日本でも有数の極寒地で3度も冬を越したせいか、すっかり体が北海道仕様になってしまいました。
暑いのに、寒くて、体温の調節がうまくできません。
今は、梅雨なので、とにかく、湿気が多くてムシムシしています。暑いので、寝るとき布団をかけないと、寒くて目が覚めてしまいます。それでいて、起きた時は、寝汗をびっしょりかいています。ドラム缶いっぱいくらいです。
何十年間も東京(近辺)の夏を経験してきたのに、慣れません。
その点、北海道の6月は本当にいい季節です。最高です。湿気がなく、からっとして、水も空気も美味しい若葉の季節です。冬の寒さをすべて帳消ししてくれます。北海道は、6月前後の春と初夏の素晴らしさがあるから、すべて許せるのです。美瑛を思い出します。かんの温泉も思い出します。ああー小樽も函館も思い出します。もちろん、知床も懐かしくて会いたくてしょうがありません。
満員の通勤電車に揺られて、街を歩いても人にぶつかり、こずかれ、排気ガスとドブの臭いのするスモッグだらけの銀座の空気を吸いながら、「ああ、北海道にまた行きたいなあ」と胸騒ぎがします。