都知事の品格と土建政治

為五郎「何で、ブログで渓流斎の昼飯まで見せられなきゃいけないんだよお」

初めは単なる厚化粧の目立ちたがり屋の派手なおばさんかと思ってました。大変失礼致しました。

昨日、小池百合子都知事が、食の安全の観点から土壌汚染問題などを理由に、築地から豊洲への魚市場移転の延期を正式発表する様子を見て、「この人、もしかして、なかなか骨がある人かもしれない」と思ってしまいました。

物心ついたときから、政治に関しては不信だらけで、単なる真面目に働きたくないならず者が、好き勝手放題に庶民の血税を懐に入れるのが、政治家の性(さが)だと思っていました。

それをものの見事に証明してくれたのが、舛添さんです。改めて、あの「せこさ」は国際語になったわけですし、歴史の教科書にも載せてもらいたいと思っています。

さて、これから、小池都知事と、「都議会のドン」内田茂都議(77)との対決が見ものですね。

今日発売の週刊文春によりますと、東京五輪予算膨張の裏で、内田都議の関連企業が受注しまくっているというのです。

例えば、東京電気工事という知らない会社。この会社は、竹中工務店とのJVで、五輪バレーボール会場の有明アリーナを落札したようですが、何と、都議会のドン内田氏が監査役を務めているそうです。しかも、内田氏の娘婿が社員というまさにファミリー企業。このほか、内田氏の政治団体に献金する怪しい企業が次々と五輪会場の建設を受注して、これではまるで「土建政治」の復活ではないですか。

豊洲魚市場移転に強大な発言力のある団体代表が、昨日は小池都知事を猛烈に批判しておりましたが、この団体もかなり金額を内田氏の政治団体に献金しているようです。

東京五輪予算も当初の7300億円から2兆円に跳ね上がっているそうですが、こういう重大な話は、何で新聞やテレビの主要メディアで報道しないのでしょうか?(勿論、週刊誌が主要メディアではないという意味ではありませんが)

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