『病気にならない生き方』

おつな最期の日

ベストセラーの『病気にならない生き方』(サンマーク出版)を読みました。

100万部を突破し、かなり派手に新聞で広告しており、本屋に行ったら平積みしてあったので、つい買ってしまいました。

電車の中などで2時間くらいで読んでしまいました。

著者の新谷弘実氏は、胃腸内視鏡外科医の世界的権威(といっても日本とアメリカの)で、これまで30万例以上の胃腸を診てきたそうです。俳優のダスティン・ホフマンや中曽根康弘元首相らも診てきたと自慢しています。(実際は自慢したいわけではない、と著者は書いています)

この本は、ひと言で言って、生活習慣病にならないために、心掛けることが書かれています。

●食生活は肉食を避け、菜食中心にすること。植物性(穀物、豆類、野菜、キノコ類、果物、海藻)85%、動物性(肉、魚、卵、牛乳など)15%が理想。

●酒、煙草は控える。

●お茶の飲みすぎもよくない。

●市販の牛乳は「錆びた脂」なので、牛乳や、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品は食べない。

●すべての薬は基本的に毒である。

●一日1500ccの水を飲む。朝起き掛けに500cc、昼食の1時間前に500cc、夕食の1時間前に500cc。

結局、これまでの「健康にいい」と言われた「神話」をくつがえすような話ばかりなので、私はかなり焦ってしまいました。

骨粗鬆症にならないように、一生懸命に牛乳やチーズやヨーグルトを食べてきましたし、お茶もカテキンがいいというので飲んできました。トンカツなど脂っぽいものも大好きでしたが、これらも控えた方がいいようですね。

著者は健康のカギは「エンザイム」(enzyme酵素)で、エンザイムをたくさん含むフレッシュな食べ物を多く摂ることが肝心と説いています。

そして、著者は、病気を癒すのに何が大切なのか?悪いところを切ったり、薬を投与すること以上に、「その人が心からハッピーになるようなモチベーションを持ってもらうことが一番だ」と力説しています。

何が一番強いモチベーションになるかーそれは『愛』だといいます。人は本当に幸せを感じていると、免疫機能も活性化するそうです。要するに「精神力」が体にとって大切なのです。

酒も煙草も肉食もやめられない人は、せめて、日々を感謝して、毎日、志を持って、幸せに生きることを心掛けようではありませんか。

 

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