北野天満宮の梅が咲き始めました

 京都にお住まいの京洛先生から、うれしい「風物詩」を送ってくださいました。

…大阪の梅田にまで遠出し、念願のデジタルカメラを奮発して買ってしまいました。

今日の午後、その新しいデジカメで近所の「北野天満宮」の梅を撮ってきました。だいぶ紅白梅が咲き始めました。2月の「節分」を終える2月8日(金)から境内の「梅苑」公開は3月半ばまで始まります。「梅が咲いたか、桜はまだかいな」ですね。

 デジカメは高性能カメラで画素数が高く、一度そちらにお送りしたのですが、うまく行きませんでした。そこで、少し画質を落として配信することに致しました(笑)。

Copyright par Kyoraque sensei

 それにしても、一年経つのは早いものです。こういう具合にあっという間に終わるのです。

 「合格祈願」のお札をかけて無事、大学入学した受験生もあっという間に4年経ち、社会人になり、定年を迎え、人生終末を迎えるわけです。

Copyright par Kyoraque sennsei

あっという間に一生ははかなく終わるわけですから、一日一日を大事にしないといけませんね。…

 諸行無常。何か、「平家物語」か「方丈記」を読んでいる感じですね(笑)。

 一日一生

 

Tカードの情報漏えいは犯罪なのでは?

昨日の「最後の確定申告」で書きましたように、それがために、昨年、一生懸命に領収書を集めていたら、名古屋の篠田先生から「領収書乞食だぎゃなあ~」と怒られてしまいました。

 それでも、慎ましい生活をしなければならないので、買い物なんかする度にポイントを貯めていたら、今度は「ポイント乞食だぎゃや~」と、また怒られてしまいました。

そこで、今日書きたいことは、Tカード情報漏えい事件です。報道によると、ポイントカード最大手の「Tカード」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブが、裁判所の令状なしに会員の氏名や住所、年齢、電話番号といった個人情報のほか、商品購入履歴(買った時間までも!)やレンタルビデオのタイトルなどを警察に提供していたというのです。その数、6700万人!

バルセロナ・グエル邸

私もTカードを使っているポイント乞食です。怒り心頭ですね、と書いておきます。でも、私の場合は、持っているTカードは、カルチュア・コンビニエンス・クラブ ことレンタルビデオのツタヤで作ったわけではなく、自宅近くのドラッグストアで作ったもので、使用するのは専らその店か珈琲店かコンビニで新聞や週刊誌を買った時ぐらいです。

ツタヤの情報が漏えいしたら、借りたDVDなんか警察当局に丸見えですね。「金縛り何とか」とか、「蝋燭タラタラ」なんてDVDを借りたりしていたら、「こいつは変態じゃあーーー」と警察にマークされますね。

 その点、あたしはツタヤの会員じゃないもんね(笑)。映画は、ちゃんと大型スクリーンで音響設備のしっかりした映画館で観ることにしてますし。

 もちろん、ツタヤに限らず、どこのポイントカード会社も当局に情報提供しているかもしれません。スノーデン氏によると、カード会社だけでなく、グーグルなんかもGメールの内容を米国家安全保障局(NSA)に通報しているらしいですね。戦中、日本は検閲で郵便物を当局が開封していたらしいですが、今の時代はそれどころじゃない、ということでしょう。

バルセロナ・グエル邸

 今回のTカード事件は、明らかに犯罪だと思いますが、まずは被害届が必要でしょうし(警察に利用されているなんて、誰も分からんでしょう)、どういう犯罪となり、ツタヤのへの罰則がどうなるのか、まだよく分かりません。裁判になったら、司法が判断するでしょうけど、政権を忖度するような今の司法も、心もとないですね。やられっぱなしの可能性が高い気がします。

情報商材のSNS、やりません

 先日、巧みな勧誘詐欺の「情報商材」について書きました。

 私自身、SNS(インターネット交流サイト)はやっているようで、やっていません(笑)。フェイスブックもツイッターも、やっていることはやっているのですが、主目的はこの渓流斎ブログを告知するためなので、他の人のサイトはほとんど見ていないのです。送りっ放しです。放送局みたいなもんです(笑)。

 フェイスブックはいつも、衣川先生がコメントを寄せてくださるので、嬉しくてその返信は書いておりますが、利用するのはその程度です。あと、高校の同窓会のサイトがあるので、そちらは利用してます。

