New Orelans Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
大阪にお住まいの堂島先生からの情報によりますと、産学共同で「東大病院」が、優秀な医者による会員制の「医療クラブ」ができたそうです。入会金が200万円で年会費は50万円。最高級の医療器材による「人間ドック」と、最高の医療スタッフによる医療が受けられるそうです。
しかし、世の中はそういった恵まれた人間はほんのわずかですよ。人口の10%もいないでしょう。
元国税調査官と称する大村大次郎さんという恐らくペンネームと思われる方が書かれた「これは官僚によるタックス・テロだ! 『見えない』税金の恐怖」(ビジネス社)は、読めば読むほど、恐怖に駆られてしまいます。
●奨学金という搾取機構
●なぜ、日本の公共料金は世界一高いのか?
●サービス残業という酷税
●天下り官僚の手数料ビジネス
●貧困という重税
●なぜ日本は「見えない税金」が多いのか?
ま、目次を見ただけで、ぞっとします。
以下、例によって、換骨奪胎で引用しますと―。
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◎日本の大学の授業料は、実質、世界一高い。国立大学の授業料も昭和50年は年間3万6000円だった。それが平成元年は33万9600円となり、平成17年から53万5800円にまで急騰。
◎日本の財政悪化は、少子高齢化が原因ではない。1990年代から2000年代にかけて、貿易赤字に苦しんでいた米国の言いなりで日本は600兆円以上もの超巨額な公共事業を行ったからだ。
◎福島原発事故が起きる前、東京電力社長の役員報酬は7200万円だった。また、2011年3月期決算によると、電力会社10社の広告費合計が866億円だった。東電の場合は、テレビ、ラジオ、新聞の広告費が年間116億円。これでは、東電の批判などできないだろう。
◎東電の原発事故処理は約21・5兆円といわれ、これは電気料金の中に上乗せされて、結局、このつけを国民が支払っている。
◎つまり、電力会社とは、国から守られた美味しい商売で、莫大な報酬を手にし、経団連の重要ポストなどを掌握して財界のボスとして君臨し、マスコミに金をばら撒いて批判を封じ、事故が起きて損失が出たら国民の税金で補てんを仰ぐ、そういう存在だ。(96ページ)
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◎確定拠出年金は、国に支払う手数料が異常に高い。まず、口座開設手数料として、「国民年金基金連合会」という国の機関に2777円支払う。その上に、「口座管理費用」という名目で毎月103円の手数料を取る。しかし、こんな手数料を何で取るのか全く意味が分からない。これは、ピンハネ以外の何モノでもない。
◎なぜなら、「国民年金基金連合会」が厚生労働省などの天下り先になっているからだ。つまり、霞ヶ関の官僚たちの天下り先にお金を回すために、手数料を異常に高く設定しているのだ。
◎雇用保険や労災は、独立行政法人「労働政策研究・研修機構」と独立行政法人「労働者健康安全機構」が業務を請け負っている。こういった労働保険業務は、別に厚労省が直接やればいいだけの話なのに、官僚がこれらの機構を自分たちの天下り先としてつくっている。結局、国民はピンハネされているのだ。
◎役人はなぜ無駄遣いをしたがるのか?それは、官庁にとって、予算を残すことは「絶対悪」であり、絶対に使いきらなければならないからだ。ありもしない出張をでっちあげたり、不要なものを購入したりするのも、こういう理由で生まれてくるのだ。
◎会計検査院は強い権限を持っているのに役立っていない。筆者も、国税調査官として会計検査院と一緒に検査に立ち合ったことがあるが、彼らは信じられないくらい悠長で呑気でいい加減だ。だから、省庁の多くは会計検査院のことなど怖がっていない。実際、彼らよりマスコミや市民オンブズマンの方がよほど多くの税金の無駄遣いを見つけてくる。
―どうですか?皆さん。あきれ果てましたか?
まあ、電力会社の幹部や霞ヶ関の官僚のすべてがこんな輩とは限りませんが、「いやそんなことはない」「フェイクニュースだ」と異議を唱えてくれる骨がある官僚、元官僚はいませんかねえ?特に、元厚労省キャリアの東大出身の超エリート豊田真由子議員とか。
ふむふむと、、、
はじめまして。
日本では官僚制の弊害は根深そうですね。
紹介されたこちらの本も手に入れて読んでみます。
書籍ではちゃんと問題点を指摘してくれた本は
散見されますが、雑誌では「選択」が健闘していると思います。
ありがとうございました。
またおじゃましますね。