拳銃強奪事件、不可解事件はまた起きるのでは?

 最近、色んな不可解な事件が起きてます。川崎市登戸での集団殺傷事件、農水省元事務次官の息子殺害事件、そして、今度は、大阪での警察官刺傷・拳銃強奪事件です。

 事件現場の吹田市千里山交番にしろ、犯人が捕まった箕面の山中にしろ、私にとっては、大変懐かしい所です。もう30年も昔になってしまいますが、吹田市千里に住んだことがあり、慣れ親しんだ所だったからです。千里山は高級住宅街で、著名作家が住んでいました。

 この事件に興味を持ったもう一つの理由は、犯人の父親が、私と同世代で、関西テレビの常務(こちらは私と全く違いますが) だったことです 。事件発覚直後に府警が公開した監視カメラに写った犯人について、「自分の息子に似ている」と通報したのがこの父親で、犯人逮捕の有力な情報になりました。

 この父親は常務取締役で、東京支社担当ということで二度吃驚です。関西テレビ東京支社は、私が現在勤める会社のビルにテナントとして入居しているからです。ということは、当然、父親は東京支社を訪れていたか、ここで勤務経験があったかで、私とエレベーター内で一緒になったことがあったかもしれないし、すれ違ったりしたことがあったかもしれないのです。

 ということで、可処分所得が少ないというのに、無理して今日発売の「週刊文春」をまた買ってしまいました。「大阪拳銃強奪犯<飯森裕次郎>エリート父への愛憎30年」なるトップ記事が掲載されていたからです。そこには、敏腕営業職出身の父親は社長候補だったこと、母親は元女子アナだったこと、川崎殺傷・農水次官事件との共通項はゲームの「ドラクエ」だったことなどが書かれていましたが、容疑者が何故、あのような不可解な事件を起こしたのか、この記事だけではさっぱり分かりませんでした。

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 でも、容疑者は次男で、「優秀な」長男とは違い、父親のコネで岩手県の系列テレビ局に勤めたことがあったが、わずか7カ月で退職してしまったこと、容疑者は母親と東京都品川区の家賃20万円の高級マンションに住み、父親は大阪にタワーマンションをキャッシュで購入して単身赴任だったことなどから、何となく、容疑者の育ち方と家庭環境が分かったような気がしました。

 容疑者は「私のやったことではありません」と否認しており、動機は依然、分かっていませんが、このような不可解な事件は、「氷山の一角」で、これからも同じような事件が起きるのではないかと思いました。溜息が出ます。