帯広
カムチャッカ半島に棲息するカムチャッカ熊は、平均体重500キログラムもある超巨大グマです。なぜ、こんな大きな熊がいるのか、NHKの「ダーウインが来た!」と解明していました。
原因は火山だそうです。火山のおかげで、プランクトンの好きなリンが散布され、プランクトンが大量に発生し、このプランクトンを目当てに何十種類ものサケやマスが何十万匹も押し寄せてくる。これらを、熊さんたちが、何の苦もなく手づかみで食べられるので、食物の心配がない。疲れた時に、温泉に入ることができ、火山で地熱が高いので、餌にもなる植物もよく育ち、冬眠期間も普通の熊の半年ではなく、3,4ヶ月で済んでしまうというのです。
面白かったのは、熊は子供ができると、雄は家族から離れて、雌と子供たちは雄から隠れて棲むようになる。雌は子供がいる限り、発情しないので、雄は時々、子供を襲うことさえあるというのです。嗚呼、熊も人間と同じなんだなと思いました。(え?)
そういえば、写真家の星野道夫さんが襲われたのもこのカムチャッカ熊だったはずです。