ワイドショーでは「正義の味方」になっているホリエモンことライブドアの堀江貴文社長が、現職の社長のまま、国会議員に立候補することについては、妙な違和感というか、盗人が検察官なるような嫌な感じがしていましたが、立正大学の桂敬一教授が、見事に喝破してくれました。(北海道新聞27日付夕刊)
桂教授は批判するべき点を2つ挙げています。
①ライブドア・ニュースはれっきとした言論報道機関。そのオーナーが実質的に政府与党の庇護の下で政治家になるなど好ましいわけがない。メディアは、特に国家権力からの独立を旨とすべきが、本来の考え方。
②金融・証券事業も手掛けるライブドアが、郵政民営化されたあかつきの郵貯・簡保の原資に関心を持たないわけがない。もし、堀江社長が、議員になって政策立案に加わり、先行して関係情報を入手できれば、インサイダー取引に類すると見られても仕方あるまい。
うまく、言葉で表現してくださったと思います。
桂教授の意見に大賛成です。