、その筋の人に見えなくもありません。

いやあ、こんなこと書くと怒られるだろうなあ。。。

ロナウドとメッシの熱烈なファンの皆さんと、2人に憧れる子どもたちの夢を壊してしまい、大変失礼致しました。

所用で久しぶりに秋葉原と浅草へ

今日は大雨の中、所用のため、あちこち出掛けておりました。

まあ、色んなことがあるもので、某駅のプラットフォームで、小汚い定期入れのようなケースが落ちていて、中を見たら、某有名女子大学の学生証が出てきたので吃驚。所用で急いでましたが、駅員さんに届けました。

「お名前は?」と聞かれたら、「あっしは名乗るほどのもんではごぜえません」と言おうとしたら、駅員さんは慣れたもんで、「有難う御座いました」と言うだけでした。まあ、大切なもんですから、早くご本人の許に届けばいいと思ってます。

もう一つは、来月は数年ぶりに、お仕事で通訳観光ガイドをやることになり、下見に行ってきました。東京は、どこもかしこも1年も経てば、すっかり様代わりしてしまうので最新情報を仕入れなければならないからです。(小生が「庭」にしている銀座も「GINZA SIX」ができたりして、人の流れがすっかり変わりましたからね)

秋葉原に行って、ツーリストインフォメーションに行ったら、営業開始は何と11時。しばらく、暇をつぶしていたら、見知らぬ若い青年が近寄ってきて、「今日は会社から100人と名刺交換するように言われてきましたので、名刺を戴けませんか?」と、この私に言うではありませんか。俺を誰だと思っているんでしょうか?(爆笑)

彼も、街中で、見知らぬおじさんに声を掛けるのも、随分勇気がいったことでしょうが、随分、変な会社に勤めているなあ、と思い、勤め先を聞いたら、どこかのIT系の企業でした。彼と別れて後から、「ブラック企業なのかなあ」と思ってしまいました。

うまいめん食い村 浅草「大黒家」天丼1550円

秋葉原の後、浅草に行きました。1年半ぶりぐらいでしょうが、やはり、少し変わってました。観光センターに行って、外国人観光客向けのお勧めの場所を伺ったら「まるごとにっぽん」という物産展などを紹介してもらいました。後で行ってみましたが、外国人向けの日本の土産屋さんといった感じでした。

浅草の仲見世は、下見しようかと思いましたが、あまりにも多くの外国人観光客で溢れかえって、平日だというのに立錐の余地もないので、諦めて、裏道を通りました。

もちろん、観音様にお参りしましたが、外国人はほとんどお賽銭を入れない感じでした。「観光客はお金を落としてくれるから大歓迎」という安倍政権の政策も、奏功していないということでしょうか。

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昨晩のワールドカップ・サッカーのロシア大会の日本対コロンビア戦は、何処のブログも書くことでしょうから、控えめにしますが、2-1の勝利おめでとうございます。私も2-1で日本が勝つと予想してました。信じてもらえないでしょうが(笑)。

マスコミも手の平を返したように、西野朗監督を褒めるようになりましたから、現金なもんですね(笑)。

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も一つ、加計学園の加計理事長がやっと顔出し会見。地震とサッカーで日本中の関心の目がそちらに注がれている間隙の中、「記事や報道の扱いが小さくなるだろう」という魂胆がみえみえ。

記者会見は2時間前に通告して、呼んだのは地元の記者だけ。それもわずか30分程度の「立ち話」会見。内容は、責任を部下に転嫁するような趣旨の発言です。加計理事長の「記憶も記録もない」という発言は流行語になり、後世に語り継がれることでしょう。

それにしても、ネットの噂通り、加計理事長は、他人のそら似か、「昭和の妖怪」と言われた岸信介にそっくりですねえ。となると、安倍首相とは「刎頸の友」どころか…?

大阪府北部地震から高山右近と藤原鎌足を連想

6月18日午前7時58分ごろ、大阪府北部を震源とする震度6弱の地震があり、死者4人、重軽傷者300人以上という大惨事です。何十万人か、数字は分かりませんが、多くの「帰宅難民」も出たということですね。

亡くなった方のご冥福をお祈り申し上げます。と、ともに被害に遭われた皆さまにはお見舞い申し上げます。

京都にお住まいの京洛先生にはいつもお世話になっておりますので、「安否確認」で電話したところ、ご無事で、2011年3月11日の東日本大震災のときは、東京都内のホテルにいて、かなりの揺れを体験しましたが、今回、京都でもそれと同じくらいの激しい揺れに見舞われたと仰ってました。

