ダダ洩れの個人情報と政治的所感

 堤未果著「デジタル・ファシズム」ショックは、いまだに尾を引いております。

 さしずめ、私なんか、こうして毎日のようにブログを更新しておりますから、GAFAさんには私の個人情報がダダ洩れです。ブログには色んなことを書いてきましたから、個人情報どころか、思想信条、宗教、個人資産、銀行、保険、年金、趣味嗜好、性的志向までAIによって丸裸にされている感じです。

 昨晩なんぞは、個人的には早く辞めたいFacebookから「お知らせ」が来ていて、あなたに相応しい「サイト」として、ある左翼系の自公政権に対して反政府主義を貫くジャーナリストのものが「あんたにピッタリ」と紹介されていました。

 私自身は、ブログではなるべく自己韜晦を心掛けて、本心や思想信条を「声高に」表明しないようにしているので、おかしいですね。私自身は、腕時計は日本のセイコーを愛用し、雪舟、琳派、北斎を愛し、日本酒で花鳥風月を愛でる国粋主義者のつもりなのですが…。

銀座「松尾ジンギスカン」ラム定食ランチ1350円

 第一、今どき、左翼も右翼も、保守も革新もありません。先の総選挙で安定政権を確立した自公政権にしたって、10万円(半分はクーポンだけど)はばら撒くは、高騰している石油元売りに補助金をばら撒くは、でやってることはまるで社会主義です。自民党は右翼ではなく、左翼ではないかと思いたくなります。岸田首相の母体である宏池会がもともとハト派だから?ーそんなんで説明つきますかねえ?

 「森友・加計・桜」がまだ奥歯に物が挟まった状態で未解決だというのに、アベノマスクが8200万枚、115億円分が余っていて、その保管料が7カ月間で6億円に上る(会計検査院)というのに誰も責任を取らない、というこの日本の暗愚政治には呆れるばかりです。

 誰があんなチンケなアベノマスクなんかするもんですかねえ。街中でも電車の中でもアベノマスクをしている人なんか一人も見たことありません。

 コロナ感染者は、ここ半月でめっきり激減し、昨日11月16日は全国で154人、東京は15人でした。(海の向こうの米国では16日は14万7469人もおりましたが!)それでも、日本人は超真面目ですから、第6波に備えて、街中でマスクをしていない人はあまり見かけません。

 毎月100万円もの「文書通信交通滞在費」を受給したがる国会議員とは違って、一般の市民、国民は極めて分を弁えて質素に暮らしているということです。国民がしっかりしているから、変な政治家がいても大丈夫だということなのでしょうか?