責任回避は日本の伝統芸能なのか?

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 新型コロナウイルスの感染対策を医学的見地から政府に助言する「専門家会議」の議事録が作られていない、そして、今後も作る予定はない、という話を先日、ラジオで聴いて吃驚しました。また、官僚による安倍首相に対する忖度なんですかねえ?

 首都圏では東京新聞が5月14日付の朝刊で報道していましたが、他の大手御用新聞は沈黙状態です。私のように、お金がないので普段は御用新聞1紙しか読んでいない輩は、ラジオを聴かなければ、この不都合な真実を知らずに終わっていたところでした。

 専門家会議運営の庶務を担当しているのは内閣官房の職員らしいのですが、まあ、大した官僚さまだこと。とはいえ、安倍政権はモリカケ問題に象徴されるように、公文書を改ざんしたり、偽造したり、破棄したり、あるものをなかったことにしたりして、17世紀の政治思想家ジョン・ロックが吃驚するほど「暴政」をやってくれてますね。

 議事録を作成しない理由として、内閣官房は「自由闊達な議論をしてもらうため」と苦しい弁解をしていますが、これで納得する国民がいるとでも思っているのでしょうかねえ。それとも、霞が関の偉い官僚の皆様も為政者たちも、国民なんぞ、「生かさぬように死なさぬように」しておけばいいだけで、あとは知ったこたあない。文句言うのは1000年早い、とでも思っているのかしら。

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 それにしても、日本人は、どうも「専門家」となると、襟と姿勢を正して、仰ぎ見るように御託宣を拝聴するという傾向があります。でも、ひねくれ者の私なんか、専門家の発言でも少しは疑ったりします(特に新型コロナウイルスは未知の世界ですから、対処法にしても、これが絶対に正しいといったことはありえないのです)。それに、何かあれば、テレビでは専門家会議を代表して副座長である尾身茂・地域医療機能推進機構理事長ばかり出てきて、座長である脇田隆字・国立感染症研究所長が何で出て来ないのか不思議でした。やはり「自由闊達な発言」公開に差し障りでもあるんでしょうか。

 公文書をつくらない、ということは歴史をつくらない、ということであり、当事者たちは責任は取りたくないという、ことになります。あまりにも日本的な態度です。

 昨晩、感染者がいまだに出ていない岩手県にお住まいの宮澤先生から電話があり、そんなことを話していたら、宮澤先生は「所詮、庶民は騙されるのが大好きなんですよ。国際機関と聞いただけで、誰もがひれ伏して、有難がっていますが、あんな胡散臭いものはないんですよ。庶民の目の玉が飛び出るほどの高給取りです。WHOの事務局長だって、『中国寄り』と批判されてますが、やり方が露骨だからです。世界でも稀に見る手法で感染者を抑えることに成功した台湾を総会から排除したのも、あからさまな中国への御機嫌伺いです。人相悪いでしょ?あの人。もらった顔してますよ」と、とても私なんかブログでは書けないことをズバズバ言うのです。

 あっ!この責任回避の仕方は、我ながら、見事な日本の伝統芸でした!

緊張事態宣言の効果に疑問

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 昨日は、ついに日本の国家の最高責任者である安倍首相が「緊急事態宣言」を発令しました。午後7時からの記者会見は、天下のNHKも民放もどこもかしこも同時生中継でした。私も長く生きていますが、こんな宣言は生まれて初めてです。我々は凄い時代に生きていますね。

 どれくらい凄い宣言なのか、私も固唾を飲んで聞いていましたが、以前と変わらない自粛要請のみで、都市封鎖もなし。厳しい外出禁止令を施行している欧米なんかは、違反すれば10万円とか30万円とか高額な罰金を取り、フィリピンの大統領は、違反者は射殺するとまで言ってるというのに、そんな制裁も何もなし。拍子抜けしてしまいました。緊急事態宣言は、5月6日までの期限付きで、7都府県で実施。感染者の多い愛知県が含まれなかったのは、トヨタがあるせいでしょうか。勘ぐりたくなります。

 事前にマスコミ辞令では閉鎖が発表されていた理髪店に行ってもいいし、安倍首相は「散歩やジョギングをしても構わない」とまで言う始末。果たしてこの宣言がどこまで効果があるのか疑問を持ちました。

 安倍首相といえば、ゴリゴリの強権主義者で、大胆無敵なイメージがありましたが、意外にも、結構ナイーブで、慎重、控えめな人だったんですね。英字紙では、緊急事態宣言を「State of emergency」としてましたが、同じ言葉でも、諸外国に当てはめて訳すと、「非常事態宣言」になります。「緊急」と「非常」の違いなんでしょうか?