ツイッターは、いまだにハッシュタグって何なのかさっぱり分かりません。新聞、通信、出版、テレビ、ラジオなどの内外マスコミを中心に500以上フォローしていますが、フォローしているだけで、ほとんど全くアプローチしません(笑)。

バルセロナ・グエル邸

 それなのに、つい先日、ツイッターを登録している自分のメールに、「○件の通知が届いています」とあり、「確認する」をクリックすると、「億万の人」とかいうハンドルネームの方が、私のブログのツイートを「いいね」と褒めてくださっていたのです。

 知らない人ですが、若くて美人の写真を見て、ついつい舞い上がって、フラフラっと「フォローする」をクリックしてしまいました。するとどうでしょう。

 5分ほどして、「億万の人」から「早速フォローして下さり有難う御座います。つきましては、1日わずか20分の作業で月に200万円も稼ぐことができるお仕事があります。ご興味ありませんか」と来るのです。「なーんだ、情報商材じゃないか」と独り言を言いました。

バルセロナ・グエル邸

勿論、頭に血が上っていたので、「情報商材」の知識がなければ、すぐ騙されていたかもしれません。日々の修行と研鑽は必要ですねえ。

 やっぱし、私、SNSは放送局に徹します(笑)。

これからは大坂なおみちゃんの時代?

昨日のテニスの全豪オープン。恐らく、信じらないほど多くの日本人がテレビの生中継に釘付けになって見たことでしょう。

私もその一人でしたが(笑)、テニスという競技が観戦するだけで、こんなに面白いものだということを久しぶりに思い出しました。

バルセロナ・グエル邸

もう40年近い大昔。これでも私はテニス担当記者でした。当時は、男子がビョルン・ボルグとジョン・マッケンローの時代。他に、プレイメイトと結婚したジミー・コナーズやギレルモ・ビラスなんていう渋い選手もいました。1980年、ボルグとマッケンローのウインブルドンでの4時間に及ぶ死闘は伝説となり、映画化されたほどです。

女子は、ビリー・ジーン・キング、クリス・エバート・ロイド、それにマルチナ・ナブラチロワらが覇を競ってました。これらの名前は今でもスラスラ出てきます。そういえば、私自身はテニスをしないのに、ボルグが着ていたフィラや、マッケンローが着ていたセルジオ・タッキーニなんかのテニス・ウェアを真似して着ていたものでした。(笑)

テニスは仕事で観ていたので、半分冷めて、つまらない試合は半分不貞腐れて(笑)観ていたのですが、昨日の大坂選手の試合は、単なるおっさんとして、応援しながら観てました。

バルセロナ・グエル邸

40年前と比べて、ラケットやボールの性能が飛躍的に進歩したせいなのか、昔と比べてスタイルが変わった気がしました。昔は、選手はもっと前に出てスマッシュやボレーを決めていましたが、最近の試合は、あまりそんな場面はありません。

ベースラインぎりぎりにまでリターンする戦法に変わっていました。それに、サーブでは男子は200キロ、大坂選手も175キロの超スピード・サーブを決めていたのですから、そんな速い球を前進してボレーするなんて出来ないんでしょうね。

そして、「チャレンジ」といって選手が1ゲーム3回まで、主審に抗議して「ビデオ判定」することができることを初めて知りました。今回、大坂選手のリターンを、主審が「アウト」とジャッジした場面が、ビデオ判定で覆り、スッキリしたりしました。審判も間違えるんですね。

そういえば、また大昔の話ですが、マッケンローはよく審判の判定に駄々をこねて、試合を遅延させたりして警告を受け、「悪童」と呼ばれましたが、今のような「ビデオ判定」があれば、もっと冷静にプレーし、案外、マッケンローの主張が正しかったかもしれません。

バルセロナ・グエル邸

気の早いマスコミは、世界ランク1位になった大坂選手について、もう「グランドスラム達成か」「大坂の時代」なぞと騒ぎ立ててますが、勝負の世界は、そんな甘くないでしょう。でも、これからの彼女の試合は気になってしまいました。

恐らく、世界的なスポンサーがこれから陸続と彼女に群がることでしょうね。

▷全豪オープン(1月26日、メルボルン)女子シングルス決勝=第4シード、世界ランク4位大坂なおみ(日清食品)7-6、5-7、6-4 第8シード、同6位ペトラ・クビトバ(チェコ)。大坂は日本人初となる全豪オープン制覇。

