6月2日以来の「不思議な体験」の続きです。
室岡さんの返信メールのことでした。そこには次のようなことが書かれていました。
「私のやってきたことが、西洋医学、あるいはそれに類する学問の分野によって否定されてきたことは百も承知です。否定材料を探すことはまったく楽なことです。だから、そういうことはそちらにお任せして結構です。しかし、事実は小説よりも奇なりです!百も承知でありながら、臨床的に実際に効果があることに目を奪われてきました。自分なりに勘を頼りにやっているのですが、勘がいけない、というのでは恐らく何の発展も危機の回避もできなくなるのではないでしょうか?どんな発明も発見も、結構、偶然とか勘とかがきっかけのようです。私は『感じる』ことを大切にしたいのです。もしそれがプラセボ効果だとしても、それだって素晴らしいことじゃないですか。もともと私のやっていることは常識を打破して新しい分野をみつけようということですから、否定やご批判はまったく自由であります」
つまり、室岡さんは、「否定と批判」は覚悟で邁進していたのです。
世の中には、科学では証明できないことが沢山あります。
私は室岡さんに大胆にも「あなたのやっていることは、学会では全く認められていませんし、出鱈目だと言われてますよ」と挑戦状をたたきつけたのです。
これに対して、彼が、曖昧なことを言って逃げ隠れしたりたら、正直、もう彼のことを信じるのはやめようと思っていたのです。
「自分のやっていることは正しいと思ってやっている」でもいいし、「ビジネスのためにやっている」でも何でも良かったのです。真っ正直に答えてくれれば、それでよかったのです。
返ってきた答えは、私が想像した以上に実に誠実でした。少なくとも私にはそう感じました。ですから、彼から受けた不思議な体験を書こうと思います。
その話は次回で。
つづく