都内
甲子園球場です。
森友学園の快進撃は止まりません。下馬評に違わず、三回戦、準々決勝は、楽々突破し、今、準決勝にまで勝ち進みました。
このままいけば、確実に決勝で安倍学園と激突するはずです。
さて、一昨日、偶然にも森友学園のキーパーソンの一人である「日本会議の研究」作家菅野完氏と遭遇したことを渓流斎ブログに書いたところ、普段読んだことも見たこともない人までが多勢アクセスされて、サーバーがパンクしたようです。
というのは、ポスト真実です。実際はほんの少し増えた程度です(笑)。
◇千両役者の登場
森友学園物語も、かなり芸達者な千両役者が出揃いました。
最初は、何が何だか分からず、そのまま深みにハマって、まるで、実況中継のようなことをこの渓流斎ブログで始めましたが、今でも実際、どんな方向に展開するのか見当もつきません。
昨日は、森友学園の籠池理事長が「安倍首相から100万円貰ったでがんす」と、テーブルがひっくり返るような爆弾発言を野党議員団の前で発言し、慌てた自民公明与党は、あれ程拒絶していた籠池理事長の証人喚問を、渋々どころか、今度は積極的に決定したということですから、リング最前席の観客からも大きなどよめきが聞こえました。
◇日本会議人脈
さて、森友学園物語には、沢山の千両役者が登場したことに触れましたが、地下水脈のように繋がっているのは、日本会議人脈だと言えます。
籠池理事長本人も、日本会議大阪支部の幹部ですし、安倍首相、鴻池参院議員、稲田防衛相ら名前が出た政治家もほとんどが日本会議シンパの議員連盟として名を連ねております。
周囲に大阪府の松井知事と財務省理財局長らの高級官僚、狂言回し役者として、ノンフィクション作家の菅野氏と、まさに社会派の広津和郎か石川達三や山崎豊子が飛び付きそうな題材です(笑)。
ここ数日、脚光を浴びているのが、何と言っても稲田防衛相でしょう。お膝元では、南スーダンにPKOとして派遣された日報隠し疑惑問題が浮上しているのに、籠池理事長との浅からぬ関係まで暴露され、針の筵に座らされているようです。
私は、稲田氏のことは、もう9年前の2008年に上映禁止問題で揺れて、結局、警察官が劇場の出入口で立ち会いしてまで公開された映画「靖國」の中で、絶叫しているお姿を拝見したのが初めてでした。
当時は、まさか、防衛大臣にまで昇り詰めるとは想像もつきませんでしたが、安倍さんがこの映画を御覧になって、スカウトされたのではないかと、勝手な想像が働いてしまいました。
◇「頑張れ日本!」の椿原氏登場
稲田氏は、早稲田大学を出た弁護士として著名ですが、なぜ、ここまで民族主義的な愛国者になられたのか不思議でしたが、稲田氏以上に輪を掛けて、愛国主義の急先鋒とも言えるのが稲田氏の父君椿原泰夫(1932年~2016年10月8日)氏だったことは、新聞、テレビではあまり触れられておりませんが、ネットの住人の世界では、ごくごく当たり前のことになっていたのです。
椿原氏は、福井県出身で、京都大学文学部を卒業(フランス文学専攻)。そのまま大学院まで進学されております。
その後、教職に就かれ、京都府立洛北高校の校長まで務めました。
政治運動家としても活動し、「頑張れ日本!全国行動委員会」の京都本部代表となり、桜チャンネルに御出演されて持論を展開されておりました。
実は、これらの情報は、一昨日遭遇した作家の菅野完氏のツイッターを見ていたら、出てきたことでした。
彼は、かなり、言葉遣いが荒いですが、籠池理事長の「安倍首相から100万円貰った」発言が昨日明るみに出るもう何日も前から、御自分のツイッターでこのことに触れておりました。
既成のメディアは何をやってるんでしょうかね?
あの京都にお住まいの京洛先生も御存知なかったかもしれませんが(笑)。