東京・銀座「岩戸」の「いわしの天麩羅定食」900円。写真は、いわしの天麩羅が運ばれてくる前ですけど美味しかった

さて今回、被害に遭われた場所として大阪府高槻市が注目されました。

高槻市と聞くと、私なんかはすぐ戦国時代のキリシタン大名高山右近の城下町を連想します。大変歴史のある街ですね。

それぐらいだと思っていたら、先日読んでいた洋泉社ムック「藤原氏」の中に、藤原氏の祖である藤原鎌足(中臣鎌子)の墓が高槻市の「阿武山古墳」にあると書いてあり、全く知らなかったので、そのシンクロニシティには吃驚してしまいました。

調べてみたら、高槻市の「阿武山古墳=藤原鎌足」は、ほぼ間違いないらしいですが、学説として百パーセント確定したわけではなく、ほかに蘇我石川麻呂や阿部内麻呂説などもあるそうです。

でも、被葬者は最上位クラスの貴人であることは決定的だそうです。当時の最高位の職冠が埋葬されていたからです。

このように、関西は本当に歴史の宝庫ですよね。ほんの少し歩いただけでも、歴史の教科書に出てくる人物の縁の神社仏閣や建物があります。今のところ、今回の地震で文化遺産の崩壊は聞いてないことだけでも救いです。(ただし、これが、現在、大変苦労している被災者を差し置いたような誤解を生むような表現でしたら取り消しますが、吾人としてはその意図は全く御座いません)

それにしても、大阪が大地震に襲われるなんて、専門家でさえ予測できなかったのではないでしょうか。先週あたりから、千葉県の安房勝山や群馬県の渋川市で地震が発生し、いよいよ関東に大きな地震があるのではないかという人もいたぐらいでしたが、全く予想が外れました。

いずれにせよ、どんなに科学や文明が発達しても、地震だけは予知できないということなんでしょうか。

Apple ID にはまた参った! 犯人が実力行使か?

嗚呼、また、やられてしまいました。

例の「Apple ID 乗っ取り事件」ですが、またまた引っ掛かってしまいました。

昨日の夜7時前に以下のメールが来ました。

ご利用の Apple ID XXXX@yahoo.co.jp に新しい支払いを設定いただきありがとうございます。

日付と時刻 :  2018年6月18日 10:20 J63S52T70
のブラウザ :

セキュリティ設定の確認と更新を行うには、Appleアカウントページにアクセスします。他のユーザが不正にお客様のアカウントにアクセスしていると思われる場合は、すぐにセキュリティの詳細設定を変更してください。

セキュリティ保護のため、この自動メッセージはご利用のアカウントに登録されていrるすべてのメールアドレスへ送信されています。不明な点がある場合は Apple サポートをご利用ください。

今後ともよろしくお願いいたします。
Apple サポート

 

「新しい支払い設定しました」なんて来たら、焦るじゃありませんか。銀行口座が盗まれたのか?犯人はついに、具体的な行動に出たな、と思ったわけです。そこで慌てて、メール内の「アップル・サポート」をクリックしてしまいました。

そしたら、クロアチア語かチェコ語か分かりませんが、東欧系の言語のサイトが出てきました。

あとで考えたら、これがいけなかったのです。

会社のパソコンはセキュリティがしっかりしてますから、同じ箇所をクリックしてみたら、「このリンクは安全ではない可能性があります。情報を盗まれる危険があります」との表示が現れました。自宅のパソコンはそんな表示は出てきませんでした。

嗚呼、やられた!恐らく、犯人は自宅のパソコンからパスワードを盗んだことでしょう。

そこで、アップルIDのパスワードを変更しようと思ったら、またまた例の中国語の質問と答えが出てきて、それ以上、入ることができず、変更できなくなってしまいました。

嗚呼、参った、参った。困った。

メールにはしっかりとアップルのりんごのマークも付いていて、本物と見分けがつきませんでした。

Apple IDについて は、いわゆる詐欺のフィッシングメールが横行しているようです。検索すれば、色々出てきます。

皆さまも気をつけてください。

パソコンに詳しい石田先生に相談したところ、「不審なメールの添付やリンクは、開けないことが絶対の原則です」と諭されてしまいました。

確かに。でも、焦って慌てると平常心を失ってしまうものです。

皆さまも、普段から、こういう詐欺メールが来るものだと肝に銘じて、絶対に気をつけてください。

若者と老人との間で階級闘争が始まるのか?