 でも、日本の場合は、あくまでも単なるお願いですからね。緊急事態が宣言される前の3月下旬ですが、慶応大学病院の若い研修医たち40人もが、小池都知事の自粛要請を無視して、というか、小馬鹿にして、「3密」で楽し気な懇親会を深夜遅く3次会まで開き、18人以上が新型コロナウイルスに感染していたことが判明しました。医療従事者がこの体たらくですからね。罰金刑にしたいぐらいです。

 何でこんなこと言うのかといいますと、緊急経済対策など椀飯振舞いした後の財源が心配だからです。甚大な影響を受けた中小企業や個人事業主らに対しては納税も1年間猶予する方針らしいですから、赤字国債を発行するのか、いずれにせよ、国民の税金に跳ね返ってくることは素人でも分かります。

東京・銀座

 一方、お上が「店を閉めろ」と言ってるだけで、休業補償なしでは生活が成り立たないという商店主や夜の接待業者らの訴えもよく理解できます。

 減収世帯の賃金補償も、厳しい複雑な基準があって、月収20万円の世帯が11万円になっても補償なしなんですよね。半額以下の10万円ならいいようですが、何じゃらほいです。

 そんなこんなで怒りに駆られながら、先程、椅子から立ち上がろうとしたら、右脚がギクッとして、力が入らず、暫く歩けなくなりました。ギックリ腰はやったことがありますが、ギックリ脚は生まれて初めてです(苦笑)。

 生まれて初めて、尽くしです。

「全校休校」でパートの保護者は収入減、どうしてくれるの?

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 新型コロナウイルス対策として、安倍晋三首相は27日(木)の午後6時半になって急に、私立を含め全国全ての小中学校、高校、特別支援学校に、3月2日(月)から春休みに入るまで臨時休校とするよう要請しました。

 教育現場は大混乱。6時半なんて授業が終わっている学校が多く、先生方は夜のニュースを見て初めて知った人がほとんど。「卒業式はどうする?」「期末試験はどうする?」などとてんてこ舞いのようです。教育現場を知らない人が要請しているわけですからね。

 私もかつてお世話になったことがある北海道の帯広厚生病院では、職員の2割が出勤できず、予約以外の外来診療を停止したことがニュースになっていました。低学年の子どもを持つ職員は、家で面倒見なくてはいけません。教育現場だけでなく、色んな所に波及するわけです。

 安倍首相の要請は、小中高校だけで、保育園まで含まれていないのですが、肝心の保育士さんが低学年の子どもさんを抱えて出勤できず、園長さんは「スタッフが足りない」と悲鳴をあげています。

 「全校休校」は、一強多弱の独裁政権だからこそできる要請です。

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 ラジオを聴いていたら、批判が多い中、逆に、歓迎する人もいました。匿名の校長先生で、こういった非常事態が起きた場合、大抵、政府は教育委員会に丸投げします。教育委員会は、これを各学校に判断を丸投げします。となると、最終的な責任は校長となり、いつも保護者から突き上げられるのは校長になります。今回は、首相が責任を取ると言っているから助かるというのです。

 しかし、どう見ても、安倍さんは責任を取るタイプですかねえ?モリカケ問題、桜を見る会事件等見ても、官僚や取り巻き連中の忖度と、「私人である」妻に支えられ、真摯に反省しているだけです。しかも、政治家が悪いことをしても優遇して起訴を認めない人を最高検検事総長に指名しようと画策して、政権安泰を目論んでいます。

 本来、感染拡大防止を最大目的としてこのような措置に至ったんでしょうけど、またラジオを聴いていたら、「ウチの中学生の娘は、友達とディズニーランドに行くって言ってましたよ」というリスナーもいました。学校なら集団感染するけど、遊園地なら集団感染しない、なんてことは絶対にないはずです。(あらま! これを書いているたった今、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーが2月29日から3月15日まで臨時休園するというニュースが入ってきました )

