毒入りギョーザ事件に関する私の見解

 

恐らく今年一番のニュースになるであろう中国製冷凍ギョーザ事件に関しては、色々言いたいことがあったのですが、原因や問題の在り処が分からず、差し控えてきました。

しかし、日本では流通していないメタミドホスやベンゼンなどが検出されたということは、どうしても中国国内で混入されたとしか考えられず、しかも、うっかりとした事故ではなく好意で混入させた事件の要素の方が強くなってきたので、一言言わなければならなくなりました。

 

中国では相変わらず報道管制が引かれているらしく、庶民に真実が伝わっていないようですね。だからネットで「小鬼子(日本人に対する蔑称)の新たな奸計に要注意だ」だの「日本は中国市場に依存している。中国人を安い人件費でこきつかっている」といった「本音」が乱立しているのです。

 

しかし、冷静に考えて、こんなことをして誰が得をするんですかね?中国国家品質監督検査検疫総局の魏伝忠副総局長が「中日関係の発展を望まない極端な分子によって引き起こされた可能性がある」と、初めて故意の犯行との見方を当局者として認めました。

 

「極端な分子」が誰であるのか、同総局の王大寧輸出入食品安全局長は「日本側かもしれないし、中国側かもしれない」と、この期に及んでも言い逃れしていますが、日本人として、今後の捜査の結果を注意深く見守りましょう。

 

一連の流れを見ていて、中国人という民族は、たとえ濡れ衣であっても「謝罪」しないですねえ。謝れば、莫大な損害賠償を抱えるという恐怖感に裏づけされているからでしょうか。まるで、欧米人です。

 

その点、日本人はすぐ謝りますね。何度、頭を垂れた日本人を大企業の社長さんから、高級官僚、スポーツ選手に至るまで見てきたことか。「謝罪文化」を理解できないモンゴル人にまで謝罪を強制したじゃありませんか。

 

しかし、私は、はっきり書きます。今回の事件で中国側の態度はあまりにも大胆というか横暴なのではないでしょうか。我々日本人は「李下に冠を正さず」という中国の諺を尊敬の念を持って学び、実践してきました。我々が愛する中国人はどこに行ってしまったのでしょうか。今の中国は極端な拝金主義と風通しの悪い官僚主義が蔓延っているだけではないでしょうか。

 

とはいえ、今回の事件で、日本人は様々なことを考えさせられました。食の安全についてです。一番大切なことを他人任せにしていいのでしょうか?「どうせ、小鬼子が食うのだから、毒が入ってもいい」と、愛する優秀な中国の人たちは考えないと思いますが、疑ったらキリがありません。現在の食料自給率はわずか39%で、先進国最低。諸外国から5兆3000億円もの食糧を輸入し、中国からはその17%を占めるそうです。

 

こんなんじゃなかったんですよ、日本は。1965年の食料自給率は何と73%もあったのです!誰がこんなことをしてしまったのでしょうか?政治が悪い、資本家が悪いなんて言っても始まらないでしょう。

どげんせんといかん。

今すぐに!

NHK不祥事

うーん、NHKの不祥事に関しては困った問題ですね。

 

インサイダー取引にしても、最初は大したことはないと思っていたのですが、段々、分かったところによると、勤務中に特ダネニュースを読んだ岐阜放送局記者と水戸放送局ディレクターと報道局制作記者の三人が、放送局内やわざわざ自宅に帰って当該の株を売買して、それぞれ、44万8千円、51万4900円、9万8千円の売却利益を得たというのです。

まさに、放送前のニュース逸早くを知ることができる立場を利用した「抜け駆け」ですね。批判されても仕方がないことです。事前にニュースを閲覧することができるのは局内に5000人もいるということなので、インサイダー取引をしたのはわずか三人だけ?と勘ぐりたくなります。橋本会長も辞意を表明するほど重大な事件です。

私はそれより、NHKのドラマ撮影で、千葉でロケした際に、ドラマの設定場所が岡山県なので、バックに映る車のナンバープレートを架空の岡山ナンバーに車のオーナーに断りもなく張り替えた事件の方が唖然としてしまいました。罪の重さは断然こちらの方が軽いのですが、事の重大さには変わりがないと思います。「天下のNHKなら何をやってもいい」という傲慢さが見え隠れします。

車の持ち主は自分のナンバープレートが張り替えられていることを知らずに自宅に帰ってしまい、NHKは放送と警察を通して持ち主を探すという「おそまつ」付きです。

ドラマには「演出補」など沢山のスタッフを抱えているはずで、何で、本人に確認しなかったのでしょうかね。ロケ先の学校関係者に許可を取ったということですが、車の持ち主まで確認すべきです。最後の詰めが甘い。スタッフは、ギャラの高いタレントの御機嫌を伺うのに忙しかったのではないかと邪推したくなるほどです。

このニュースはNHKでも放送していましたが、事実関係を淡々と伝えているどころか、「車の持ち主がナンバープレートが張り替えられていることに気付かずに帰宅した」と、まるで、車の持ち主が不注意を犯したようなニュアンスに捉えかねないような報道の仕方でした。

それが気になったので、わざわざ茲に書くことにしました。