帯広動物園
日経新聞の「私の履歴書」で、読売巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄氏が7月から連載されています。私も面白く拝読しています。長嶋ファンにとっては、もう方々で読んだことがある「自明の理」なのかもしれませんが、私としては初めて知ることばかりで、「なるほど」と毎回、感心してしまいます。
長嶋の現役時代を知っている人は、今ではもう40歳を過ぎていることでしょう。私も、子供時代、長嶋はヒーローであり、スーパースターでした。しかし、この連載を読むと、当たり前なのですが、長嶋とて偶然の天才ではなく、彼なりに相当努力して、チャンスをつかんだ人だということが分かりました。プロとして、華があったのも、わざと華になるようにパフォーマンスしていたということも明かしています。二男二女の末っ子として生まれ、父親が千葉県印旛郡臼井町(現佐倉市)の収入役を務めた真面目で律儀な人で、長嶋が立教大学在学中に急死してしまう。つまり、彼の巨人での活躍を知らないまま亡くなってしまうことなど、知りませんでしたね。
私は、仕事の関係で、たくさんの有名人に会う機会がありますが、これまで会った人でオーラを見た(感じたではなく)人は三人います。そのうちの一人が長嶋さんでした。もう20年くらい昔の話ですが、その後光のまぶしさに目を細めてしまったくらいです。