 今回のウイルス騒動で経済的損失を蒙った中小企業などに対して、政府は緊急救済措置を取る方針のようですが、投入されるのは国民の税金ですからね。休まざるを得ないパートの保護者は収入減になることでしょう。政府は、パートさんまで面倒は見ないことでしょう。ですから、納税者は、お笑い番組ばかり見ていないで、政府の方針にもっと関心を持つべきです。

 「全校休校」要請は、クルーズ船処理で失敗した政府の汚名返上策どころか、恥の上塗りになるのではないかと危惧しています。感染拡大は学校だけで起きるわけではありませんからね。学校に行けない、遊園地にも行けない中高生の不満が溜まらないことを祈るばかりです。

「募ったが募集していない」とはどういう意味なのか?=新型コロナウイルスによる肺炎のデマも心配

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ここ一週間は、新型コロナウイルスによる肺炎騒ぎで、ニュースはその話題一色です。

 最初は、「大したことはない」「大したことはない」「ヒトからヒトへ感染しない」と言っておきながら、あれよあれよ、と感染が広がり、1月28日の時点で、 中国では死者132人、感染者5974人 という有り様です。これで、2002~03年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)感染者数 5327人= 世界保健機関(WHO)調べ=を超えたことになります。

 海外でも50人以上の感染者が報告され、 特に、昨日になって、武漢からの中国人観光客を乗せていた奈良県の観光バス運転手が感染し、ついにヒトからヒトへの感染が日本でも初めて確認されたことから大きなニュースになりました。

 WHOは何をやっているんでしょうか。いまだに「緊急事態宣言」を発令しないのは、「出すな」という中国からの圧力と、分担金の多い中国を配慮しているからではないかというまことしやかな噂が流れています。WHO事務局長も何となく…。

 いや失礼、失礼、伝聞を書いてはいけませんね(苦笑)。ただ、このまま死者、感染者とも増え続けていくと、極端主義者や宣撫活動家が徒に不安や恐怖を煽って、人々がパニックに陥らないか心配です。一刻も早く鎮静化してほしいものです。そのためにも、正しい情報の発信が望まれます。特に、公的機関や政府関係者からの発言は厳格にしてもらいたいものです。

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 政治家についても、彼らは、発する言葉が全てだと言っても過言ではないのに、昨日の国会・衆院予算委員会での安倍晋三首相の答弁には呆れましたね。 例の首相主催の「桜を見る会」を巡り、安倍首相の地元の後援会事務所が、「功績」や「功労」に関係なく事前に参加者を募集(後援会員なら誰でも自由に)していたことから、野党から税金を投入した公的行事の私物化ではないかと指摘されると、安倍首相は「幅広く募ったが、募集はしていない」と言い放ったそうですね。なんじゃらほい、ですよ。

 こんな言い方が許されるのなら、

 罪を犯したが、犯罪はしていない。

 明らかに言ったが、明言はしていない。

 ウイルスは広がったが、拡散はしていない。

…などと言っているようなものですよ。

 「真摯に反省」し、「誠意に対応」することを信条とする日本の最高権力者があんな発言をすれば、公的機関による発表も疑いたくなります。でも、あんな発言をしても優遇された後援会による強いバックアップで支持率は変わらず、政権は安泰ですから、こんなブログを書いても、馬耳東風であり、何の突っ張りもないことは確かです。

 嗚呼、場郭斎。

 

戦時下と変わらぬ現代、そして武蔵小杉は大混雑

 島根県にお住まいの須藤さんから昨日書いた「 トヨタに5000億円減税、小池都知事が五輪用地を9割引で売却 」という記事に関して、ご意見とご感想を頂きました。

  ご指摘のように既存の大手メディアは肝心の事を全く報じません。「赤旗」だけが取り上げているようでは、今の時代、戦前の暗黒の「治安維持法」下と全く変わりませんね。

 吉本興業が戦時中、大阪朝日新聞と東京朝日新聞の企画に乗って「わらわし隊」を結成して満洲に行きましたが、現下のテレビを見ている視聴者は、日本に居ながら満洲の兵隊さんと同じで、その慰問効果で、頭をマヒされているのです(笑)。この節は、その吉本興業の劇場 「なんばグランド花月」 に、天下の安倍首相が直接出向いたりしているのですから、現今、首相こそが「わらわし隊」です。

