座ったら死ぬ?

 「銀座の高級腕時計店巡り」企画はあまり受けていなかったみたいですね(苦笑)。昨日のアクセス数は「301」。それでも、300人以上の方が御覧になってくださったのですから、本当に有難いことです。

銀座5丁目「アワーグラス」 パテック・フィリップのキャリバー240が1046万1000円とありまする

 このブログは、主宰者だけが細かいアクセス解析できるのですが、これまでの最高アクセスが2020年12月15日で、何と1日、6318アクセスもありました「この異様な数字は何じゃいな?」と思って、前日の12月14日の記事を検索したら「コメディアン小松政夫さん逝く=またお手頃の銀座ランチ発見」でした。「えっ?」失礼ながら、こんな記事にどうしてこんなアクセスがあったのか、不思議です。世の中、分からないものです。

 ゴホン、主宰者としましては、もっと真面目な堅い記事の方を読んでもらえると嬉しいです(笑)。

銀座6丁目「パネライ」1860年、伊フィレンツェで創業

 本日は、最近読んだ記事で最も衝撃的だったものを取り上げます。

 「座りすぎ 運動で帳尻合わず」と題した10月11日付朝日新聞東京本社夕刊の記事です。一言でいうと「座っている時間が長いと死亡リスクが高まる」というのです。京都府立医科大学の小山晃英講師が約6万人の調査から導き出した結果です。

銀座6丁目「チューダー」1926年、スイス・ジュネーブで創業(ロレックスの姉妹会社)

 具体的には、座っている時間が1日5時間未満だったグループを基準にして比較すると、1日7~9時間グループは約1.2倍、1日9時間以上だと約1.5倍も死亡率が高かったというのです。また、1日に座っている時間が2時間長くなるごとに、死亡リスクは15%も上がるというのです。(詳細を知りたい方は、販売店か、図書館にでも行って探して読んでみてください)

銀座6丁目「タグ・ホイヤー」1860年、スイス・サン・ティミエで創業

 えーーー、ですよ。私は少なくとも6~7時間は毎日、毎日、会社でパソコンの前で座っています。往復約3時間の通勤の電車内でも遠方なので結構座っています。

 でも、これでは、「座ったら死ぬで~」と言われているようなものです。

銀座6丁目「ゼニス」1865年、スイス・ロクルで創業

 対策としては、定期的にパソコンから離れて、少し歩いてみたりすれば良いようですが、それもなかなか…。

 お金にもならないのに、ブログなんて書いているのは、一番駄目ですよねえ?(笑)。

銀座6丁目「オメガ」 あれま、木曜日定休でした。1848年、スイス・ラ・ショー・ドゥ・フォンで創業

 そう言えば、世の中、座職(英語でsedentary work)が溢れています。日本人の大半を占めるオフィスワーカーがそうですし、陶芸家など職人さんも大抵、座って仕事します。タクシーや長距離のトラック運転手などは、1日5時間では済まないでしょう。

 立ち仕事(stand-up work)は、ハウスマヌカン(もう死語?)とか、お店や居酒屋などの店員さん。料理人さん。美容師、理容師さん。駐車場や工事現場などでの交通指導係などが思い浮かびます。

銀座6丁目 左は「ジャガー・ルクルト」というより「イエガー・ルクルトゥル」1833年、スイス・ル・サンティエで創業、右は「A.ランゲ&ゾーネ」1845年、ドイツ・グラスヒュッテで創業

 机に向かって執筆する作家さんも座職でしょうが、あのヘミングウェイは、晩年は立ってタイプライターで執筆していました。

 健康に気を遣っていたのでしょうけど、悲しいことに結局、61歳で自殺してしまいました。長い白髭を生やして、随分お爺さんに見えましたが、そんなに若かったんですね…。

銀座6丁目「ロレックス」(ここは明治から大正にかけて朝日新聞社があった所です) 日本人が一番好きなブランドでは?1905年、ドイツ人ハンス・ウィルスドルフがロンドンで創業、本拠地はスイス・ジュネーブ

 何と言っても、先ほどの記事によると、余暇に運動してもそれほど死亡率が下がらない。座る時間を減らすしかない、といった結果が出たというのです。

 やっぱり、「座ったら死ぬ」んかいなあ~!?

昨日写真が撮れなかった銀座4丁目「ベル&ロス」。1992年、カルロス・A・ロシロとブルーノ・ベラミッシュによりパリで設立。ご興味のある方は、HPでこの高級腕時計を御覧ください(笑)。

 先ほどから、ベタベタと銀座の「高級腕時計店」の写真が貼られていますが、約一名、「銀座の時計の企画、興味深く読みました」と褒めてくれた人がいたからです。

 せっかく撮った写真を死蔵するのも勿体ないですからね(笑)。