ネット時代になって、情報量が一体どれくらい増えたと思っているんだ?ーなぞと誰かに問いかけているわけでもなく、自分自身に聞いているわけですが、最近、加齢により情報処理能力が幾何学級数的に減退しているので、なお一層、自分に問いかけています。
昔は、聖徳太子のように、ラジオを聴きながら勉強するとか、平気で出来たのに、今や、複数の音声を同時に理解することは不可能になりました。
何しろ、今やフェイクニュースを始め、玉石混交の訳が分からないような情報が雨あられの如く、襲い掛かって来ます。これだけの情報に囲まれる時代は人類史上初めてではないでしょうか?
脳処理能力の限界を感じませんか?
私が小さい頃は我が家にまだテレビがありませんでした。世間の情報収集はラジオと新聞と隣近所からの噂話だけでした。牧歌的時代だったと言えるかもしれません。今や、そのラジオも新聞も時代遅れになり、BS、CSのマルチチャンネルをものにしたテレビの時代かと思ったら、あっと言う間に、テレビもネットの後塵に拝してしまいました。
速報性も情報量の多さも、最先端ではなく、既に流行遅れの音楽やファッションや昭和の映画までも、そして何よりもドル箱の広告も、テレビはもうネットには敵いません。ネットは時代や流行を超越し、資本主義の最大の「富の源泉」である広告を独占してしまいました!
昔は、大スターやアイドルといえば、三船敏郎、アラン・ドロン、天地真理…と十数人程度(年齢がバレる!)、しっかり顔と名前が一致して覚えられたのに、今や、数百人、数千人、いや数万人いるかもしれません。とても覚えきれません。
昔の人気スポーツは、プロ野球か相撲ぐらいしかなかったのに、今や、サッカーやラグビーどころか、よく分からない山登りのような競技やスケボーの競技まで五輪種目になって若者に大人気です。セパタクロー
ニュースも既存の新聞社・通信社、出版社だけでなく、聞いたことがない専門ニュース・アプリが立ち上げられては消え、消えてはまた立ち上げられたりしています。
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それで、何が言いたいのかと言いますと、「脳疲労」を感じた人は、テレビで宣伝しているような薬に頼ることなく、いわゆる「情報デトックス」をしたらどうか?というそのお薦めです。意図的にパソコンやスマホの電源を切ったり、アプリを削除したりして、情報を遮断することです。もう7~8年前から言われています。
「まず、《渓流斎日乗》は読まずに、お気に入りから削除すことだな」
えっ? 貴方は誰ですか? 意地が悪いですねえ。まあ、的を射ておりますが。。。勘弁してくれい!
なるべく、更新していきますから、これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます🙇
ラジオを聞く週間 → ラジオを聞く習慣 でした。
ラジオは案外たくましく生き延びているのかもと、この前『ラジオ深夜便』に月イチで出ている(民間レポーター、電話で15分ほど)という男性の話を聞き、ふと思いました。ラジオを聞く週間はすっかりなくしているのですが、でもあの番組、タクシーや長距離トラックの運転手さんばかりでなく、病院で独り過ごす入院患者もイヤホン付けて聴いている、視聴者は200万人(?)などと聞くと、居ても立ってもいられなくなりました。小型ラジオを防災対策でいつも持ち歩いてはいるのですけど。