 日本経済新聞は「AIの時代だ!」「グローバリズムがナンタラカンタら」と盛んに書いて大衆を煽っていますが、ヒットラーも、世界制覇という自己流のグローバリズムを目指していたのです(笑)。令和も、平成も、昭和も、大正も、明治も、江戸も、奈良時代も本質は変わらないのです。そういう俯瞰的な指摘をするのがマスコミの役割なのですが、「女性進出」とか「働き方改革」とか、どうでもよい皮相的な、表面的なことだけ報じています。

 「渓流斎ブログ」の存在価値がこれから増々重みを増しますよ。他人の書いた「書籍紹介」なんかより、もっと、世相の真相、実相を書いてください。期待しています。

 ありゃ、まあ、です。ちょっと買いかぶり過ぎですね(苦笑)。私自身は、浅学菲才、全くの非力です。ただ、日々、研鑽を積んで、目配り、気配りしながら、幅広い知識の吸収に努め、感動したり、吃驚したりしたことをブログに書いているだけで精一杯で御座いまする。正直、最近、勉強ばかりしていますから、疲れ気味で、「遊びたいなあ~」という誘惑に駆られています(笑)。

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 さて、今日はネタがないので困ったなあ、と思ったら、面白い記事が見つかりました。「東洋経済」の「武蔵小杉は大混雑、横須賀線の増発はできる?」という記事です。神奈川県川崎市の武蔵小杉は、東急東横線・目黒線とJR横須賀線・南武線・湘南新宿ラインの駅があり、都心までわずか10~20分と通勤・通学にとっても便利ということで、ここ数年前からニュキニョキとタワーマンションが駅近に何棟も建ち始めました。

 私もNHKの「ブラタモリ」の「武蔵小杉」篇を見て初めて知り、「いいなあ」「近くて便利で羨ましいなあ」と思ったものでした。そしたら、これらタワマンのお蔭で人口が増えて、駅のプラットフォームが一杯で電車に乗れないという話を先日聞いたのです。やっぱり、テレビは良い事ばっかしか、言わないなあ…。悪い面もあったんですね。

いくら東京駅まで20分弱で行けても、朝の通勤ラッシュで、武蔵小杉駅構内で20分も待たされたら、結局40分もかかり、これじゃあ、「翔んで」埼玉県に住んでいても、あまり変わりませんよね(笑)。

 先述の東洋経済誌では、その現状について、こと細かく取材して書かれていました。武蔵小杉駅のある川崎市中原区の人口は、この20年で6万人も増えて約26万人になった、とか、JR武蔵小杉駅の1日平均乗車人員が、1999年度の6万4165人から、今や12万9637人へと2倍以上に増えた、などと書かれています。

 須藤さんご指摘の通り、やはり、物事を皮相的、表面的に見ていては駄目ですね。ご意見ご感想、有難う御座いました。

安倍首相のお気に入りがトランプ大統領と握手していたとは…

昨晩、名古屋にお住まいの篠田先生から電話が掛かってきました。

篠田「ああたね、何か昨日はスパイ研究会に出たらしいけど、今日は、本物の現代のスパイが登場しましたよ」

渓流斎「えっ!? どういうことですか?」

篠「国技館ですよ。トランプ米大統領と握手していたでしょ? 古い、過去のもう終わったスパイの研究もいいですけど、今現在のスパイにも目配りしなければ駄目ですよ」

渓「えっ!?誰なんですか、それ?」

篠「知らないんですか?今、ネット上では大騒ぎですよ。どうせ、明日の朝刊では、どこの大新聞もテレビも報じないでしょう。相撲の取組が終わって、トランプ米大統領が升席を取っ払った特別観覧席から引き上げる際、NHKのアナウンサーが『一般のお客さんと握手を交わしています』と絶叫したでしょ?よく見たら、一般客でも何でもない。台湾出身の政治運動家・金美齢氏と極右国粋評論家・櫻井よし子氏、週刊新潮出身のノンフィクション作家門田隆将氏じゃあ、あーりませんか。いずれも、安倍首相お気に入りの親衛隊。産経新聞、フジテレビ御用達です。

