御存知でしたか?=インド料理「ビリヤニ」とイタリア菓子「マリトッツォ」

 もう20年以上昔、会社の後輩だったS君がその後、国営放送に転職して疎遠になっていたのですが、どういうわけか、20年ぶりぐらいに葉書を送ってくれました。

 国営放送の「定年退職」通知です。「もうそんな年齢になったのか…」といった感想です。もっとも、彼は定年になっても、もうしばらく放送局にいられるとのことで、御同慶の至りです。

最近、頻繁に行っている東京・新橋「香川・愛媛せとうち旬彩館」二階にあるレストラン「かおりひめ」。鯛めしとミニうどん、普段は900円ですが、サービスランチで金曜日800円

 メールで彼に返信したところ、大変嬉しいことに、いつもメールの最後に発信元である私の名前の下にリンクを貼って告知している私のブログを読んでくださったようで、「ブログ面白くってためになり、ついつい読みふけってしまいました。早速、堤未果著『デジタル・ファシズム』は注文し、石井妙子著『女帝 小池百合子』を図書館に予約しました」と折り返してくれました。

 いやはや、こんな嬉しいことはありませんね。

 彼はこれ以上、他にも色々と褒めてくださったので、有頂天になってしまいました(笑)。普段、滅多に褒められませんからねえ…。

東京・新橋 「香川・愛媛せとうち旬彩館」二階にあるレストラン「かおりひめ」。 普段は鯛定食1300円ですが、サービスランチで火曜日は1100円!

 でも、本当に有難いことです。読者の皆様の期待に応えられるように、毎日書き続けていこうと思います。

 と、思ったら、正直言いますと、ここ1カ月間、どうも不調です。体調が悪いというわけではなく、どちらかと言えば、精神的なもので、どうもニヒリズムになってしまっています。まあ、気力がないということでしょう。ブログも使命感がなく、気合が入りません。

 それでも、まあ、下らないことなら書けます(笑)。またまた、銀座ランチの話題です。

銀座4丁目 インド料理「ムンバイ」

 会社の同僚のO君が「今、インド料理のビリヤニが流行ってますよ」と教えてくれたのです。ビリヤニ? 何それ? 全くの初耳です。そう言えば、彼は、何でも「流行りもの」が好きで、「今、イタリアの生クリーム菓子『マリトッツォ』が若い女の子の間で大人気ですけど、渓流斎さんは知らないでしょ?」とのたまうのです。

 知るわけないんやないけ!

 てなわけで、本日のランチは予定を変更して、ビリヤニを食すことに致しました。目指すは会社からほど近い銀座4丁目のインド料理店「ムンバイ」 。勿論、初めて行く店です。ビリヤニで検索したらこの店が引っ掛かった次第です(笑)。

銀座4丁目 インド料理「ムンバイ」ビリヤニ 1200円

 この店のメニューによると、ビリヤニとは「世界三大炊き込みご飯」の一つなんだそうです。じゃあ、あとの二つとは何じゃいな?

 さて、ビリヤニなるものが運ばれて来ました。御飯が長細いタイ米で、チキンと一緒に炊き込んだものでした。やはり、一緒にカレーとヨーグルトが付いてきました。インドは何でもカレーなんですね。

 一口。「お、からっ!」。店員さんもコックも全員インド人でした。日本人だからといって、全く手加減していません。インド人と思われる青年のお客さんも1人いました。まさしく、本場もんでした。

 ビリヤニとは、嘘か誠か、豪華、貴族料理とか、小耳にはさみましたが、庶民の味でもええじゃないか、といった感じでした。

 でも、この「ムンバイ」という店は気に入ったので、またカレーを食べに来ようかと思いました。

銀座4丁目「香十」 正親町天皇の御代、天正3年(1575年)、京都で生まれた名跡

帰りがけ、「SINCE 1575」の看板を発見して度肝を抜かれました。1575年とは、天正3年のこと。あの織田信長・徳川家康連合軍が武田勝頼を撃破した「長篠の戦い」があった年じゃあありませんか。今から450年近く昔のこと。この店は「香十」という有名なお香屋さんでした。

 香十は、京都で創業し、同社のHPによると、香十初代は、清和源氏安田義定(鎌倉幕府成立時の遠江守護)の十二代の末商で安田又右衛門源光弘と称し、その頃から御所の御用を務めていたといいます。香十第二代政清は豊臣秀吉に、第四代政長は徳川家康に召されたと伝えられ、まさに、あの激動の戦国時代を乗り切ったということになります。

マリトッツォ

 会社に戻ると、また、今日はどういうわけか、が多いのですが、会社の同僚のO君が近くのコンビニで「マリトッツォ」を買って来てくれたのです。

 「えへへへ…実はわたしも、まだ食べたことなくて…」

 なあんだ、と遠慮なく頂きました。ズバリ、生クリーム入りの菓子パンでしたね(笑)。いかにも若い女の子が好きそうなデザートで、中学生なら部活動の帰り、寄り道して空きっ腹の虫を収めるのにちょうどいい感じでした。

 あれっ? 今日の記事は、ためになる高尚な話とは程遠かったでしたね。せっかく、これからコアな読者になってくださるS君、どうも失礼致しました。