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昨日、総務省が発表した衆院選の投票率は小選挙区、比例代表ともに53.68%で、戦後2番目に低かったそうです。
「台風21号の影響」と政治評論家は分析してますが、それだけじゃないでしょう。期日前投票が過去最高とはいえ、日本人は政治に関心がない、もしくは、政治より優先にしたいか、しなくてはならないことが多いということになりますね。
よく言われていることは、投票率が低ければ低いほど組織票が有利ということです。組織票というのは、はっきり言えば、宗教団体や熱烈な政党応援団ということになります。まあ、しがらみがあるってことですか。
それが自公連立政権が3分の2の議席を獲得した要因になりました。
いわゆる無党派層と言われる人たちは、「自分の一票など大したことはない」と思ってますから、台風が来てるし面倒臭いから投票に行かない。結局、自公連立政権の持続を結果的に黙認したことになります。
京都 建仁寺
これから安倍一強政権は「国民からの負託を得た」として、公約通りの政策を実行することでしょう。
まずは憲法改正の発議。議会承認はもう決定的ですから、国民の過半数の承認を待つだけ。あとは北朝鮮に祝砲を打ってもらい、平和ボケの臣民を震えあがらせてもらえばいいだけです。
2019年9月からの消費増税8%も粛々と遂行するでしょう。今日発売の女性週刊誌の見出しを見ていたら、「安倍首相は消費税を5%に戻す」なんて書いてましたが、そんな誤報して大丈夫なんでしょうか。
今回も小選挙区制の恐ろしさを見せつけられました。1区に一人しか当選しませんから、当選者以外の残りの投票数がいくら多くても報われず死票です。
まるで、丁半博打か、オセロゲームです。自民党が小選挙区で8割を制したらしいですが、野党が共闘してボタンのかけ違いをしなければ、これが全く逆の結果になったことはあり得ます。
このことは、小泉進次郎議員だけが冷静に分析してました。まだ36歳ですが、確かに将来、首相になれる素材を持ってます。
私も日本国民の一人ですから、面従腹背などせず、間違った方向に行かないようにあからさまに(笑)政権批判していきたいと思ってます。
まあ、「単なる犬の遠吠え」「蟷螂の斧」と言いたい人は言えばいいだけです。
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渓流斎敬白