渓「えーーー!、本当ですか?」

篠「知らなかったんですか?駄目ですね。ブログはこういうことを書かなければ駄目ですよ。彼らは千秋楽という最も入手困難な高額キップをどうやって手に入れたんでしょう?ネット上では『どうせ、ご招待だろ』とか『何が、一般客だ。NHKもグルだな』などと喧々諤々ですよ」

渓「知らなかったですね。どうせ明日の朝刊大手紙はどこも取り上げないでしょうけど、こちら方面が得意の『日刊ゲンダイ』や『東京スポーツ』なんかは売れなくなるはずですね。『夕刊フジ』はフジサンケイ・グループだからエールを送って載せるかも…」

新聞配達をしていた中学生の時、160センチだったのが、今や3メートルに伸びてました

篠「夕刊紙どころか、週刊誌だって、年金や相続や病気の話ばかりの『老人メディア』で、若い人はもう見向きもしませんよ。それより、トランプ大統領と安倍首相らが夜に会食した六本木の居酒屋は何処か知ってますか?」

渓「さあ…知りませんねえ」

篠「駄目ですねえ。『田舎家 東店』ですよ。六本木交差点から飯倉片町方面に下って、左手にドンキホーテがありますから、その近くですよ。ニューヨークにも支店があり大人気で、今、飛ぶ鳥を落とす勢いで、ブイブイ言わせてますよ。まあ、予算は一献2万円ってとこでしょうか」

渓「それにしても、随分、詳しいんですねえ…」

篠「ジャーナリストのくせに、ああたの取材力が足りないだけですよ(笑)」

渓「そう言われましてもねえ…」

篠「じゃ、答えをお教えしませう。 官報に告示されていたからですよ。そこにはドローン飛行禁止区域が書かれていたんですよ。ゴルフをやった千葉・茂原カントリー倶楽部や相撲観戦の国技館はマスコミ発表で事前から大々的に取り上げられましたが、大統領夫妻が宿泊するのはパレスホテル東京、夕食を供にすると思われる六本木3丁目のアロービルまで告示されてましたよ。あとは、内調(内閣情報調査室)やCIAでなくても、パンピー(NHKの好きな一般人)だって、ちょこっと調べれば分かるわけですよ」

渓「なあるほど。分かり過ぎるほど、分かりました。ぐうの音も出ません」

【洛中便り】西班牙料理での饗宴

おはようございます。京洛先生です。今年も本当に残り少なくなりましたね。

 ところで、昨晩は、貴人が、加藤力之輔画伯のご令室から、マドリードで美味しい食事をされた、本場仕込みの「西班牙料理」を、加藤画伯の洛中のアトリエで迂生もご馳走になる機会を得ました。

Copyright par Kyoraque-sensei

 上の写真をご笑覧ください。凄いでしょう。ついでに、アトリエのベランダから眺めた洛中の眺望、京都タワーの威容がよく見えました。


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饗宴料理の中には、マドリードで、渓流斎さんがお口にされた西班牙料理と同じものがありますかね?(笑)。小生は、外国料理は苦手ですが、昨夜の西班牙料理は、いずれも美味しかったですね。


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 料理の名前は憶えていませんが(笑)、西班牙から送られてきた素材をふんだんに使って、加藤画伯と、招待客ながら手伝いに見えていた料理に詳しい立体作家が共作で作られ、もてなしてくださいました。

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加藤画伯のアトリエにふさわしく、集まったのは、ポルトガルと京都を拠点に、「アズレージョ」というポルトガルの装飾絵タイルの創作活動をしている造形作家の石井春さん(www.ishii-haru.info)。泉涌寺の傍で茶道を教えられている「山荘流」家元さん。そのほか眼科医さんなど多彩な顔ぶれが招かれ、“加藤サロン”の楽しい小宴でした。

造形作家の石井さんは自らのブログを持っておられ、いろいろ電脳空間活動も展開されているので、その創作活動の一端をご覧ください。

 また、茶道と言えば、凡人は、表千家、裏千家、武者小路の“三千家”だけが頭に浮かびますが、「山荘流」は高谷宗範という嘉永生まれで、明治、大正、昭和前期に活躍。弁護士、検事もした人物が創始した流派です。

宗範はもともと「遠州流」でしたが、同派から独立した新しい流派を興しました。宗範は当時の茶道界の現実を嘆き、国民道徳を向上させる狙いから、草庵(小間)の茶道を書院(広間)に力点を置くよう唱導したそうです。