五木寛之著「孤独のすすめ」(中公新書ラクレ・2017年7月10日初版)は、タイトルから、てっきり、孤独になることをすすめている話かと思ったら、何と、今は「嫌老時代」で、働かないで、高級外車を乗り回したり、海外旅行に行ったりして遊んで暮らしている老人と、彼らの年金を支え、しかも将来自分たちの年金が確実に保証されていない若者との間の「階級闘争」の時代になるといった予言の書でした。

分からないでもありませんが、「階級闘争」なんて、19世紀的な、日本で言えば1920~30年代か、せめて1960~70年代の全共闘世代風の古さで、何となく違和感を覚えつつ、一気に読んでしまいました。

東久留米「松屋」かき玉蕎麦 800円

上記の「階級闘争」は、何も私が言っているわけではありませんからね。少し引用しますとー。

・私もたまに感じるのだけど、若者が集まるコーヒー店などに高齢者が足を踏み入れると、すーっと空気が冷める気配になる。(100ページ)

・結論を言えば、「嫌老感」はやがて、一種の「ヘイトスピーチ」にエスカレートしていく危険性がないではない、と私は見ています。…「働かない人間たちが、優雅に生活を楽しんでいるじゃないか」「なぜ、生活の苦しい自分たちが、高齢者たちのために身銭を切らなければならないのか」「あいつらは社会の敵だ、排除しろ!」(110ページ)

まあ、こういった調子です。

五木さんは、最後の「おわりに」で、人間不信や自己嫌悪から逃れるいい手段として、「回想の力」を挙げ、これによって乗り越えることができると力説しておられます。

これがなければ、身もふたもない話で終わってしまいますので、唯一の救いです。

本文の中で、五木さんが昔、パリで買った高級靴を買ってそのままにしておいたのを引っ張り出してきたら、当時の60年代に起きたことを色々と思い出しり、昔の流行歌を聴いて、青春時代の思い出に浸ったりする話などにも触れてます。

「懐古趣味でもいいじゃないか。人間だもん」という声が聞こえてきそうですが、相田みつをさんの言葉じゃなかったでしたね(笑)。

カジノ実施法と中東問題

6月15日の衆院内閣委員会で、いわゆるカジノ実施法案が自民、公明、日本維新の会の賛成多数で強行採決されました。

自民、公明、維新の会の皆さん、まずはおめでとうございます。他人がギャンブル依存症になって、借金過多で家庭が崩壊しようが、本人が自殺しようが、その人の勝手ですから、関係ないですもんね。

強行採決した彼らの名前をいちいち列挙しませんが、彼らはギャンブル依存症対策もしっかり盛り込んだと胸を張っているのです。それは、統合型リゾート(IR)の設置数を全国で最大3カ所とし、連続する7日間で3回、28日間で10回に入場を制限するというものです。まあ、これなら、依存症なんかならずに済み、安心だあ~!

カジノは、全国で3カ所ということですが、当然、政治的忖度で、菅官房長を物心両面で支えている横浜港運協会の藤木幸夫会長の推している「横浜」が選ばれることでしょうね、きっと。

京都・三室戸寺 Copyright by Kyoraque-sensei

それはともかく、このカジノについて、国際政治学者の高橋和夫氏がもう何年も前から「日本と中東関係に影響を及ぼす」と警告しています。

私は先日、ラジオで聴いて初めて知ったのですが、カジノを開設すると言っても、パチンコはともかく、日本にそんなノウハウがあるわけがありませんから、当然、海外の大手企業からの投資を仰ぐことになります。その筆頭が、米カジノ大手企業会長のシェルドン・アデルソンという人で、トランプ大統領とも親しく、ユダヤ系の人だそうです。当然、イスラエルのネタニヤフ首相とも親密で、同首相を通して、盛んに日本にカジノ設置を働き掛けてきたそうです。

彼は、マカオやシンガポール(「マリナーズ・ベイ・サンズ」)などでもカジノを経営しています。

アデルソン氏は大富豪ですから、トランプ氏に献金して政治的影響を持つと言われます。また、米国とイスラエルの二重国籍を持ち、イスラエルでフリーペーパーを発行し、ネタニヤフ首相賛美の論調で市民を宣撫しているといいます。当然、米大使館のエルサレム移転やパレスチナ問題などに多大な影響を持つわけです。

国際政治学者の高橋氏は、このアデルソン氏のカジノ企業が日本に進出することになると、中東問題に発展するのではないかと危惧するのです。いまだに日本は中東に石油を依存してますからね。

このことはほとんどの日本人は知らないことでしょう。全て、水面下で物事は進められていたわけですからね。

私も先日、ラジオを聴いて初めて知ったのですが、もしかして、シンガポールにカジノ視察に行った国会議員の皆様の中にも知らない人がいるかもしれません。

所詮、他人事だから関係ないですか。

チョムスキー「誰が世界を支配しているのか?」とは、どんな原則や価値観が世界を支配しているのかということ

ノーム・チョムスキー著「誰が世界を支配しているのか?」を辛うじて読了しました。読破で はありませんね。やっと、読み倒したといった感じです(笑)。

原著「Who rules the World?」by Noam Chomsky  は、欧米知識人の間で大ベストセラーになったらしいですが、その知的レベルの高いこと!

