思想に右でも左でもない、ことはあり得ない?=ブログ書きは「孤独な作業」です

銀座「三亀」 名前の由来は親亀、子亀、孫亀の三亀だったのかあ!

 毎日のようにブログを書き続けていくことは、実は孤独な作業です。しかも、世間には無数の敵、いや無尽蔵の反対意見者が溢れていますから、冷や冷やしながら書いているわけです。

 特に、敏腕弁護士さんから「ちょっと裁判所に来い」なんて指図されたらたまったもんじゃありませんから、例えば、「著作権や肖像権の侵害をしないように」とか薄氷を踏む思いをしながら書いております。

 一昨日、「通訳団体で内紛勃発=世間は関心なく週刊誌ネタにもならず」という記事を書きました。裁判沙汰に巻き込まれたくないので、固有名詞は一切書かず、極めて曖昧に書きました。ですから、この記事を読んで分かる人は分かりますが、分からない人は何を書いているのかさっぱり分からなかったことでしょう。しかも、自分たちには何の関係もなく、聞いたこともない知った人もいない見知らぬ団体なので、「どうでも良い」と思われた方が大半だったと思います。

 でも、何の宣伝もしていないのに、検索で引っ掛かったのか、読んでくださる奇特な方もいらして、しかも、昨晩はコメントまで頂きました。実に有難いことです(コメント内容については、「RECENT COMMENTS」欄をご参照ください)。「孤独な作業」から解放されたような気分です(笑)。

銀座「三亀」ランチ一品料理 焼き魚いわし定食 この後、フルーツのデザート付 1450円

 そう言えば、このブログの2月28日に「占領期の検閲問題=三浦義一論文も削除、木下順二は検閲官だった?-第34回諜報研究会」という記事を書き、この中で、「私は右翼でも左翼でもありません」と書いたところ、いつも熱心にチャチャを入れてくださる釈正道老師から以下のメールが届きました。

 思想に、右でも左でも無い、なんてあり得ませんよ。メディアが公正と自称するのと同じです。診断するに、渓流斎老師は、左右に振り幅が有りますね。テーマによって、右だったり、左だったり。まぁ、R社に契約変更するなど、私的な行動はラジカルです。

 ひょっえー、驚きのあまり椅子から転げ落ちそうになりました。よく見ていますねえ。全くその通り。私は節操がないのです(笑)。この釈正道老師は「文章が長いので、グルメの写真しか見てませんよお」と公言されている方でした。なあんだ、ちゃんと、文章を読んでいるじゃありませんか!(笑)

 しかしながら、釈正道老師は、今回はグルメ写真しか御覧になっていないと思われるので、もう少し、上のグルメ写真の説明を致します。

◇銀座「三亀」と渡辺淳一

 銀座「三亀」は、作家渡辺淳一がこよなく愛した高級和食料理屋で、代表作「失楽園」の舞台にもなって作品の中にも登場します。

 高級店ですから、私はランチしか行けませんが、大富豪の釈正道老師なら夜でも軽く行けることでしょう。

 料理人さんの中には気難しい方もいらっしゃいますが、ここの御主人は、そして女将さんもとても愛想が良く、腰が軽いので、懐に余裕があれば、何度でも行きたくなるお店でした。良い食材を使って手間暇かけて作っていると評判です。特に、「肉じゃが」が絶品らしく、通の人は、別に注文していました。

「熟年革命」

 

 

 

渡辺淳一著「熟年革命」(講談社)を読了しました。

 

この本は一体何ナノかなあと思いましたが、熟年の皆さんに勇気と元気を与える本ではないかと勝手に解釈しました。

 

著者は医者らしく医学用語を多用します。例えば「廃用性萎縮」という整形外科で使われている用語です。これは、本来、骨折などをしてギプスで患部を固定して、1ヶ月ぐらいして、ギプスを取ると、普段使われなかったため、腕や脚などがかなり細くなっている症状を表す言葉です。

 

これが、脳にも適用するというのです。脳も使わないと、「細く」なるということです。言っている意味分かりますか?人間の身体は、スポーツにしろ、趣味にしろ、読書にしろ、やらなければ、やらないで済んでしまい「やらな癖」がついてしまうというのです。

 

この後、著者らしく、急に論拠は、恋愛に飛躍します。異性への好奇心も、「もう俺は駄目だから」とか「わたしなんか、もうオバサンだから、相手にされないわ」などと引っ込み思案になると、「やらな癖」がついて、脳も萎縮してしまうというのです。

そういえば、私なんかもつい最近まで、異性には痛い目に遭ってきたので、好奇心も関心も薄れてきたところでした。

 

渡辺先生はこう言います。

 

「とにかく、異性に対する気持ちを押さえ込まないことです。…いい意味で『好きになり癖』がつくと、その人は年齢よりも若々しく、前向きで、意欲的な人に見えてきます。これが結果として、その人を若く、チャーミングな人に変えていくのです」

ここまで言われてしまえば、先生にけしかけられて、勘違いする人も出てくるでしょうね(笑)。