昨年11月から風水に嵌まってます。
風水といえば、いかにも非科学的で前近代的でまやかしに過ぎないと、お思いの方も多いかもしれませんが、中国四千年の陰陽五行説に立脚したものであり、「易経」は四書五経の1つでもあります。平安時代に活躍した安倍清明も陰陽師でしたし、京の都も風水の理論によってつくられました。あ、江戸の都もそうでした。プロデューサーは家康の参謀・天海僧正。東北の鬼門の日光に東照宮を祀り、裏鬼門に増上寺を配す…。
しかし、これ程、奥が深いものとは知りませんでしたね。
人は生まれた年によって一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星の九星のどれかに属し、それぞれの星がお住まいになる坎宮、坤宮、震宮、巽宮、中宮、乾宮、兌宮、艮宮、離宮の九つの「宮」があり、その住まいは年ごとに変わり、月ごとに変わり、日ごとに変わる。これだけでも覚えるのが大変なのに、「木」→「火」→「土」→「金」→「水」の五行が相互に助け合う相性があり、九星が微妙な補完関係を構築する。
また、九星の方位は、子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥の十二支と符合し、吉方があれば、五黄殺、暗剣殺、本命殺、本命的殺、月命殺、月命的殺、年破、月破の八大凶殺と呼ばれる凶方もある。
気にしたらキリがない世界ではありますが、昔の人は、人生という荒波を航海するための羅針盤として利用してきたのではないかと想像しました。
まあ、今日は第1弾ということで、またいつか、風水について触れてみましょう。