最近、ほとんどテレビを見ないのですが、今朝ふとワイドショーを見るとはなしに見ていたら、「サイン」という新興宗教もどきが出ていました。
教祖は、65歳で、ナポレオン・ボナパルトと自称しており、「権力を握ったら、裏切り者を殺す」と息巻いていました。ダヴィデの描いたナポレオンの絵画に出てくるような帽子と軍服を着て剣を振り回し、「アマテラス、クリテラス、卑弥呼女王」と叫び、ステージ上で自分の妻に土下座していました。何だか、4次元パワーがあるらしく、「アフロディーテの宝石」だの、そこらの夜店で買えば1000円ぐらいする代物を4万円も5万円も値を付けて売っているのですが、会員は「心の平安が得られる」と喜んで買っているのです。
中には数百万円もの買い物をして、表彰されている人がいました。
ここまできたら、もう漫画ですね。
場面変わって、先日若くして亡くなったプロレスラーの葬送式で、「ハッスル、ハッスル、トルネード」というパフォーマンスをやってました。厳粛な場でこういうこともありなのかなあ、と思いつつ、やはり漫画チックな違和感を抱いてしまいました。
その後、宝石強盗のニュースがあり、専門家のコメントのコーナーになった時、宝石鑑定士の髪の毛が、まるで1970年代の暴走族風のひさしが3mくらいありそうな感じで、若ければ、単なるツッパリなのですが、どう見ても50代そこそこなので、「何だあ、こりゃあーー、漫画じゃないか」と、もう笑ってはいられず、怒りがこみ上げ、テレビのスイッチを切ってしまいました。
何という世の中なんでしょう。