カミーユ・クロデール

彫刻家ロダンの弟子、カミーユ・クロデールについて、最近、興味を持っています。

映画「カミーユ」に、私の大好きなイザベル・アジャーニが主演しているので、早速、蔦屋でビデオを借りてきて見てみました。

恐らく、美術史をひっくり返すほどの発見かもしれませんが、ロダンより、カミーユの方が才能があったかもしれません。

私自身、30年以上昔に、フランス文学をかじったことがあり、ポール・クロデールについては、戦前日本のフランス大使として、6代目菊五郎や15代目市村羽佐衛門にも会って、日本の伝統芸術に関して理解と認識を持っている詩人だと、理解していましたが、彼がそのカミーユの実弟だということをすっかり忘れていました。

しかも、私の卒論のテーマに登場する作曲家ドビュッシーまで、映画に出てくるので、これはさすがに、「作り物」というわざとらしさを感じて白けてしまいましたが、20世紀初頭のパリの風俗が如実に再現されていて、また、パリに行きたいと思ってしまいました。

もしかしたら、私は、パリジャンの生まれ変わりじゃないか錯覚してしまった次第です。