8月24日に名古屋市で、罪もない女性が3人組の強盗に襲われて惨殺された事件がありました。その被害者の磯谷利恵さん=当時(31)=の遺族(母親の富美子さん)が、ホームページを開設し、犯人に極刑を求めて、署名運動を行っています。
http://www2.odn.ne.jp/rie_isogai/
今朝の東京新聞の記事を読んで知りました。
「許せない!はらわたが煮えくり返るような怒りが、身体中に込み上げてきます」と激烈な文章で始まる「報道陣に宛てた手記」には、つい、目頭が熱くなりました。
と、同時にですが、国民の100人のうち、何人かは、このような行為に対して異議を申し立てをするかもしれないだろうなあ、と本能的に想いました。
署名運動は、今まで、街頭に立ってやるものでしたが、このように、インターネットが普及した現在、大変手軽に効果的にできるようになりました。でも、まだ、このような行為は、日が浅いので、抵抗感がある人もいるのではないかと思ったのです。必ず、嫌がらせをする人がいるので、少し心配になりました。
もっと、正直に書きますと、私の心の中のほんの数%だけですが、「こういうことをして大丈夫かなあ」と思ってしまうのです。例えば、光市母子殺害事件で、テレビに出演するタレント弁護士が、容疑者の弁護団の懲戒処分を弁護士会に求めることをテレビ番組で発言し、弁護団が業務妨害で、タレント弁護士を提訴する事案がありました。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200708270506.html
確かに、タレント弁護士は、「正義の味方」で正しいし、圧倒的大多数の国民がこの弁護士を支持することでしょう。が、私のようなひねくれ者は、ほんの、ほんの、ほんのわずかですが、この弁護士に対する胡散臭さを感じてしまうのです。タレント弁護士と書いて、その弁護士の名前を明記しないことからも斟酌されると思いますが。
誤解を恐れずに書けば、「善人なほもて往生をとぐ、いはんや悪人をや」の悪人正機説(親鸞「歎異抄」)です。
すぐ答えを出せる人は本当に羨ましいと思います。
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間違えて、「コメントできない」ことになってしまいましたが、できるようになりました。
失礼致しました。