これに対して、当時の茶人の高橋菷庵(三井の重役、新聞記者)は「広間でやる台子茶は原始人がするものだ。小間こそ奥行きが深い」と批判し、論争になったそうです。


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宗範は、大正時代に宇治の木幡の道元禅師の生誕の地に「松殿山荘」という約3万4000坪の茶道の道場を作り「財団法人『松殿山荘茶道会』」を設立して書院茶道を広める基礎を作りました。

今も、そこが山荘流茶道会の活躍拠点になっています。これも「松殿山荘茶道会」のホームページがありますから、ご覧になるとその内容、規模の大きさが分かると思います。

まあ、貴人が先日、渓流斎ブログで取り上げた1800年代のフランスのマスコミやサロンの世界を蹂躙、活躍した新聞王ジラルダンと同様、わが日本国も、その時代に、高谷宗範しかり、新聞記者から三井に転身して茶人になった高橋菷庵しかり、似たような軌跡の人物が存在したわけです(笑)。

貴人は、「言論ギャング」野依秀市とジラルダンを比較・考察されていたようですが、結局、芸術、マスコミ、経済界、政治家も、人とのつながり、融合した「サロン」という存在が大きな働きを持つのです。


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新聞記者が安倍首相と談笑するのも情報交換という「サロン」です。そこに“出前の岡持ち”「スシロー」が加わるのですから、その規模、中身がどういうものか分かるというものです(笑)。

以上報告終わり。

人類を超越しているタモリさん

このブログ《渓流斎日乗》を始めたのは2005年のことですから、もうかれこれ13年も経ちます。

これだけ長く続けられた理由の一つとして、色んな体裁で書けたことです。時には、新聞記事のように、時にはエッセイか小説風、はたまた落語のような台本風、ソクラテスの弁明のような対話風(そんな大それた比較するなってか?)・・・てな感じです。

あまりやらなかったのは、短歌や俳句などの短詩型でした。どうも型にはまったことが嫌いなようです。その代わり、自由詩や川柳なら好きですね。

スペイン・トレド

 臨時国会も終わり、「公共水道外資売却・売国奴法」や「移民容認法」を強行採決した安倍首相は満足げな表情で閉会記者会見に臨んだようですが、今朝の朝日新聞には、辛らつな川柳が載っていました。

 数で押す窒息しそうな民主主義

 んーむ・・・。巧いこと言うもんですね。

 確かに数の論理で勝っている自民・公明与党ですから、最初から国会質問も論争もしなくても、初めから何でもかんでも法案が通ることは分かりきっているのです。野党がいくら抗議しようが、牛歩戦術を取ろうが、最初から決まっているのです。臨時国会なんか開かなくても決まっているのです。与党も野党もポーズを取っているか、演技をしているのに過ぎないのです。そんな気がしてきます。

スペイン・トレド

 民主主義の究極の定義として、英国の政治家ウィンストン・チャーチルの

It has been said that democracy is the worst form of government except all the others that have been tried.(民主主義とは最悪の政治手法と言われている。ただし、かつて試行されたすべて政治手法を除けば。)

 という名言が思い浮かびます。

 チャーチルはノーベル文学賞を獲ったほどの名文家ではありますが、アングロサクソンらしい彼の皮肉を込めた

The inherent vice of capitalism is the unequal sharing of blessings. The inherent virtue of socialism is the equal sharing of miseries.(資本主義の駄目な所は、幸運を不平等に分配してしまうことだ。社会主義の良い所は、不幸を平等に分配してしまうことだ。)

 
が好きですね。本質を突いています。

スペイン・トレド

 所詮、人間は強欲の塊ですから、大なり小なり権力闘争に明け暮れてきたのが人類の歴史ではないでしょうか。王権や帝国主義、植民地主義が蔓延り、今は、「米中貿易戦争」の形で覇権争いは続いています。

 下々の世界では、「公園デビュー」を始め、いじめや学級崩壊、男女差別大学入試、組織内での足の引っ張り合いからパワハラ、セクハラ、モアハラ・・・と、まあ数限りないプチ戦争の応酬です。

これが人類の歴史だと思うと溜息が出ますね。

46億年の地球の歴史の中で、人類の歴史など500万年。文明ができてから、たかだか1万年ぐらいしか歴史がないのに、もう滅亡に向かっているとは、暗澹たる思いがしませんか?