「情報商材」撃退法のサイトに危うく騙される

 「情報商材」という耳慣れぬ言葉を昨日初めて知りました。

 国民生活センターが「簡単に高額収入を得られるという副業や投資の儲け話に注意!-インターネット等で取引される情報商材のトラブルが急増-」というタイトルで注意を呼びかけていたのです。

 そこには「 『1日数分の作業で月に数百万円を稼ぐ』『○万円が○億円になる投資法』といったお金儲けのノウハウと称して、インターネット等で取引される情報である情報商材 に関連する相談が増加しています。2017年度の相談件数は6593件と2013年度に比べ7倍超となり、2018年度も増加ペースが続いています。 」などと書かれています。

 この情報商材の特徴として「インターネットの通信販売等で、副業、投資やギャンブル等で高額収入を得るためのノウハウ等と称して販売されている情報のことです。情報商材はPDF形式などの電子媒体で取引されることが多く、パソコンやスマートフォン等を使ってダウンロードや閲覧をすることができます。事業者によっては、動画やメールマガジン、アプリケーションで配信したり、冊子やDVD等に加工して契約者に送付する場合もあります。

 情報商材そのものだけでなく、情報商材をきっかけに高額なコンサルティングやビジネスセミナー、ソフトウエア等を契約させられるケースもあり、契約書にもアフィリエイト、ビジネスサポート、コンサルティング、業務委託等の名称が用いられていることがあります。」と書かれていました。

バルセロナ・グエル邸

 これだけで、十分理解できたのですが、さらに知りたくて、この情報商材なるものについて、ネットで検索してみました。あるサイトでは、情報商材の具体例として、

★「♪貴方だけに特別に伝授します!1日20分の作業で、月に200万円稼ぐ方法」

★「メモ厳禁!初心者でもノーリスクで月収100万円稼げます」

などいう勧誘文句が送られてくるそうです。

 冷静になれば、そんなうまい話、世の中にあるわけがなく、そんなに楽にお金が稼げるのなら、他人に教える前に詐欺師本人が先にやってます。


バルセロナ・グエル邸

 「有難いことを書いてくれたものだ」と感謝しながら、このサイトを最後まで読み進めていたら、「厳しい審査を受けている、絶対に安心できる情報商材をご紹介します」との御託宣。何じゃこりゃあ~です。ブラックジョークというか、新手の詐欺商法というか、思わずクリックして犯罪者の策略にまんまと乗せられるところでした。そう言えば、このサイトには「アフィリエイトで100万稼ぐ」といった広告ばかり掲載されていました。

 危ない、危ない。ネットの世界は怖いですねえ。

秋葉原研修ツアーで不愉快事が三つも

昨日の月曜日は、有休を取って、某通訳団体の研修会に参加してきました。場所は、秋葉原です。昨年、久しぶりにオランダ人家族の東京旅行をガイドした際、下調べに大変苦労したので、最新情報を仕入れようと思ったからでした。参加費は6000円。でも、不愉快なことが三つもありました。

ということは、愚痴めいた話になるので、「そんなもん、聞きたかねえだあ~」という紳士淑女諸兄姉の皆様は、この先、お読みにならなくて結構です。さようなら。

秋葉原

秋葉原の現地集合が午前8時45分と早く、いつもとは違って早めに家を出ました。そしたら、運悪く、乗った電車の前の座席に座っている変な男が、私が彼の前に立った途端、持っていたA4判下敷きサイズのプラカードを左右に激しく振り始めるのです。そこには「歩きタバコ禁止」と書かれていたのです。

えっ?何? 私はタバコは吸いませんし、まして、ここは電車内ですよ!頭がおかしいに違いありません。男は、70歳ぐらいか。深く帽子を被り、マスクをして眼鏡をかけ、素顔は分かりません。こういう輩は何をしても時間の無駄なので、次の駅で空いた反対側に移動したところ、その狂人は、聞こえよがしに「やっと行ったか」ですよ。えっ?私が一体、何をしたというのですか。たまたま、空いていた空間に立っただけで、何の関わりもなく、初対面のすれ違いにしか過ぎないのに、何で、恨まれる筋合いがあるというのでしょうか。不愉快でしょうがありませんでした。

