公開日時: 2006年9月7日 @ 09:41
あまりにもひどい商売なので、私は告発します。
J’accuse.
ドレフィス事件を糾弾したエミール・ゾラの心境です。
「天皇陛下10万円金貨」を売却しようと思いました。
新聞の広告で、販売価格
(A)在位60年10万円金貨 148、000円
(B)御即位10万円金貨 158、000円
とありました。
これなら、11万円か、12万円くらいで売れるのではないか、と踏んでいました。
ところが、
「買取価格は額面です」
というのではありませんか。
何と、48,000円から58,000円のボロ儲けではありませんか。
小さい頃から収集していた切手の値段を聞くと、見もしないで、「シートでしたら、額面の6割、バラですと半額で引き取ります」とおっしゃるではありませんか。
10月に旅行するので、その足しにしようと企んでいたので、大誤算でした。
それにしても、随分阿漕な商売をするものです。要するにタダで仕入れてきて、濡れ手に粟のような儲け方をしているわけですから。
調布市にあるユニバーサル・ゴールデンライフという店ですが、日本全国のコイン、切手、絵画商も概ね似たり寄ったりで、こんなもんなんでしょう。
持って行きようもない怒りに駆られてしまいました。
こんなことを書くと、決まって「それにしても、相手は商売だから、100%売れるとは限らないものを引き取っているわけだから、リスクを背負っている」と、インテリの方が批判することでしょうね。
しかし、この場合、相手は、全くリスクを取っていないんですよ。10万円金貨も売れなければ、そのまま換金すれば元を取れるわけですし、半額で仕入れた切手だって、額面で使用できる機会はいくらでもあります。
まさしく、阿漕な商売です。
「需要と供給の経済原理が働くからいいのではないか」という論理も納得できません。
もちろん、解決策も名案もありません。だから、ぶつけようもない怒りに駆られているのです。
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