今、私の住んでいる所は、民度が低く、清廉潔白、品行方正なる人士が極めて少ないのです。
マンションの門の街灯も夜中に二回も盗まれたり、駐輪場の自転車が盗まれたりすることも再三再四。ジャングルのような緊張感があって、退屈しない街であることは確かです(笑)。
昨日の日曜日のこと。図書館の帰り道。住宅街の小道を歩いていたところ、後ろから自転車が私の袖に当たるぐらいにギリギリで全速力で走ってきて、危うくぶつかるところで、ヒヤッとしました。
競輪選手のような本格的な高級自転車で、ユニフォームのようなものを着て、ヘッドギアまで被っていました。
そいつは、追い越した後、「ヒヤッホー」と奇声を発して、ペッと唾を吐きました。
「何だ、キチガイか」と呟いた瞬間、そいつはキュッとブレーキを掛けて、ユーターンしてこちらに向かってくるではありませんか。
そして、いきなり「おい、爺(ジジイ)!」ですからね。「唾を吐いたろ!?」と因縁を付けてくるのです。唾を吐いたのはそっちじゃないか?しかも、初対面の年長者に向かって、爺はないだろう。
京洛先生が口癖のように仰っていた「ややこしいのと関わってはいけませんよ」という忠告が頭にこびりついていたので、無視して歩こうとすると、そいつは前に立ちはだかって、腕をつかむではありませんか。
初めて顔を直視すると、年の頃、30歳前後。筋骨隆々で、腕だけには自信がありそう。しかし、知性のひとかけらもなく、目つきが怪しい。
でも、また「おい、爺!」と言うので、こっちもムカついてきて、かばんに入っている折り畳み傘で殴ってやろうかと思いつつ、「放してください!」と大声を出したところ、相手は少しひるんで、ちょうど大通りに出かかりました。こちらも加害者になりたくないし、あまりにもしつこかったら、目の前に見える「auショップ」に飛び込んで、警察でも呼んでもらおうかと思ったら、チンピラは、大通りで人目を憚るのか、またもや「ヒヤッホー」と奇声を発して逃げていきました。
速い、速い!原付より速い時速40キロぐらい出ていたかもしれません。スマホで写真を撮る暇もありませんでした。
それにしても、あのチンピラは何者なんでしょう?職場か家庭で相当なストレスを抱えているのか?それとも、精神異常者か?
確かに、こちらは左側を歩いていたのが悪かったかもしれません。とはいえ、以前、右側を歩いていたら、前方から左側を歩いて来る馬鹿者にからまれたことがあります。ここは治安の悪い所ですからね(笑)。
初対面のチンピラから「ジジイ」呼ばわりされるのもショックでしたね。3年前に長患いして、浦島太郎さんのように急激に老け込んだことは確かですが、あまりにも酷過ぎる。
昨晩は、ムカついて何度も目が覚めて眠れませんでしたよ。
この世はアホとバカの花盛り。民度は日本国すべてです。こんな国にしたのは誰でしょうか。