それなりの対処

 Passage Couvert

前から噂は聞いていましたが、偶然にも、現政権に対して持論を展開する「辛口キャスター」が、そろって同時にこの春で降板するようです。TBS系「NEWS23」のアンカー岸井成格(しげただ)氏、ANB系「報道ステーション」のメインキャスター古舘伊知郎氏、20年以上も続いたNHK「クローズアップ現代」のキャスター国谷裕子さん。

実は、全番組を最初から最後まで毎日のように見ているわけではないので、発言権はないのかもしれませんが、「偶然」にしては奇妙な一致ですよね?「火のない所に煙はたたない」と言われますから、何か、当局からの圧力があったような気がしてしょうがありません。

何しろ、当局様は、電波の許認可権を握っていますからね。事業者も時の政権の顔色を窺って「経営」していかなければならないので、免許を取り上げられてしまっては、元も子もない。倒産してしまうということなんでしょうか?

顔色を窺わなくても、某国営放送の会長さんは、最初から右向け右の政権ベッタリだったので、身内の国谷さんのことを「獅子身中の虫」とでも思っていたのかしら?でも、国谷さんほど、臆することなく堂々と欧米やアジア、アフリカの要人とインタビューできる人は、そう滅多にいないし、見つかるもんじゃないでしょうけどねえ。そもそも外国語ができても、それ以上に日本語の教養と智識が必要ですし、何と言っても、度胸がなければやっていけませんから。

やれやれ、以上書いたことは、私が個人的に勝手に想像しただけで、事実誤認があるかもしれません。その時は、訂正する用意はあります。

まあ、今ではネット上で、もっともっと凄い(眉に唾をつけたくなるような)情報が錯乱しておりますし、日本の大手メディアも、ロシアや中国や北朝鮮並みになったから、「バイアスがかかっている」とそれなりに考えて接すれば、気が楽なのかもしれませんね。