スペイン・トレド

 先日、NHKテレビで放送された「ブラタモリ」で、福井県勝山市にある県立恐竜博物館を取り上げていました。なぜ、ここに恐竜博物館があるのかといいますと、これまで日本の新種の恐竜7種のうち、5種もこの勝山市で発見されているからだそうです。

 そもそも、何で、福井県にそんなに沢山恐竜がいたのかといいますと、恐竜が隆盛だった1億2000万年前は、日本列島と中国大陸は陸続きだったからなんだそうです。それが、だんだん、地殻変動で動いて、2500万年ぐらい前に日本列島は大陸から離れて日本海もできて独立し、恐竜の化石もそのまま残されたというのです。

 何とも雄大、悠久な話です。

スペイン・トレド

 以前は人間のちっぽけさを知るのは宇宙や星座の勉強すればいいと思っていましたが、この番組を見て、地質学や地学にも興味を持つようになりました。

 誰が自己破産して自殺しようが知ったことはないのか、サラ金のCMにもホイホイと出て稼いでいながら、決して強欲には見せない計算高いタモリですが、地質学に関する知識は半端でなく、その博識ぶりには舌を巻きます。

どうも、地質学が好きな人は、人類が誕生する前の1億年、10億年、46億年のスパンで物事を考えているらしく、ちっぽけな人類の歴史なんか超越しているように見えます。タモリを見ていると、「所詮、人間なんて・・・」という態度が垣間見られます。

この人、ほとんどマスコミのインタビューに応じないので、お会いしたことはありませんが、本当に凄い人だと思います。

マスコミはグルなんですよ

福井の西崎先生です。

いつも、いや、たまに拝読させて頂いておりますが、老婆心ながら、貴ブログは、今ひとつ踏み込みが足りないので、一筆啓上仕ります。

一昨日は、日本ボクシング連盟の山根会長のことを書かれていたようですが、「池に落ちた犬は叩け」の格言通り、マスコミは束になって盛んにバッシングしておりました。まるで、山根会長が「諸悪の根源」のような、「悪の権化」のような扱いでしたね。

しかし、どう見ても、テレビに映っていた会長への貢物なんか、カンロ飴とか仏壇に供える程度の粗品ですよ。宿泊するホテルも二流か三流でしょう。

高等地検特捜部みたいに山根会長を叩いているマスコミも、清廉潔白で、疚しいことは何一つないと胸を張ることができるもんなんでしょうかねえ?イエスさまも仰いました。「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい」と。(ヨハネによる福音書第8章)

山根会長よりも、もっともっと悪どい人間は山のようにいるじゃあありませんか。

例えば、アメフト監督コーチによる悪質な反則行為指示であれだけ世間を騒がせた日本大学の田中英寿理事長です。彼も、暴力団との交際が噂されながらも、結局、山根会長のようにテレビに出演したりせず、雲隠れし、どこのマスコミにも本人が登場しないではありませんか。何故だと思いますか?

それは、2016年4月に新設された「危機管理学部」が怪しいのですよ。

例えば、河本志朗教授(1954年生まれ)と金山泰介教授(57年生まれ)は、元警察官僚。勝股秀通教授は元読売新聞記者(83年入社)。安部川元伸教授(52年生まれ)は、元公安調査庁。。。しっかり、マスコミ出身者を入れて抑えを効かせてますね。

日本の社会の仕組みがそうなっているのです。政界ー官界ー財界ー学界ーマスコミがつながって人事交流をしているのですよ。最近では「天下り禁止令」が出ているようですが、元大物官僚に来てもらうだけで、企業は格が上がるし、後輩官僚に対する抑えが効いてくれて、「用心棒」を雇うようなもんですから、「越後屋、おまえも悪やのう・・・」と言いながら、お互いに利権を分け合うことができるのです。

◇◇◇

ただ、このゴールデン・リングを見ているだけでは利権の構造は分かりません。裏社会が絡んできますし、宗教界、それに、NGOやNPOや国際的な諸団体も複雑に絡んできます。その中で、特に利権の宝庫は国際オリンピック委員会(IOC)じゃないですか。

