1979年7月19日(木) ロンドン
この横断歩道を渡っている青年は、40年前の私です。
単なる横断歩道ではありませんよ。ビートルズの4人が歩いたロンドンのアビイ・ロードです。
昨日は、ビートルズがレコーディングとして使った「EMIスタジオ」と書きましたが、写真で見ると、「EMI アビイ・ロード・スタジオ」でしたね。
ビートルズが解散して10年も経っていなかったのですが、世界中から観光客が押し寄せるほどでもなかったでした。
確か、一部のマニアを除いて、ビートルズ人気は下火でした。
はい、証拠写真です。
押し入れの奥からアルバム写真を見つけて引っ張り出してきました。
右隣は、同じツアーだった久保君だったと思いますが、何しろ40年も昔のことで忘れてしまいました。この写真を写してから一度も会っていません。
これは、ロンドンのリージェントパーク近くのポール・マッカートニーの邸宅の門前です。修繕工事をしていました。
こうして、外国人観光客が勝手に近くで写真を撮れた時代でしたね(笑)。
大学4年の夏休みに1カ月間、欧州を旅行しましたが、結局、一緒に写っている今村哲郎君がずっと付き合ってくれました。
先程のアビイ・ロードの写真を始め、私が写っている写真は、ほとんど彼が撮影してくれました。
ビートルズの生誕地リヴァプールにも行き、ジョン・レノンが少年時代にミミ伯母さんと住んでいた自宅にも行きました。勿論、当時は別の人が住んでいたのですが、「せっかく来たんだから」と、呼び鈴を鳴らして、住人に話を聞いてしまいました。
奥さんは「今は(ジョンは)ここにいませんよ。13年前に引っ越しました」と困り顔でした。
今はそんな勇気はありませんけど。
13年前というと1966年のこと。また、1979年のこの時はまだジョン・レノンは生きていたんだ!
わが生涯、人生で一番、もてた時でした。
こんな写真を公開するなんて、我ながらかなりの露出狂です(笑)。
もう40年も大昔なので、今は全く面影もなく、「別人28号」ですから、写っている人も他人みたいなもんです。
アルバム写真も、本人が死ねばゴミとして捨てられ、永遠に消え去るわけですから、「ま、いっか」てな感じですよ(笑)。