上流人の仕組み

 ローマ

公開日時: 2007年5月10日 @ 10:4

最近、気になったニュース…

●憲法改正の手続きを定める国民投票法案が成立へ

●カナダの経済情報社トムソンと英国ロイター通信が経営統合

●豪州のメディア王マードック氏によるウォール・ストリート・ジャーナル紙買収計画

●トヨタ自動車の営業利益が日本企業で初めて2兆円突破

●マヨネーズ17年ぶりの値上げ

 

一見、無関係な記事が並んでいるようですが、何か、底流に、共通している何かが流れているような気がします。全く抽象的ですが、地下水脈のように。

 

「下流社会」の三浦展氏が、下流人の典型は、経済的な困窮以上に、消費意欲の低下やコミュニケーション意欲の低下が深刻だということを指摘した、ということを数日前の「意欲の低下」で紹介しましたが、上記のニュースは、その正反対に「上流人」の特徴を如実に現しています。

 

つまり、2兆円を儲けるような企業が陸続と出現すると→金余りの上流人が発生し、彼らのお金は投資ファンドに流れ→投資ファンドは確実な収益が見込めるメディア産業に集中し→投資ファンドに支配されたメディアは、ますます上流人に都合の良い情報しか流さなくなるーといった具合です。

 

上流人はますます、消費意欲が肥大し、人を出し抜く儲け情報を得ようとますますコミュニケーション意欲も肥大していく仕組みです。

 

最後のマヨネーズ値上げについては、今日の朝日新聞が図解でうまく解説していましたね。バイオ燃料ブームで、トウモロコシの作付けが増加し、これに代わって大豆の作付けが大幅に減少する。大豆を使った食用油の価格が上昇するため、これによって、食用油を原料とするマヨネーズも値上がるといった具合。食料用のトウモロコシも、バイオ燃料のエタノールに回されてしまうと、トウモロコシの飼料が値上がりし、同様に、ビールや牛肉の価格も上昇するというのです。

 

最初の憲法改正云々は、要するに、上流人が、戦争をしたいということでしょう。どうせ、戦場に行くのは下流人ですし、戦争が一番儲かる正当な経済行為ですからね。