「他人を見たら泥棒と思え」の世界

WST National Gallery Copyright par Duc de Matsuoqua

 (昨日の続き)

 昨日は、あのようなブログ(「他人は変えられない」)を書いた後になって、やっと、弱者を蔑(ないがし)ろにする出世欲の強い自己保身の塊の男から返信メールが来ました。

「至らぬことがあれば、遺憾に存じます」

 何じゃ、こりゃあ? まるで政治家の国会答弁じゃないですか!

 この「至らぬことがあれば」の「あれば」が曲者です。本心は、至らぬことがあったとは、少しも思っていない。「あれば」は、よしんば仮に、という話です。あるとしても百億万分の一ぐらい。あったとしても知ったことはない。あくまでも、俺は何も悪いことはしていない、という主張です。

 この「遺憾」も謝罪になっていない。あくまでも他人事。百歩譲っても、「わーるいねえ、わーるいねえ」といった感じで、言い方も小松政夫風。反省も何にもしていないのです。

赤坂不動さんの好きな「義を見て為ざるは勇無きなり」の精神で思い切って、上申書を提出しても、本人は、今後の自分の出世に害が及ばぬよう、穏便に済ませたいだけですから、もう何をしても始まりませんね。暖簾に腕押しでした。

WST National Gallery Copyright par Duc de Matsuoqua

 さて、先日は、偽メールに見事騙されてしまいました。アフリカの某国の御夫人で、これから日本に夫婦2人で行くので1週間、通訳ガイドしてほしい、といった英文での依頼です。ガイド料は、1週間で9000ユーロを予定している、といったものでした。

 私はその料金の多寡をよく確かめず、単に1週間という長期の期間は無理なので、真面目にお断りの返信を送ったのでした。そしたら、このメールは私以外に2人の日本人の通訳ガイドにも、同じ文面が送られていて、そのうちの1人から先ほど、「アフリカ人と称する人からメールが届いたと思いますが、それは詐欺メールです。私は8月20日にも同じようなメールが届き、今回が2度目です。御存知だったかもしれませんが、一応連絡を差し上げました。気をつけてくださいませ」と私に連絡をくださったのです。

 驚きました。同時に、わざわざ連絡してくださった面識の全くないMさんには感謝のメールを返信しておきました。

 詐欺グループの目的は分かりませんが、このままいけば、振り込みをするからという理由で、銀行口座を聞かれたり、何やかやと交渉してくることでしょう。

 詐欺も国際的になりました。しかも、メールという実に簡単な手段で。他にも毎日のように、「高額賞金が当選した」だの、「子どもが大病にかかり手術代が必要だ」だの、「亡命資金のための寄付をしてほしい」だのといったメールが飛び込んできます。そういう疑惑メールは、すぐ見破れますが、今回の「通訳依頼」メールには見事、騙されてしまいました。そうそう、いつぞやは、「Apple ID 変更」のお知らせには、まんまと引っ掛かるところでした。Apple のロゴや電話番号は本物と同じでしたが、メールアドレスが、変でした。Appleの Aの文字も入っていない、何か怪しげな、架空のメールアドレスでした。

 こういうメールは私だけに来るのかと思ったら、周囲にも結構、いることはいるんですね。とはいえ、このままでは「他人(ひと)を見たら泥棒と思え」の世界を地で行くしかない世の中になってきました。

 受信メールには、今後、細心の注意を払うことにしますが、随分せちがない世の中になったものです。

 

 

 

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