精神は高邁かもしれませんが、実体は米国の大手テレビ局の代理人みたいなもんで、IOC貴族と呼ばれる、大して汗水たらして働こうとしない、不労所得狙いの連中が利権をむさぼっているに過ぎないのですよ。

マスコミもIOCとグルですから、どこも批判しません。熱中症で死亡者が出かねない真夏の猛暑の東京五輪開催も、「注意しましょう」と一言ぐらいで、根本から批判しません。恐らく、お金持ちの中国人が押し寄せるでしょうが、五輪開会式の入場料が30万円なんて、開いた口が塞がりません。

国会が閉幕して、いつの間にか、森友・加計問題は雲散霧消してしまいました。ボクシング連盟の山根元会長の仏壇の供え物粗品よりも、森友学園8億円の値引きや、不明瞭な獣医学部創設の加計学園問題の方がはるかに大きいはずです。

そのキーパースンは、あの人なのに、マスコミの批判は鈍いばかり。特に、政府から電波事業免許を握られている民放も国営放送もテレビ局は、惨憺たるものですよ。それでいて、庶民には政治に関心を持たせないよう、興味を持たせないようなお笑い番組ばかり放送します。

そろそろ、テレビは、政府広報の広告会社と認識を改めるべきなんですよ。

今の世の中、根元から腐ってますよ。本当に酷い話です。

国民はなめられている

 東京の調布先生です。
 ワールドカップ・サッカーの観戦で、皆さん、また寝不足のことでしょう。チャップリンが生きていたら、「サッカー狂時代」とかいうタイトルで、面白い風刺映画をつくっことでしょう。
 「渓流斎日乗」の読者の皆さんのようなインテリさんまで、「サッカー汚染」されるのですから、時の為政者安倍首相は「世の中は、チョロい。チョロいもんだよ」と一昨日は、二代目猿翁の稽古場跡の居酒屋「赤坂 うまや」で「忖度部下」と一緒にニンマリと酒を飲んでいるのです。
 そして、昨晩は、東京・赤坂のイタリア料理店「キッチャーノ」で、曽我豪(朝日新聞編集委員)、山田孝男(毎日新聞特別編集委員)、小田尚(読売新聞東京本社調査研究本部客員研究員)、石川一郎(BSジャパン社長)、島田敏男(NHK名古屋放送局長)、粕谷賢之(日本テレビ取締役報道解説委員長)、政治ジャーナリスト田崎史郎(元時事通信)と優雅にも食事しているのです。
 まさか、官房機密費から食事代が出ていないでしょうね。納税者として、曽我、山田、小田、石川、島田、粕谷、田崎の名前は覚えておくことです。特に、国営放送の島田局長は、わざわざ、名古屋から飛んできたんですか。。。国民から視聴料を簒奪している公共放送の幹部が、現場をほっぽり出したりしていいんですかねえ?誰も批判しないので、迂生が指摘しておきます。
 もう一回、まさか、と言いますが、「国民はバカだから新聞を読まない。これで、自民党も安泰、万々歳だ」「ごもっとも、ごもっとも」と茶坊主のような会話を交歓しなかったでしょうね?
 マスコミがスクランブルを組んで、時の最高権力者にこびへつらったのか、為政者が下々の生活を知りたくて昵懇のメディア関係者を呼びつけたのか、どちらか分かりませんが、さぞかし、藤原道長も催したことがないほど和気藹々とした懇親会だったことでしょう。いずれにせよ、国民はなめられているということですよ。
 そういえば、赤坂の居酒屋「うまや」には、昔、貴人と御一緒しませんでしたか? 亡くなった藤間紫さんと市川猿之助(猿翁)の稽古場を改造したお店で、迂生は何度も行きました。

でも、総理大臣が行くには、聊か不釣り合いですよ。若いミーちゃん、ハーちゃんが行って喜ぶような雰囲気です。

 

それから、「昭和シェル」との合併問題で「出光一族」が、賛否で内部対立しているようですね。数年前あった「大塚家具」の親と娘の家族対立みたいな構図です。創業者の出光佐三も、泉下で泣いていると思いますよ。それに、「村上ファンド」やインチキ弁護士、コンサルタント屋、周旋屋なども入り込み、内実は漫画みたいな展開になっていると思います。取材するには面白いと思います。

追河探訪記者がワクワクする素材です(笑)。