CCR「雨をみたかい」

公開日時: 2007年10月30日

 

知らなかったですね。CCRことクリーデンス・クリアーウォーター・リバイバルの名曲「雨をみたかい」(1971年)が反戦歌だったということを。

 

先日の東京新聞のコラム「筆洗」で初めて知りました。

I want to know,

Have you ever seen the rain?

Coming down on sunny day.

何で晴れた日に雨が降るのかと思ったら、雨とは、ナパーム弾だったのですね。

当時のヴェトナム戦争が背景にあります。

私は、この曲を何十回、何百回聴いたか分かりません。確か、「ペンデュラム」というアルバムに収録されていたのではなかったでしょうか。もちろん、このアルバムを買いました。

それでも、あまり意味を考えずに聴いていたのです。作詞作曲からリードギターとボーカルまでやってのけるジョン・フォガティが作ったのでしょうか。

ネットで検索すると、当時全米で8位のヒットになりましたが、「反戦歌」ということで放送禁止になったそうです。日本ではラジオでガンガンかかっていましたけどね。

私は、CCRが大好きでかなりのレコード(CDではありません)を持っていました。「プウド・メアリー」「ダウン・オン・ザ・コーナー」から、両面ヒットした「光ある限り」と「ルッキング・アウト・マイ・バック・ドア」や最晩年の「スイート・ヒッチ・ハイカー」まで、好きな曲がたくさんあります。

NHKの「ヤングミュージックショー」という番組で、彼らの動く姿を見て本当に感動したものです。当時は、洋楽のロックやポップスがテレビに登場することはまずなく、ラジオで聴いて想像するしかなかったからです。

牧歌的な時代でした。