もう勘弁してほしい北朝鮮ミサイル

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今朝7時、いつものようにラジオでNHKニュースを聴いていたら、突然番組が中断して、あとは北朝鮮のミサイル発射ニュースのオンパレード。

Jアラートは、この前知りましたが、今回はエムネットとやら、何か緊急事態連絡網があるらしく、テレビをつけると、全ての放送局が北朝鮮緊急速報をやってました。(やらなかったのは、WOWOWなどBSの有料放送ぐらいでした)

困ったものです。今のところ、被害は確認されてませんが、戦時中の空襲警報を思い起こさせます。

あのカリアゲ君は、危ない玩具を与えられた幼児のように大はしゃぎしていることでしょう。彼より、彼の背後に控える軍服を着たニヤけたお爺さんの方が薄気味悪いし、独裁国家政権の宣撫活動を一気に担う太ったおばさんアナの勇ましい声と笑顔も気持ち悪いですね。

個人的な感想ですが。

日本の庶民は生活に追われてますから、通勤電車は動くのか、安心して隠れる建物や地下がないのにどうしたらいいのか、といった問題の方が切実です。

ただ、私が危惧することは、国民の危機が一方的に煽られて、為政者も正義を振りかざして軍事衝突にエスカレートすることです。

何しろ、向こうは水爆実験まで成功させ、「日本に四つの核爆弾を落として、列島を破壊する」とまで言ってますし、虚勢を張っているとはいえ、やらない確率はゼロ%と断言できませんからね。

1950年に始まった朝鮮戦争では、軍人だけでなく、巻き込まれた一般市民を含めて何と500万人もの犠牲者が出ました。(先の大戦の日本の被害者は300万人)しかも、未だ終結したわけではなく、「休戦状態」なのです。

今回有事になれば、北朝鮮から大量の難民が周辺国に押し寄せることでしょう。

北朝鮮も、日本の戦時中のABCDラインの包囲網のように石油が禁輸されれば、イチコロなんでしょうが、中国とロシアは「絶対的核心」で、緩衝地帯として、北朝鮮を残しておきたいので、密かに大量の石油や資源を送り続けることでしょう。

古代の北朝鮮の高句麗は、韓民族ではなく、ツングース系(ケモノヘンに白)族ですし、中国とロシアの意向で、北朝鮮の崩壊は無理だと考えて間違いないでしょう。

ですから、恐らく、北朝鮮はグアムや米西海岸辺りにまで届くICBMの実験に成功するまで確実にやめないでしょう。カリアゲ君は、異母兄まで殺害指示するぐらいですから、精神構造は、日本で言えばまだ戦国時代です。

嗚呼、二律背反、絶対的自己矛盾。

北朝鮮ミサイル発射について思うこと

北朝鮮がとうとうミサイルを7発も発射しました。(まだ、これからも発射する可能性あり!)偉い軍事評論家や国際政治学者のみなさんが武器の性能や6カ国協議の行き詰まりの果ての「瀬戸際外交」の結果、などと色々と解説してくださいますが、やはり、北朝鮮の意図が少しも分かりません。

まさか、ホントにやっちまうなんて…

まだ朝鮮戦争の余燼が燻って、いまだに「臨戦態勢」状態の国と、経済大国として発展して曲がりなりにも平和を謳歌している国との違いでしょうか。

ただ聞き捨てならないのは、独裁者・金正日が軍の暴走に歯止めを効かすことができなくなったからではないか、という観測です。国民を飢え死にさせても特権階級だけがこの世の春を謳歌している国ですから何をしでかすか分かりません。

「体制的には末期的症状なのに、この体制を温存したがっている思惑を持つ勢力があるのではないか」と睨んでいたのですが、やはり、国連安保理で、北朝鮮に対する制裁をあからさまに反対する国が出没しました。

中国とロシアです。

この両国はミサイル発射について事前に知らされていたのではないかと疑いたくなります。

それにしても、今回、せっかくの「模擬訓練」になったのに、情報の伝達が遅かったですね。

ミサイル発射が5日の午前3時半ころなのに、全国の自治体に国から情報伝達があったのが3時間後の午前6時半。あと数十キロ射程が延びていたら「上陸」していた北海道の高橋はるみ知事も「遅すぎる!」と憤慨していたようです。

それはそうですよおね。

まあ、国の対応など、いつも後手、後手に回るので、自分の身は自分で守るしかないということを、今回、改めて証明してくれたということでしょう。