東京・銀座でもう一軒、ロシア料理店を偶然見つけました。(1軒は、5丁目メルサにある「ロゴスキー」です)
上の写真の看板ですから目立たないわけがない(笑)。不二家のペコちゃんより大きく、KFCのカーネル・サンダースさんぐらいの大きさの「おじさんシェフ」がメニューを持って立っていますから、迷うことありません。メニューを見たら、ロシア料理だということが分かりました。
「よし、今度行ってみよう」。そう決めたのは一昨日の水曜日のこと。そこで、早速、昨日の木曜日にまたその店に行ってみました。「あれっ?」探せど、探せど、あのおじさんシェフが見つかりません。
「確か、この道だったはずだけどなあ…」。しかし、おじさんはいません。実は、私は大の方向音痴なので、銀座のような碁盤の目に近い道路配置でさえも迷ってしまうのです(笑)。「仕方ない」ということで、昨日のランチは、飛び込みで鮨屋「まる伊」という店に入ることにしました。
「まる伊」では握り1・5人前(1500円)を平らげましたが、悔しいので、何度も何度も同じ道を行き来しながら、また例の店を探してみました。
「なあんだ」。その店は2階にあり、1階の間口はとても狭く、降りたシャッターに張り紙が貼ってありました。「木曜定休日」。勿論、シェフおじさんはそのシャッターの奥に隠れているので、おじさん目当てにお店を探していては、分かるわけありませんでした。
そして、本日金曜日は開いておりました。その店は、ロシア・欧風料理「マトリ・キッチン」というお店です。後で分かった、というか、会計を済ます時にお店の人が教えてくれたのですが、昨年2020年10月に出来たばかりのお店でした。道理で、「銀座の顔」である私が知らないはずでした(爆笑)。
ちょうど、コロナ禍での新規開店なので、大変苦労されたことでしょうが、お客さんは中年女性を中心に結構入っておりました。短期間で固定客をつかんだ感じでした。
ランチは数種類ありますが、私は「ストロガノフ・ランチ」1100円を注文しました。サラダ、ボルシチ、ストロガノフにデザートまたは飲み物まで付きます。こんな手頃な値段で、味は日本人向けにアレンジしている感じで、美味しくて気に入りました。ロシア人と思われる女性が給仕をしてくれ、小柄なシェフは日本人のようです(お客さんが多いとシェフも給仕してくれます)。隣りの席のおばさん連中の傍若無人なうるさいおしゃべりは気に障りましたが、お店の人の応対が凄く丁寧なので、また気に入りました。月に1~2回は利用しようかと思いました。3ポイントで150円引きのポイントカードも貰ってしまいました(笑)。
あらあら、本日もまた話題がないので「銀座ランチ」の話になってしまいましたね。
これで終わってしまっては、《渓流斎日乗》らしくないので、ロシアのプーチン大統領に一言。
5月28日に北海道稚内市の沖合でロシアの警備当局によって拿捕(だほ)された日本漁船の乗組員と船体を早く解放してほしい。 ロシア料理を愛する日本人より