上階にある店舗のロボットは定評があるとか

これが不愉快の一つ目(笑)。二つ目は、通訳研修会の講義で、主宰者が「メモ厳禁」と宣言したことでした。理由は、資料に全て書いてあるからということでしたが、ありえない!秋葉原の現地ウオーキングツアー中に、メモを取ることは、他の一般客の通行に邪魔になるので、理解でき、私も「メモ禁止」とは戸外の話かと思ってたら、部屋の中での誰にも迷惑を掛けない講義でも駄目と言うんですからねえ。知らずにメモを取っていたら、鬼面のような怖い顔をした女講師が「メモは厳禁です。ここからもメモしていることは見えますよ」ですって!

秋葉原

私は、資料に書いていなかったことをメモしていたところでした。意味が分かりません。頭おかしいじゃないでしょうか。記者からペンとメモ帳を取り上げることは、大工からノミやカンナを奪うのと同じですよ。今度また、メモ禁止なんて言うのなら、そんな研修会やらセミナーなんかには参加しませんよ。

戦後、GHQが露天商を「ラジオセンター」に一堂に集めたといいます

でも、ウォーキングツアーは、主宰者が凄い下調べをしていて、大変役に立ちました。これでも、私もかなり下調べしましたが、知らないところも案内してくれました。秋葉原の戦前は、御案内の通り、駅前に青物市場がありました。戦後すぐに闇市が立ち、1950年代はラジオや部品販売の商店、60年代は電気冷蔵庫やテレビなど家電製品、70年代、80年代は オーディオ・ブーム、90年代からパソコン、今では、アニメやフィギュアなどの萌えオタク文化の世界的発信基地として海外でも知られています。

メイドカフェ


 これだけ秋葉原は変遷が激しいのです。確か、6~7年前にも私は、同じような秋葉原の研修会に参加しましたが、店が変わったりしていて、もう古い情報は通用しませんからね。

今回も秋葉原名物のメイドカフェに行き、「永遠の17歳」のメイドから給仕を受けたりしましたが、加齢のせいで、何が面白いのかさっぱり分かりませんでした。いわゆる「オタク文化」なるフィギュアやコスプレなど全く興味なし。自分が正常だと強調したいわけではありませんが、第一、還暦過ぎたお爺さんが、セーラー服や10代の若い女の子に興味津々なんて、気持ち悪い。変態扱いされますよ!

カフェ入場料700円、絵を描いてくれる抹茶ティー680円、オムライス1100円でしたが、ショータイムあり、ゲームあり、人件費を考えるとサービスは価格に見合ってました

正直、こんな通訳の仕事は、自分には向いていないと思ってしまいました。

ただし、弁護しておきますが、メイドカフェは、皆さんが想像するような(笑)いかがわしい店ではなく、若い女性が一人で入店しているのさえ目撃しました。「ご主人様」「お嬢様」という約束事を楽しむ空想遊びだということです。正直、個人的には行きたいとは思いませんけど(笑)。

ウオーキングツアーを案内してくださったNさんからは、イチゴの糖度の計測器まで何でも売っている「東洋計測器」近くにある穴場の隠れ家レストランを紹介してもらいました。今度利用してみようかと思っております。これが今回の一番の収穫かなあ(笑)。

写真右下の「イヤホン」店は、某著名スポーツ選手が買った30万円のイヤホンも売っているそうな

あと、秋葉原には神田明神近くに「名酒センター」というのがあって、全国の銘酒が1杯150円から試飲できるという話を聞いたものですから、ツアーが終わった後、一人で一生懸命に探してみました。やっと見つけたら、月曜日は定休日で閉店でした!こちらが下調べせず、無謀に行ったのが悪かったにせよ、これが、不愉快の三つ目でした(笑)。

「おでん缶」の自販機は秋葉原発祥という説も。は外国人観光客にも評判だとか

 あれっ?まだお読みになってたんですか?最後まで読んでくださり、誠に有難う御座いました。

 

高校の同窓会に参加、まるでシンジケートのようでした(笑)

 昨日は、岸和田先生の「大宮競輪に取材に行くように」との指令に反して、我らが母校・海城高校の同窓会に参加して来ました。

高校の同窓会といっても結構種類がありまして、まずは高校3年時のクラスの同期会のほかに、部活の同窓会、地方や海外の支部会、それに業種別の同窓会まであります。ここ数年前から、急に発足しました。

