草花の名前を覚えた方が健康的

陽朔近辺および陽朔市内 Copyright par Duc de MatsuokaSousumu kaqua

5・15事件で、時の首相犬養毅は「話せば分かる」と言って、反乱軍士官に向って説き伏せようとしました。

しかし、暴力装置を持った相手は聞く耳を持ちませんでした。

人間は、残念ながら「話せば分かる」ことはないのです。人間はお互い理解しえない動物なのです。

最高権力者の安倍首相に群がる誰もが勝ち馬に乗りたがる人間です。豊田議員のように他人を支配しようとしますから、間接的に彼ら彼女らの所業を聞いただけでも嫌になります。

彼らは、生まれつき良心の呵責がないので、嘘をつこうが、人を貶めようが、反省しません。だから、何を言われても馬耳東風、批判されても他人事です。無知な大衆はそのうち忘れるという信念だけはあります。

それでいて、自己の利益のためなら耳をダンボにして、何処にぞうまい話がないものか、と鵜の目鷹の目です。そういう人間は、偉そうな肩書を隠れ蓑にします。

皆さん…。
陽朔近辺および陽朔市内 Copyright par Duc de MatsuokaSousumu kaqua

例えば、表の看板は、大学教授ながら、実態は、人買い人足集めの低賃金雇用斡旋のブラック企業の役員。こういう輩は、大学教授の肩書で政府の国家戦略特区審議委員とかに収まって、「規制緩和」と称して、自分の企業がうまく商売ができるように誘導します。

こういった類の輩が一番タチが悪いですね。本当に腹が立ちます。

しかし、腹を立て、血圧を上げ、身体を壊してしまっては、本当に馬鹿らしい限りです。

陽朔近辺および陽朔市内 Copyright par Duc de MatsuokaSousumu kaqua

皆さん、こういった極悪非道の利権屋や政商の名前を覚えるより、草花の名前を覚えることをお勧めします。

今は、ネットで立派な「植物図鑑」が見られるのですね。これでは、出版社もあがったりでしょうが、ネットで無料で公開しているのが、出版社だったりして、「何で自分で自分の首を締めているんだろう」と不思議な気持ちで図鑑を参照させて頂いております(笑)。

最近気に入っているのが、天下のNHK出版の「みんなの趣味の園芸」のサイトです。読者の投稿写真も展示されて、最新の情報がいつも更新されております。

吐き気が出る利権屋どもの名前を知ることよりも、「ゲンペイカズラ」や「ランタナ」、またの名を「シチヘンゲ」の花を知って、名前を覚えた方が実に健康的です(笑)。

詩人の中原中也が、太宰治に「おめえは一体、何の花が好きなんだよ!」とからみます。
太宰は、下を俯きながら「も、も、桃の花…」と小声で告白します。

すると、それを聞いた中也は「何?桃の花だと!? だから、おめえは軟弱だと言われるだよ」と怒りをぶつけたという逸話があります。

私は、実は、あまりこの桃の花をみたことがなかったので、この「みんなの趣味の園芸」の植物図鑑で、じっくりと読者投稿の色んな桃の花の写真をみることができました。

また、中原中也が、小林秀雄と一緒に、鎌倉の比企谷妙本寺で眺めた海棠も具に見ることができます。中也は、海棠の花弁が散る様を見て、「もう帰ろう」と言い、居酒屋に入って、麦酒を呑みながら、「ボーヨー、ボーヨー」と呟き、小林が「それは何だ?」と聞いたら、「前途茫洋だよ」と言ったあのエピソードがある花です。

これでも、あたしゃ、昔は、夢見る文学少年だったですよ(笑)。花を見ると懐かしくこうした逸話が思い出されます。

だから、薄汚い政治家や、腹黒い利権屋どもの名前を覚えるよりも、草花の名前を覚えた方がいい。声を大にして私は言いたい!これで、私の選挙演説と代えさせて頂きます。(笑)