「スマホ大学」には驚きを超えて

長瀞駅

今朝の新聞各紙の全面二面広告を見て、吃驚しました。

来年4月から、スマホで授業を受けて学士号がもらえる「東京通信大学」なるものが開校されるというのです。英語名が、Tokyo Online University だとか。

私も、こうして、日乗を通勤電車の中でスマホで書いてますから、とやかく言う筋合いはないのですが、わずか15分の動画をスマホで見て、試験やレポートはどうするのか分かりませんが、とにかく大卒の肩書が取れるというのですから、驚きです。

スマホなら、自宅で引き篭もりの人や入院中の人でも授業を受けることができるでしょうけど、学友と居酒屋で議論したり、一緒に学食を食べたりするような、いわゆる普通の学生生活とは違うんだろうなあ、と思われます。

何しろ、年齢も職業も不問らしいので誰でも入れるということなのでしょうか。

情報マネジメント学部と人間福祉学部があるようですが、これらの学士号を取って、就職に有利に働くということなんでしょうね。

しかし、この大学を経営する母体は他に東京モード学園なども運営しております。モード学園は、ファッション関係の専門学校で実技を重んじる学校として知られています。スマホ授業では、実技はできませんよね?

あ、そう言えば、昔から通信制の大学がありましたから、そのスマホ動画版と思えばいいということなんでしょうか?

しかし、最近はどこもかしこも、大学になりたがっているのが流行ってますね。明治30年まで、日本には大学と呼ばれるものはたった一つしかありませんでした。だから、東京も付きません。ただの帝国大学です。今の早稲田大学も東京専門学校です。

それだけ学士様は希少価値があったわけですが、これだけ学士様が増えると…あとは書きません(笑)。

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