昨日は、私は、所属する業種別のメディア分科会に参加して来ました。2年後の高校同窓会「海原会」(徳光和夫会長)創立100周年に向けた今年の活動方針などを決める総会が終わった後、学園内のカフェテリアで、士業・医業分科会との合同懇親会がありました。

我が母校は、結構優秀な人材を社会に輩出しているようで、やくざな(笑)メディア界のほかに、医者や弁護士、公認会計士等になった方も多くいたというわけです。

海城高校がある新大久保駅周辺は、すっかり変わってしまいました

当然のことながら、同窓会の参加者は、社会的に成功したか、健康に恵まれた元気な人ばかりでした。海城高校は明治24年(1891年)創立で、相当な数の卒業生を輩出しておりますが、同窓会に参加する人、できる人は、そのうちの10%未満でしょう。

メディア会には、昭和20年卒で、旺文社の重役を務めた91歳になるUさんがおりますが、さすが御高齢のため、今年は参加されませんでした。いずれにせよ、同窓会は親子以上年の離れた卒業生が、ただただ、同じ学園の卒業生という大義名分だけで参加するわけですから、実に壮観なものです。しかも、同窓生ということだけで、初対面でもすぐお互いに溶け込んで、信頼関係まで生まれるということは不思議を超えて、奇跡に近いような気がしました。

私の場合、社会的に成功したわけではないので、同窓会への参加は躊躇っておりましたが、健康を回復したので、参加することにしました。特に、定年退職したり、仕事を辞めたりすると、途端に社会との接点がなくなってしまうからです。

 ということで、昨日は参加して本当によかったと思います。極秘の機密情報を仕入れることができたからです(笑)。大袈裟ですが、機密情報ですので、「触り」しかお伝えできませんが、それはオリンピック不況にどう対処するか、という問題です。1964年の東京五輪の翌年、日本は「昭和40年不況」と呼ばれる大不況に見舞われました。山一証券が赤字になって日銀から特融を受けたり、サンウエーブや日本特殊鋼などが倒産したりしました。

海城高校近くにロッテの工場があったのですが、売却され、広大な工場跡地は住宅展示場になってました

となると、2020年の東京パラリンピック・オリンピックが終わった翌年は、1965年どころでない大不況が襲ってくるというのです。これは大手広告代理店に勤務した後、独立して起業しているX先輩らの「推測」ですから、必ずしも当たるとは限りませんが、根拠のない推測ではないことは確かです。

その最大の要因は、少子高齢化による人口減と経済成長の鈍化にあるようです。1980年代のバブルや「ジャパン・アズ・ナンバーワン」など遠い大昔の話で、今や、日本は世界的にほとんど相手にされていないというのです。

 X氏は今でも早朝4時に起床して、ワールドニュースを見たりして世界の最新情報を収集しているそうです。広告代理店の人は、新聞記者以上に情報収集に熱心だったんですね。

さて、来る日本の大不況に対して、どう対処したらいいのか?

そこで、海外に目を向けているのが、東南アジアの某国に広告代理店の現地法人を設立しているK氏です。極秘情報(笑)なので、「某国」としか書けませんが、その国に進出している海外の企業人は、日本が3000人なら、韓国は3万人、中国は何と30万人だというのです。これでは、日本が勝てるわけありません。「某国」は、ここ5年間、経済成長率が6~7%と続き、平均年齢は29歳で、日本の高度成長期と同じようにまだまだ伸びる可能性があります。

 それなのに、日本のマスコミは取材が足りないのか、わざと、大衆に真実を隠しているのか、テレビで報道されることは、「政府開発援助をした」とか、「学校を建ててあげた」などといった最貧国のイメージばかり。実態は、首都では、ベンツやレクサスなど海外の高級車が日本以上に走っており、高級マンションも売れているといいます。

K氏は、日本の大手広告代理店が進出していない空隙をぬって、早々と代理店を設立したため、某国を知る第一人者としてコンサルティング業務まで行い、地方自治体から引く手あまてだといいます。何しろ、ジェトロのデータ収集までしているといいますから。厚生労働省もびっくりです。

K氏が某国に興味を持ったのは、面白いことに高校の同窓会会報で、後輩のY氏の存在を知ったからだというのです。Y氏は、大学在学中から23年間も某国に住んでいて、現地で結婚し、不動産業などを営み、今では政府高官とも昵懇の中で、今では現地日本人会の顔役だといいます。

