WST Natinal Gallery Copyright par Duc de Matsuoqua
上野の東京国立博物館のミュージアムショップで買った「仏像でめぐる日本のお寺名鑑」(廣済堂出版、1650円) を読んでいたら、恥ずかしながら、知らないことばかりでした。
驚きの一つは、観音様(観世音菩薩)が、阿弥陀如来の「従者」だったということです。正確には従者ではありませんが、阿弥陀如来が衆生を極楽浄土にお迎えする際、25人の菩薩を引き連れて行きますが、そのお一人が観音菩薩だったのです。そもそも、如来とは、菩薩が悟りを開いて最高位に達した人でした。阿弥陀仏も法蔵菩薩が悟りを開いて如来になったことは、柳宗悦著「南無阿弥陀仏」(岩波文庫)に書かれていました。(この本には書かれていませんでしたが)。
私は忘れっぽい質(たち)なのですが、この「阿弥陀如来と二十五菩薩」といえば、今年10月23日付のこのブログで「京都・泉涌寺で『練り供養』」のタイトルで書いたことがありました。京都にお住まいの京洛先生からの写真と情報提供で「10月20日(日)は、『練り供養』、正式には『衆來迎練供養会式』が、東山のふもと“天皇の御寺(みてら)“である「泉涌寺」の塔頭の一つ『即成院』でありました」と書いております。(素人目から見て不可思議なのは、泉涌寺は、真言宗なのに、浄土思想の行事があることです)
この即成院の 阿弥陀如来と二十五菩薩」 は、国の重要文化財となっており、ホームページを見てみると、二十五菩薩とは何を指すのか、全て明らかにされています。よく知られている普賢菩薩や文殊(法自在王)菩薩、虚空菩薩、薬王菩薩などのほか、即成院には面白いことに、二十五菩薩には本来入らない如意輪観音もあり、全部で二十六体もあります。
◇JCコムサって何?
仏像の話はひとまず置いといて、昨晩、名古屋にお住まいの篠田先生から電話があり、「今、『桜を見る会』の不正を安倍首相は握り潰そうとしているけど、とんでもない。花見会の飲食物を提供するケータリングサービス業を、安倍政権になってから一社が独占し、年々売り上げを伸ばしている。それは『JCコムサ』という会社で、主にピザの製造宅配から名を上げて、外食産業に進出した会社や。そのJCコムサの大河原愛子社長と安倍昭恵夫人とは昵懇の仲で、愛子社長の夫である毅CEOは、安倍首相と昵懇の仲、愛子社長の弟は米ドミノ・ピザの日本営業権を持つ起業家で、安倍夫妻と昵懇の仲ちゅうわけや」といきなりまくし立ててきました。
何の話なのか、さっぱり分からなかったので、調べてみたら、BIGLOBEニュースの「『桜を見る会』公金不正に新疑惑! ケータリング業者は安倍首相と昭恵夫人のお友達だった 不自然な入札、価格も倍以上に」に出ている話だったことが分かりました(笑)。
もう一つ、安倍首相と高木邦格理事長との関係が隠蔽されたと言われる国際医療福祉大学の問題についても、書こうかと思いましたが、あまり、他人様の褌で相撲を取っているわけにはいかず、今日はこの辺でやめておきます。
しかし、政府首脳は、警察に対して、大物女優沢尻エリカの薬物所持をマスコミにリークさせるなど、自分たちに都合の悪い「桜を見る会」疑惑をカモフラージュしようと躍起になっているように見えます。確かに、ワイドショーは、女優さんの話ばかりで、桜は消えてしまっているなあ…。