本日、ここ1カ月間もの長い、長い間、個人的に苦しめられていましたGoogle アドセンスの申請がやっと出来ました。
これもこれも、覆面レスラーのタイガーマスクのような篤志家のお蔭です。本当に信じられませんが、最初から最後までボランティアでやって頂きました。覆面レスラーなので、お名前も、どういう方なのかも、このブログでは詳しく書けませんが、仮にお名前はMさんと呼ばせて頂きます。勿論、コンピュータ専門技師で、マイクロソフトなど大手IT企業の大幹部とも顔馴染みのITコンサルタントです。
私は運が良いのか、天のお導きで、Googleアドセンスのフォーラムで知り合うことが出来ました。大変失礼ながら、ほんの少しだけ変わった方で(本当にごめんなさい)、「私はお助けマンでもレスキュー隊でもありません」と仰ったり、「Googleアドセンスを単なる宣伝目的のお金儲けのためだけの人でしたら、助言するつもりは全くありません」と厳しく仰ったりしました。それでも、私とはこの1カ月近く、フォーラムで90回以上もメールのやり取りをしてくださったのです。
90通以上もやり取りをした、というのは、細かい専門的な話ですが、プラグインの無効化とか、SiteKitでの申請に際しての、必要なチェックの入れ方とか、レンタルサーバーのセキュリティの問題とか、何度も何度も試行錯誤で試してきたということです。お蔭様で、スクリーンショットの画像の撮影はベテランの域に達しましたが(笑)、それでも、設定がうまくいかなかったということです。
私もその度に、喜んだり、意気消沈したりし、もうこんな苦しいんだったら、もうブログなんかやめてしまおうと何度思ったか分かりません。
そしたら、Mさんが、「最後の手段」として、Google MeetというZoomのようなリモートを使って、私のサイトの画面共有して、同時進行で作業を進めて行きましょう、と提案してくださったのです。(Mさんは、Google Meet の方が、Zoomより遥かにセキュリティがしっかりしていると強調されていました!)
Mさんの御提案に、私は天にも昇る気持ちになりましたが、さすがに、ここまで来たら、ボランティアでやって頂くわけには行きません。そこで、私がそれとなく手数料をお支払いしたい旨を提案したところ、「私のクライアントさんは大企業のビジネスクラスの方が多く、正直申し上げて、コンサルティング料はかなり高額です。個人の方にはその旨をお伝えして、事前に契約書に記入して頂くことになります。」と仰るのです。私は血が凍りつきました。どうやら、このMさんは世界でも5本の指に入る超一流のIT技術者で、世界の大企業から引っ張り凧の有名な方だったようです。当然ながら、超多忙です。
となると、私のような無名の庶民ではとても払いきれませんので、諦めかけました。ところが、頂いたメールの先をよく読んでみると、「乗り掛かった舟ですから、私の性分で、このまま舟を乗り捨てるわけに行きませんから、続行致します」と仰るではありませんか! 実は、Mさんは私との90回以上のフォーラムとメールでのやり取りの中で、私の個人的事情(私のブログのフォーマットを作成してくれた高校の後輩でIT会社社長の松長哲聖氏が急逝したため、サーバーの引っ越しを余儀なくされ、全く素人の私がイチから、ITの設定に追い込まれているといった事情)を汲んでくださったからだと思われます。
何よりも、これは自分の勝手な思い込みですが、Mさんがこの《渓流斎日乗》をお読み頂き、もう20年近くも続いているブログがこのまま廃業してしまうのは惜しいと思ってくださったのではないかと想像しております。あくまでも、想像ですが、そうでなければ、ここまで会ったこともない見ず知らずの人間に手を差し伸べたりすること自体があり得ないからです。
勿論、私は個人的に、Mさんの御厚情と恩義に感謝し、お返ししたいと思っているのですが、Mさんは「それはお気持ちだけ受け取っておきます。」としか述べないのです。こんな奇特な方がこの世に存在し、私のような人間と巡り会うとは奇跡に他ありません。他の人ではこんな幸運に巡り会うことはないと思います。大袈裟な書き方ですが、そうとしか言いようがありません。
そして、本日、Googleアドセンスの設定をSiteKit ではなく、他の方法で設定して頂いたのですが、何と、わずか数分で終わってしまいました。本当に5分も掛かりませんでした。唖然、呆然ですよ! 今まで苦労したこの1カ月間は一体何だったのか? 僕の青春を返してくれ!といった心境になりました。
もっとも、私はもう高齢者ですから、青春も何もないのですが、これで、残された人生、ブログを出来る限り、書き続けて行こうという気持ちになりました。これからも、皆様の応援、御支援の程、宜しくお願い申し上げます。
(注=M氏のお言葉は意訳で、本人のお言葉そのものではありません)