古武術の極意は力を抜くこと

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先日、NHKのラジオ深夜便を聴いていたら、ゲストの俳優榎木孝明さんが、最近、古武術に凝っていることを話してました。

寝ながらメモも取らず聴いていたので、記憶は曖昧ですが(笑)、古武術の極意とは、力むのとは真逆に「力を抜く」ことなんだそうです。

私のような未熟もんは、いくら歳を取っても、何をしてもすぐ緊張して力(りき)が入ってしまい、挙句の果てには本来の自分の力を充分に発揮できないまま壊れてしまったりしました。

ですから、「力を抜く」という古武術に少し興味を持ちました。合気道なんかもそれに通じるものがあるのかもしれませんね。

あと、面白かったのは、歩き方です。我々は普段、まあ右脚を前に出したら、左手を後ろに、左脚を前に出したら、右手を後ろにと左右交互にしますね。それは、明治になって、フランスかドイツかの軍隊の行進に倣ったもので、実は、昔の日本人は左右交互にしないで、右脚が出たら右手、左脚が出たら左手と、いわば間が抜けたような歩き方をしていたそうですね。

本当かな?とは思いましたが、能役者や歌舞伎俳優の摺り足なんかに残っているそうです。

だから、「左右交互にしないで歩いてしまう人は、昔の日本人のDNAが残っているのでは」などと榎木さんは話してましたが、「なるほどねえ」と思ってしまいました。

ミラノ・スカラ座

ということで、昨日から「世界最小メディア」と称して「渓流斎日乗」を再開致しました。

何の衒いも気負いもありません。古武術のように力を抜いた精神で、亀の歩みで日々を過ごしていきたいと思っております(笑)。

皆様も「昼の憩い」のように、「農林水産通信員」として珍しい情報があればお知らせくださいね。