翻訳者の一人である大地瞬氏は「訳者あとがき」の中で、「読みだしたら止まらなくなり、2度読んだ」そうで、版権が日本でまだ取得されていなかったことから、出版社に掛け合って翻訳書を出したといいます。

この本については、前回にも書きましたが、今年90歳になるMIT名誉教授チョムスキー氏による傲慢な「世界の支配者」に対する批判です。

本書の中で特に割かれているのは、1960年代のベトナム戦争、キューバ・ミサイル危機、パレスチナ・イスラエルの中東問題、イラン問題、地球環境問題などです。彼は、国家転覆、大量虐殺…陰に陽に指令する支配者層に対するアンチテーゼの事実を列挙して批判しています。

例によって、目を引いた箇所を換骨奪胎で引用させて頂きます。

・「誰が世界を支配しているのか?」というのは、結局、「どんな原則や価値観が世界を支配しているのか」ということだ。(「世界」とは、ワシントンとロンドンの政治支配者の世界ということ)

・「フォーリン・アフェアーズ」誌とは、支配者階級の間で最も権威のある雑誌だということだ。

・中央銀行である日本銀行は、日本政府が51%の株式を所有しているが、米FRB(連邦準備制度理事会)は、12の連邦準備銀行が株式を持ち、米政府は株式を所有していない。つまり、FRBの実権支配者は私企業ということになる。

・ジョン・ロックは、植民地の管理者だった。

・NAFTAもTPPも、保護主義の要素が強く、決して「自由貿易協定」ではない。「自由」は御用メディアが使う「不当表示」だ。内容の多くは貿易とは関係ない。投資家の権利を守る協定なのだ。おかげで、労働組合の多くが切り崩された。経営者が「労組をつくるなら、工場をメキシコに移転する」と脅したからだ。これには「政府による確実な支援」があった。

この辺にしておきます。

 

京都・宇治「三室戸寺」の紫陽花が見どころです

おはようございます。皆様おなじみの京洛先生です。
梅雨入りで、洗濯がスムーズに運びませんね。迂生は先生なんですけど(笑)。陋宅に自動乾燥機など高級品は持ち合わせておらず、天日干しですから往生します。「〇〇殺すには、刃物はいらぬ。雨の三日も降ればよい」と言いますが、コンピュターが進化している時代でも、天気は、暮らしに大きく影響、左右しますね。
 梅雨時の花といえば、薔薇、紫陽花、菖蒲、梔子(くちなし)、睡蓮などですが、一昨日は、10円硬貨でおなじみの宇治の「平等院」ではなく、その手前の紫陽花の名所の修験宗の別格本山「三室戸寺(みむろとじ)」に出かけてきました。
 此処は1200年前の宝亀年間に、光仁天皇の勅願で建てられた古刹です。平安時代を偲ぶ五体の重要文化財の仏像が安置されていますが、今の本堂は江戸時代の文化年間に建てられたので、まだ180年くらいしか経っていません。
 境内1万株の、紫陽花は、紫、白、ピンクから真っ赤な色まで多彩で、これは見応えがありますね。
 通常、観光客は宇治の「平等院鳳凰堂」までは足が向きますが、京阪電車の「宇治」駅より一つ手前の「三室戸」駅で降りて、同寺に行く人はまだまだ少ないですね。
 それでも紫陽花のシーズンになると、京都新聞はじめ各紙の「京都市内版」で、「三室戸寺の綺麗な紫陽花が今年も咲き始めました」といった記事が出ることもあり、京都市内から「ほんなら見に行きまひょか?」「ついでに、宇治の新茶でも買って来まひょか」という人や、海外からの観光客もやって来ます。
迂生も夕方近くになりましたが、三室戸寺を訪れました。
紫陽花を愛でる人で賑わっていました。どんな紫陽花が咲いていたのか、ご覧頂くべく、早朝ながら御報した次第です。
All Photos Copyright by Kyoraque-sensei

