皆さん、色々とコメントを有難うございます。全員にお礼を述べるときは、こういう場合、便利ですね。
先日、東京新聞に出ていた「人生相談」がここ数日、どういうわけか、最近ちょっとついていない私の心の支えとなって、何度も読み返しています。回答者は俳優の浜畑賢吉氏です。
全文引用したいのですが、そういうわけにはいかないので、ほんの少し抜粋します。
往年の青春ドラマで正義感の強い青年を好演していた浜畑氏は、こう述べます
「…楽なことばかりの人生なんてありません。
俳優で恵まれた人など一握りです。言いたくはないのですが、私も常に悩み苦しみと戦いながら、生き残ってきたのです。…」
何と正直なお答えなのでしょうか!私は、本当に感動すらおぼえました。
俳優といえば、皆からチヤホヤされて、高額のギャラをもらい、豪邸に住み、何でも自分の思い通りになる…。世間が考える俳優像はそんなものではないでしょうか。
しかし、浜畑氏は、俳優業は夢を売るのが商売なので、そのイメージを壊してはいけない、と心の中で自戒しつつ、現実の厳しさを正直に吐露しているのです。さらに、こう言います。
「…どんな社会にいても、苦しいこと、嫌なことなど、鬱になる状況はたくさんあります。俳優はそもそもが躁鬱病的、あるいは統合失調症的な傾向が強いものです。しかし、そのままでは仕事になりませんから、その都度踏ん張って、自分の心を軌道修正しているのです。つまり、自分の心をある程度操作できるから俳優をやっていられるのです。…」
うーん、この言葉に私は大いに勇気付けられました。