会報を読んだK氏は、Y氏とコンタクトを取って、某国に進出してから、Y氏に次ぐぐらいの現地の顔役になったわけです。昨日、私は、そのK氏から、ビジネスチャンスになるような話を伺ったので、情報はこうしてインナーサークルの中で交換されるものだと再認識しました(笑)。

つまり、同窓会とはサロンのような、シンジケートのような気がしたわけです。 

飲食店サイト「ぐるなび」の原点は地下鉄広告

 某諜報機関の機関長から、ネットで飲食店の情報を提供している「ぐるなび」を徹底的に調査してほしいとの依頼がありました。

 任せてください。これでもその筋の端くれですからね(笑)。

バルセロナ・グエル邸

まず、「ぐるなび」サイトの「会社概要」によりますと、事業内容は、「パソコン・携帯電話・スマートフォン等による飲食店のインターネット検索サービスその他関連する事業 」とあります。同業他社の中に、カカクコム・グループが運営する「食べログ」がありますが、食べログが消費者からの情報を主軸に基本的に無料で発信しているのに対して、「ぐるなび」は、有料加盟店からの広告収入から成り立っています。総掲載店舗数約50万店のうち、有料の加盟店舗数は5万6967店(2016年3月期末)となっております。

ということは、「ぐるなび」は広告代理店ということになります。同社の公式サイトの沿革には、「1996年6月、株式会社NKBの一事業部として飲食店検索サイト『ぐるなび』をインターネット上に開設」とあります。このNKBとは何かといいますと、1948年に創業された交通広告会社で、旧社名は、交通文化事業株式会社。主に、地下鉄のベンチなどの看板広告を手掛ける会社として出発しました。創業者は、瀧冨士太郎(1903~1975)。

この方、もともとジャーナリストで旬刊誌「交通研究」を発行しておりました。その関係で、阪急の小林一三、東急の五島慶太ら鉄道界の大物との交際を深め、監督官庁の運輸省(当時)高官の天下り先を忖度して交通文化事業株式会社を設立し、広告事業を展開します。新規事業を行うには、政財官の「黄金のトライアングル」が威力を発揮することを熟知していたのでした。


バルセロナ・グエル邸

 交通・観光事業に従事する関係者の子息らへの奨学金として、彼の名前を冠した「瀧冨士基金」が現在でもあります。この育英事業は、瀧が設立した公益財団法人「日本交通文化協会」が行っているもので、同協会はこのほか、駅構内の壁画などパブリックアート事業や展覧会なども開催しております。

瀧冨士太郎の子息が瀧久雄氏(1940~)です。この人こそが「ぐるなび」の創業者です。東工大を卒業し、三菱金属に入社した技術者でしたが、父親の急逝により、後を継ぐことになります。先見の明があった同氏は、看板広告の将来性を案じて米国に視察に出掛け、まだ今後どう展開するか分からなかったインターネットに注目し、「ぐるなび」を始めたわけです。国土交通省の元高官らを顧問に迎えるなど父親のビジネススタイルを踏襲しました。

瀧久雄氏の趣味は囲碁です。NKBの関連会社として、囲碁対局サイトを運営する「株式会社パンダネット」(1962年6月創業)の代表取締役も務めています。話は飛びますが、このパンダネットですが、日本棋院利光松男理事長(1923~2004、日本航空相談役、JALパック社長)が自殺した遠因があったという情報が真しやかに流れております。これは、対局ソフトを開発する際の提供企業の選定をめぐって、日本棋院が「パンダネット」から韓国の「世界サイバー棋院」に切り替えたことで、理事会内で大問題となり、利光理事長の心労が重なったと言われています。


バルセロナ・グエル邸

先ほど、瀧冨士太郎が創刊した旬刊誌「交通研究」の話が出ましたが、鉄道・運輸関係の老舗といえば、1943年に創刊された「陸輸新報」の流れを汲む「交通新聞」があります。交通新聞が美空ひばりなら、交通研究は、丘みどりです(笑)。

交通新聞は業界紙なので、一般の人は知らないかもしれませんが、「時刻表」「旅の手帖」、そして「散歩の達人」を出版している会社だと言えば、分かるかもしれません。戦中から「時刻表」を出すぐらいですから、国鉄、そして政府関係者、労働組合、関連政党などと密接な関係があったという証左になります。

交通新聞社は、瀧氏のNKBと共同出資して、2000年に「トラベルサイト」を設立しましたが、現在機能しているかどうかは不明です。

 以上、まとめサイト「NEVER(決して~ない)」でした。 

東日本競輪発祥の地で記念レース開催

 「競輪界の回し者」を自称する岸和田先生からメールが舞い込んできました。

 …関東にお住まいの渓流斎さん、今週末のご予定、日程は決まっているでしょうか?

