私の住んでいる所は不便な所で、銀座の都心の会社までバスと電車を乗り継いで往復3時間近く掛かります。本当です。それなのに、通勤・通学時はバスも電車も超満員で、バスなんか停車場をすっ飛ばすぐらい混んでいます。小中学校も近くにあるので、子どもの姿も多く、日本が少子高齢化の人口減社会とはとても想像すらできません。
たまたま移り住んだ土地なので愛郷心は全くありませんが、何でこんなに人が多いのか不思議でした。住宅街ばかりで、しかも、商店街がほとんど壊滅状態で個人商店はつぶれる一方です。残っている個人商店は、飲食店以外は、クリーニング店と美容院、理容店ぐらいで、肉屋さんも八百屋さんも消えてゆきました。
こんなに人口密度が多いのに、商店街もなく、ここの地元の人たちはどうやって暮らしているんだろう? と思ったら、やたらと近辺にスーパーマーケットが多いことに今さらながら気が付きました(苦笑)。私の自宅から半径2キロ以内(自転車で15分ぐらい)を勘定しみるとー。順不同ながら、
・オーケースーパー
・ロピア
・ヤオハン
・イイダ
・生協スーパー
・ミートミート
・マルエツ
・クイーンズ伊勢丹
・マミーマート
・イオン
と10軒もありました。これは、全国的にも多い方じゃないでしょうか。これだけスーパーがあって、つぶれないということは、それだけ人口が多いということなのでしょう。通勤時の人混みもお分かり頂けたでしょうか。
隣りの駅に行けば、成城石井もイトーヨーカドーも西友もオリンピックもライフもあります。
この中で、「ロピア」は全国チェーンではないので、あまり知られていませんが、若社長さんが、あの有名女子アナのカトパンこと加藤綾子さんと結婚して一躍全国的にも有名になりました。
実は、私は、このロピアのファンなのです(笑)。例えば、ビールや飲料水などでも全て冷蔵せず、1ダースとか箱詰めでまとめ買いするようになっているので他店と比べて格安なのです。私は自家用車を持っていないのでまとめ買いは出来ませんけど、安さの恩恵は受けていると思っています。ドン・キホーテみたいに、狭い空間での商品展示がちょっと大胆というのは気になりますが。
何よりも、ここでしか買えない焼酎があるのです。奄美大島の黒糖焼酎「里の曙」(3年貯蔵、アルコール分25度)です。10軒ある自宅近くのスーパーを覗いてみましたが、ロピアにしか売っていませんでした。私は、自分の誕生日に奮発して、橋本屋で、高い「里の曙」ゴールド(アルコール分43度)を買ってちびちび呑みましたけど、個人的には、この25度の3年貯蔵で十分だということが分かりました。
往復3時間かけて、会社に行くのは銀座のランチを食べる楽しみのため。夜、帰宅するのは、焼酎「里の曙」のソーダ割りで晩酌する楽しみのためです。
何か、問題でもありますかねえ?
【追記】
この記事執筆後、ロピアのことをエゴサーチしたら、神奈川県藤沢市の精肉店から出発し、現在、本社は川崎市。近畿圏、福岡、宮城県など13都府県に店舗があるそうですから、知る人ぞ知るスーパーでした。2023年2月期の売上高は3401億円。ロピアという名称も、「ロープライスユートピア」から由来するということで、意訳すれば「格安夢物語」。道理で、安売りに苦心しているのかあ~