トランプ氏は意外にも名大統領として歴史に名を残すかも

幼児を虐待死させて両親が逮捕されたと思ったら、今度は東海道新幹線車内での無差別殺傷事件。その22歳の容疑者は「誰でもいいから人を殺したかった」と取り調べで応えたといいます。10年前の秋葉原無差別大量殺傷事件を思い起こさせます。そして、闇サイトで初めて知り合った鬼畜どもによる浜松市の29才看護師連れ去り死体遺棄事件と耳を疑うような心を痛める極悪事件がここ1週間続き、厭世気分になってしまいました。

これから、「人を見たら泥棒と思え」ではなく、「人を見たら殺人犯と思え」と子どもたちに教えなければならないのでしょうか。殺伐とした世の中は今に始まったわけではありませんが、本当に嫌になってしまいますね。

ところで、史上初の米朝首脳会談が6月12日(火)、シンガポールで行われました。新聞・テレビ等で報道された通りですが、木曜日発売の週刊誌はあまり大々的に取り上げませんでしたね。部数売り上げ向上につながらないからなのでしょう、恐らく。

マスコミのどこも、この米朝会談について、「失敗」扱いで、専門の学者のほとんどが「60点」という辛い採点を付けてます。朝鮮半島の非核化が検証可能という保証をトランプ米大統領が取り付けることができず、北朝鮮に一方的に利する結果になったから、というのがその主な理由でしたが、私は、個人的には「よくやった」と思ってます。つい半年近く前までは、ミサイルが飛び交って一触即発の雰囲気でしたから、両首脳が握手するなどとても想像できませんでしたからね。私なら85点を付けてもいいです。

それより、私自身、以前はトランプ大統領のことは「とんでもない人」だと思っていたのに、この米朝会談をきっかけに、「とてつもない人」だと思うようになりました。

有言実行の人で、これまで公約していたことの中で、「メキシコ国境に壁を建設してその費用をメキシコ側に支払わさせる」という以外は、ほとんど実行してきたのではないでしょうか。TPPからの離脱、地球環境問題のパリ協定からの離脱、貿易戦争に発展しかねない鉄鋼、アルミ、自動車等への高い輸入関税などです。

特に日本の基幹産業である自動車に以前の2.5%からその10倍も25%に引き揚げる暴挙は、日本人としてとても許せませんが、トランプ大統領はほとんど国益のため、自国第一主義を声高に叫び、失業率を17年ぶりに3%台に低下させるなど、ラストベルト地帯でも景気のどん底から明るい兆しが見えてきたという報道もあります。

17年前の2001年はクリントン大統領ですから、その後のブッシュ大統領もオバマ大統領もできなかった景気回復を、禁じ手かもしれませんが、成し遂げたのですから、一目を置くべき大統領かもしれません。

勿論、好き嫌いは別です。

これまでの世界中のマスコミがトランプ大統領を悪者扱いにしてきたおかげで、世界中の人々が彼に偏見を持つようになりました。

しかし彼ほどの愛国主義者はいないかもしれません。極右の超国家主義者かもしれません。でも、これまでの歴史家らが指摘するような超国家主義者=軍国主義者と彼には当てはまらないようです。

「誰でも戦争ぐらい簡単にできる」「戦争ゲームのような米韓合同軍事演習は中止する」といったようなトランプ大統領の発言は、驚きを禁じ得ませんでした。私も、彼のことをイケイケドンドンの軍国主義者だと思っていたからです。

平和主義者と言われたあのケネデイ大統領が、南ベトナムに軍事介入して、ベトナム戦争を泥沼化させた張本人なのですから、皮肉なものです。マスコミや歴史家によるネーミングは当てにならないということでしょう。

大金持ちのトランプ大統領ですから、只管自国第一主義、保護主義政策を取るので、中国のように領土拡大の野心などありません。

彼は、IMFやEUなど国際組織に対してはかなりの猜疑心を持っており、貿易も多国間協定ではなく二国間で結ぼうとしてます。

スポーツのIOCやFIFAの汚職事件を見て分かるように、国際組織には莫大な利権があります。トランプ大統領は、殆ど仕事しないでその利権だけを独占している国際官僚貴族の腐敗ぶりを見聞したからこそ、敢えて逆方向の自国保護主義に向かったのではないかと勘繰りたくなります。

勿論、アメリカは中間選挙を控えており、「トランプのパフォーマンスは、点数稼ぎ」という批判はよく分かります。

しかし、リベラルのハリウッド俳優が彼を「アホバカ」扱いするなど、あまりにも彼を侮辱するような心無い批判が多過ぎたので、敢えて個人的見解をさらけ出してみました。

これからの展開次第では、「名奉行」から「悪代官」に転落する可能性もありますが、意外と「名君」として名を残すのではないかと思ってます。ただし、米国の歴史教科書で(笑)。