もし、決まっていないのなら、野次馬気分と民情視察で埼玉県の「大宮競輪」に出向かれたら如何でしょうか。「記念競輪レース」が1月17日(金)から20日(日曜)まで4日間、同競輪場で開催されます。

全国の競輪場では、それぞれ一年に一度「記念競輪(G3)」が開かれます。このほかG2、G1とグレードの高いレースがあり、優勝賞金がその分大きくなります。そして、その年の獲得賞金上位者やG1レースの優勝者が12月暮れの「競輪グランプリ」に選ばれ、そのレースに優勝すると1億円がもらえるのです。

それに比べ、17日からの「記念競輪」は、優勝してもそう大した賞金額ではありませんが、今回出走する村上義弘、平原康多は、競輪界の最高峰、角界でいえば東西の横綱で、「競輪グランプリ」に出場する常連です。恐らく見ごたえのあるレースをすることでしょう。さらに、高齢者が支える公営競技の実態、日本社会の実相、歪みを実地体験するのも社会勉強ですよ。

 入場料は確か100円で、競輪場内では各種イベント、アトラクションがあり、無料でいろいろなものを試食させてくれます。年末恒例の炊き出しみたいな感じでしょうか(笑)。こんな福祉事業のような「気前の良い」主催者、イベントは今時ありませんよ。

 大宮駅前から無料バスも出ています。「どんな人が集まっているのか」「いやあ、凄い風景だ!ショックを受けた」などと、そのルポを渓流斎ブログでご紹介してください。…

 あちゃあ、岸和田先生には申し訳ないのですが、週末はちょっと予定が入っており、行けませんね。そこで、渓流斎ブログの愛読者の皆々様に、代わってルポを送って頂くことにします。小生と同じように原稿料が出ませんから、まず、送られてこないと思いますが…(笑)。

バルセロナ・グエル邸

【参照】(「大宮競輪」から引用)

東日本競輪発祥70周年!競輪の生みの親「倉茂氏」をたたえた記念開催!

東日本競輪発祥の地である大宮競輪では、「競輪の生みの親」である倉茂氏の功績を末永くたたえ、今後の競輪界の発展を図るため、平成14年1月の53周年記念競輪から「倉茂記念杯」と銘打って開催しています!

倉茂貞助氏の略歴

昭和2年陸軍士官学校卒業
昭和12年10月退役(陸軍騎兵大尉)
昭和23年11月自転車振興会連合会常務理事
昭和32年10月日本自転車振興会参与
昭和35年6月東京オリンピック組織委員会幹事
昭和37年8月日本自転車振興会理事
昭和44年10月日本自転車振興会参与
昭和58年11月通商産業大臣表彰 受賞
平成3年7月日本自転車振興会相談役
平成10年逝去。
倉茂氏の胸像

倉茂貞助氏の功績

昭和22年9月、倉茂貞助氏は、海老澤清文氏とともに設立した「国際スポーツ株式会社」において”報償制度併用による自転車競走”という企画を立てた。この企画を実現するためには法制化が必要であることがわかり、昭和22年10月に「自転車競技法期成連盟」を結成した。

その中で、制場に倣った”車券付き自転車競技”への方向転換がなされるとともに、倉茂氏は「自転車競技法」の原案を作成し、GHQをはじめ国会に積極的に働きかけ、自転車競技法成立の大きな原動力となった。同法が昭和23年7月に成立すると、関連諸規則の成案、実施機関の設立などの法律施行に努めた。

その後、倉茂氏は「自転車振興会連合会(現:(公財)JKA)」の設立に力を注ぎ、自ら常務理事として、小倉、住之江、大宮に始まる全国各地での競輪場の開設、選手の養成や運営体制の整備に尽力した。昭和32年10月に日本自転車振興会の参与に就任してからは、競輪に従事する競技会職員や選手に対する講演活動を行うとともに、一般の人々にもPR活動を行った。

