オンライン講演会の違和感は脳のせいだった

「銀座瓢嘻」ビーフシチュー定食

 昨日も書いてしまいましたが、ブログなんかにあまり個人的なことを書かない方がいいかもしれませんね。相手は悪徳、じゃなかった敏腕弁護士を使ってあら探しをして、「名誉棄損」だの「誹謗中傷」だのと告訴しかねませんからね。

 その点、「どこそこのお店の肉じゃがが美味かった」とか能天気なことを書いていた方が、誰も傷つかないし、損害補償なんて話にならないはずですから。

お邪魔します

 さて、先日、Zoomなどのオンライン講演会には、違和感といいますか、後ろめたい感じがすると個人的な感想を書きましたが、その理由について、「脳トレ」の監修者として知られる東北大学教授の川島隆太氏が昨日(3月1日付朝刊)の毎日新聞のインタビュー記事で明確に答えてくれています。

 まず、ビデオを視聴するだけの受動的なオンライン学習の場合、脳を調べると、脳の司令塔と言われる「前頭前野」があまり働いていないといいます。

 なるほど、そうでしたか。

 オンライン授業に関しても、脳は、ウェブでのやり取りをコミュニケーションとして捉えていないのだといいます。つまり、オンラインでは、対面のコミュニケーションで起きる反応が脳には見られないというのです。しかも、オンライン授業では、映像と音声がずれるので、脳が「下手な紙芝居」のように認識してしまうのではないか、と川島教授は分析しています。

 一方、効果的な勉強法について、川島氏は、脳は「面倒で厄介な方法」の方がよく働くので、具体的には、教科書や参考書を読み、ノートに書くというやり方が一番良いというです。まさに昔からの古いアナログ的手法ですね。

 なるほど、なるほど。私がオンライン講演会についていけないのは、自分が単なる古いアナログ世代のせいだとばかり思っていたのですが、人間の脳の仕組み自体で違和感を覚えてしまうんですね。それなら、若い学生さんも誰でも違和感を覚えているということになります。

 川島教授には「スマホは学力を破壊する」などという著作もあります。未読ですが、相槌を打ちたくなります。

 色んな新聞を読むと、タイムリーな疑問に答えてくれるので、本当に助かります。私は新聞業界の回し者ですから(笑)、ネットの噂情報より、新聞記事を信用しています。

 皆さんも新聞を読みましょう!(結論はそれかいな!?)