ああ~やっぱり内緒でした。

昨日は、アークヒルズの全日空ホテルで、ノンフィクション作家の佐野真一さんに会ってきました。

 一番、聞きたかったのは、彼の「満州3部作」の3作目は誰になるかということでしたが、半ば予想していた通り、内緒でした。教えてくれませんでしたね。

 第1弾が「阿片王」の里見甫、第2弾が「甘粕正彦」、続く第3弾は、岸信介かなあ、と頭によぎったのですが、児玉誉志夫ではないかと思った、と先日書いた通り、同じ質問をぶつけると、

 「児玉じゃありませんね」と言下に否定されてしまいました。続けて、

 「二キ三スケでもありません」と言われてしまいました。

 少しでも、満州の本をかじったことがある方ならすぐわかりますよね。

東條英機(とうじょう ひでキ、関東軍参謀長、後の首相)
星野直樹(ほしの なおキ、国務院総務長官)

の「二キ」と

鮎川義介(あいかわ よしスケ、満州重工業開発社長、日産の創始者)
岸信介(きし のぶスケ、総務庁次長、戦後の首相)
松岡洋右(まつおか ようスケ、満鉄総裁、国際連盟脱退時の外相)

の「三スケ」の5人のことです。

いずれも、後に首相になったり、東京裁判でA級戦犯になったりする超大物ばかりです。

それでは一体誰か?

他には、石原莞爾か板垣征四郎といった軍人か、李香蘭といった芸能人しか思い浮かびません。

佐野さんはヒントをくれました。

戦後、生き永らえて、日本の高度経済成長に貢献した人だそうです。

それなら、岸信介じゃないでしょうか?

ますます分からなくなりました。

佐野さんは、取材から資料集めから執筆まで、最低5年はかけるそうですから、答えが分かるのは5年後ですかね?

“ああ~やっぱり内緒でした。” への11件の返信

  1. 辻政信参謀長の照息
    前略 辻政信氏は 戦後参議院議員に成り ベトナム戦。南ベトナムに行き 照息不明ですが。 北ベトナムにホウチンミン 主席に 和平交渉で会いに行きましたが。 ベトナムから中国に行き 北京に行きましたと,北越から 泰国内などに渡ったとか。色々な説が あるが いまだに 辻政信参謀長のしようそくは 掴めません。誰か お知りあいの方は 連絡ください。 いまだに 戦後の謎ですが。以上

  2. 辻政信参謀長の照息
    前略 辻政信氏は 戦後参議院議員に成り ベトナム戦。南ベトナムに行き 照息不明ですが。 北ベトナムにホウチンミン 主席に 和平交渉で会いに行きましたが。 ベトナムから中国に行き 北京に行きましたと,北越から 泰国内などに渡ったとか。色々な説が あるが いまだに 辻政信参謀長のしようそくは 掴めません。誰か お知りあいの方は 連絡ください。 いまだに 戦後の謎ですが。以上

  3. 辻政信参謀長の照息
    前略 辻政信氏は 戦後参議院議員に成り ベトナム戦。南ベトナムに行き 照息不明ですが。 北ベトナムにホウチンミン 主席に 和平交渉で会いに行きましたが。 ベトナムから中国に行き 北京に行きましたと,北越から 泰国内などに渡ったとか。色々な説が あるが いまだに 辻政信参謀長のしようそくは 掴めません。誰か お知りあいの方は 連絡ください。 いまだに 戦後の謎ですが。以上

  4. 昭和の永田町総理大臣
    前略 昭和の総理大臣など政治家で 印象に残っいる方 西園寺公佐藤栄作 吉田茂 田中角栄 岸信助 中曽根康弘 鳩山一郎 近衛文麿 原敬 高橋是清 鈴木貫太郎 田中義一 重光葵 片山哲 浅沼稲次郎 鈴木茂三郎 石橋湛山 武村正義 緒方竹虎 尾崎木堂 広川公禅 宮沢喜一 伊藤博文 大久保利通 東国宮公 徳川家康 河野一郎
    加藤静江
    加藤宏一 大野伴木 赤尾敏 芦田均 小林寿太郎 外務大臣迫水久恒 林田亀太郎内閣官房長官 渋沢栄一 前島密 〓岩崎弥太郎 勝海船 三木武吉 小渕恵三 以上 ETC

  5. 始めまして
    佐野さんに会われたという話、
    興味深く拝見しました。
    満州3部作の3作目の主人公は
    経済人とのことですが私は

    ①宮崎正義
    ②山下太郎
    ③高碕達之助

    の誰かだと思います。
    3人とも満州経営に深く携わり戦後の復興にも
    大きな役割を果たした人物です

  6. 訂正文
    「有難うございます」が「有難うございまする」となってしまいました。失礼しました。

  7. ええー
    辻政信といえば、ノモンハン事件を起こしたトンデオナイ男ということで、僕の中にインプットされ、一筋縄じゃいかない人であることは確かですね。

    参考文献有難うございまする

  8. インド象
    すみません。辻正信ではなく辻政信の誤りでした。

    せっかく再登場したので最近読んだ中でも、「これはなかかすばらしい」と思える本を紹介します。

    サイデンステッカー著『谷中、花と墓地』、ジョン・パーキンス著『エコノミック・ヒットマン-途上国を食い物にするアメリカ』、半藤一利、保阪正康両氏の対談『昭和の名将と愚将』の三冊でして、『昭和の名将と愚将』には、その瀬島が登場しています。

  9. 少数派意見
    「日本の高度経済成長に貢献した人」の項目がなければ、辻正信ではなかろうかと思いましたが、少数派の意見として田中角栄の名を上げておきます。

    では鈴木茂三郎でも鈴木善幸でもない、偉大な鈴木さんの動画をご覧ください。

    http://jp.youtube.com/watch?v=UCU0EKHL0-A

  10. Unknown申さま
    なるほど、関東軍参謀として暗躍し、戦後は伊藤忠商事会長にまで上り詰めた瀬島龍三氏ですか…

    ありえますね…自伝もあり、これまであまりにも多くのことが書かれていますが、どれも、真実を語っていないという噂されています。。。。。

    Unknown申さんは初めてのコメントですか?鋭いですねえ。

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