昭和58年11月、競輪界への多年にわたる功績を高く評価され、業界初の通商産業大臣賞を受賞した。

また、倉茂氏は”賭けの研究家”としても知られ、百科事典への賭け事関連の執筆のほか、主な著書として「世界の賭け事(東洋経済新報社/1957年)」「賭:サイコロからトトカルチョまで(荒地出版社/1959年)」「わが国の賭けごと史(日本自転車振興会/1974年)」「競輪誕生の思い出<自転車競技法成立までの秘録>」(週間レース社/1979年)などがある。

以上

へえー、倉茂さんという方は初めて知りましたが、凄い人なんですね。

何かおかしい最近のNHK

 最近のNHKの報道や番組に接していると、どうも違和感を覚えてしまいます。

 例えば、看板のニュース。しかも夜の7時のニュースともなると、ゴールデンタイムの中の最高の時間で、国民の多くが注目しています。庶民だけでなく、政治家も官僚も財界の大物も見るのではないでしょうか。影響力は国内外とも絶大です。

 その夜7時のニュースで、先日、ドラマ「家政婦が見た」で有名な女優が亡くなったということで、トップニュースだったことには驚きました。民放なら分かりますが、天下のNHKですからね。独断と偏見かもしれませんが、もっと他にに重大ニュースがあったはずです。

バルセロナ

 最近では、徴用工問題や韓国・駆逐艦による火器管制レーダーを照射問題などで、日韓関係がぎくしゃくし、尖閣諸島や太平洋進出を図る中国の覇権主義などを巡って日中関係も暗澹としてます。でも、ほとんどの日本国民は、竹島にも尖閣諸島にも行ったことがなく、「紛争状態」もほとんど報道を通して知るのです。

 ですから、NHKの報道を見ていると、相手国のあまりにもの大胆不敵な国際法違反ぶりを煽れ、恐らく、そんなニュースを見せつけられた国民の9割は「嫌韓」「嫌中」になってしまうはずです。NHKの予算は、国会で承認されることが義務付けられているので、どうしても政府寄りの報道になることは致し方ないかもしれませんが、今の報道ぶりは、まるで政府の宣撫機関か煽動機関に見えてしまいます。寝た子を起こすように、国民を煽っています。

バルセロナ・グエル邸

 そう言えば、NHKが最近、中国の良い所、韓国の素晴らしいことを報道しましたか?大抵、嫌悪を催すようなネガティブなニュースばかりでしたよ。こんなことでは、弾けた輩から「征韓論」が出てくるのではないかと危惧してしまいます。


バルセロナ・グエル邸

 もう一つ、エンターテインメント番組も、昔の方がもう少し品があったと思います。決して悪いというわけではありませんが、イケメンのジャニーズ系タレントや、個人的に嫌いなお笑いコンビばかり採用し、民放に任せればいいものを、「勘弁してほしい」と思ってしまいます。NHKは、「お高くとまっている」と批判されても、あくまでも言葉遣いが丁寧で、綺麗な日本語を使い、もっと上品であるべきです。

私自身はかつて、芸能担当記者をやっていたことがあるので、裏事情には精通しております。芸能番組を制作するには、ジャニーズ、吉本興業、ホリプロ、アップフロント、バーニング、ケイダッシュ、田辺エージェンシー、渡辺プロ、太田プロ、新栄プロ、東宝芸能、松竹芸能など大手芸能プロダクションの力を借りなくてはできず、タレントもこれら大手事務所に所属していなければ、仕事さえ回してもらえない業界の掟があることも知っております。何で、こんなタレントがテレビに出てくるのかと勘ぐれば、「それは○○事務所に所属しているから」という理由で分かります。ま、これ以上は茲では書きませんが(笑)。


バルセロナ・グエル邸

 特に私は、むしろテレビよりラジオを聴くのですが、今放送されているNHKのニュース以外の娯楽番組はほとんど付いていけません。年のせいか、安心して聴けるのは、「ラジオ深夜便」なのですが、最近疲れてそんな夜中まで起きてませんからね(笑)。

「皆さまのNHK」を自称するなら、少しは庶民の声に耳を傾けてほしいものです。ま、無理でしょうかねえ。。。