日日是好日、自助努力のすすめ

「命に関わる危険な暑さです。出来る限り外出はお控えください」

 ラヂオを聴いていると、アナウンサーが盛んに呼びかけています。私の趣味は、全世界のお城や寺社仏閣・仏像巡りです。3連休なので、何処かに行こうかと思いましたが、ここまで言われると、さすがに遠出は諦めました。誰も老骨を拾ってくれる奇特な方はいらっしゃいませんからね(苦笑)。私の住む関東地方は、連日、これまでに経験したことがないような、36度とか38度か異様な暑さです。先日は、福岡県、佐賀県、大分県、秋田県などで、死者が出るほどの線状降水帯による甚大な被害があり、お見舞い申し上げます。その一方で、関東地方は猛暑ですから、異常気象極まり、といった感じです。

 猛暑で遠出できないので、自宅近くの市民プールに行って来ました。コロナ禍の影響で実に4年ぶりです。4年ぶりに行くということで、ネットで確認したところ、市民プールなのに、窓口で入場券を発行しないというのです。何と特定のコンビニと結託して、そこでしか買えないシステムになっておりました。いわゆる行政の民間への丸投げです。チケットは、コンビニ内にある機械を操作しなければならないので、老人には大変面倒です。まあ、老人はプールなんか、もう行かないかあ…(苦笑)。

 それでも、渓流斎翁は「健康第一」と、慣れないコンビニ機械を一人で操作して、チケットを購入(440円)してプールに行って来ました。でも、さすがに年を取ったせいか、ひと泳ぎしただけで、疲れました。結局、25メートルプールを合計3往復しただけで帰宅の途に就きました。わずか30~40分。まるで烏の行水ですねえ(笑)。それでも、久しぶり、良い運動になりました。

 久し振りのブログ執筆ですが、正直言いますと、書けなくなってしまったのです。金縛りに遭ったといいますか、自家撞着になったといいますか、何か、世迷言ばかり書き連ねているような気がして、絶対矛盾的自己同一です。と書いて、自分でもよく分かっておりませんが、まるで自分がハムスターになって、回し車の中を全速力で走っていて、目的地も意味もなく、ただ単に体力だけを消耗しているような気がしてしまったのでした。

 何と言っても、ブログを含めてSNSは、特に必要がない「要らない情報」という真理がありますからね。

 それに、年を取ると、寛大さがだんだん薄れてきて、好き嫌いが激しくなります。特に、嫌いな評論家やタレントらがテレビやラヂオに出たりすると、直ぐにチャンネルを替えたくなります。例えば、時の政権に追従しておべっかしか使わない政治評論家とか、学者から政治家・実業家に転向して我田引水的政策しか断行しない政商評論家とか、「老人は早く死ね」と言った趣旨の発言をしても反省すらせず、相変わらずテレビに出続ける若い経済学者とか、さらには、やたらと露出して稼ぎの良いCMばかりに出たがるタレントとかです。奴らに「もっと汗水たらして、真面目に働け」と言っても馬耳東風ですし、関わるだけで精神的に無駄ですか?

 しばらく、(とは言っても5日ぶりですが)渓流斎ブログを更新しておりませんでしたが、その間に、意外にも皆さまからの多大なるアクセスがあり、コメントまで頂きました。本当に、嬉しい限りです。御礼申し上げます。ブログ更新が出来なかったもう一つの理由は、「誕生日病」かもしれません。私は、子どもの時分から、誕生日が近くなると、妙に気分が落ち込んでしまうのです。誕生日は一番、おめでたい日ではありますが、欲しくもない馬齢ばかり重ねて、不甲斐ない気持ちでいっぱいになってしまうのです。

 それでも、寂しい人生を送っておりますから、自分の誕生日プレゼントは、事前に自分で買って来ました(笑)。一つは、スイス製(とは言ってもベトナム製)の「オン」というスニーカー靴(1万7380円)です。靴底が厚くゴムのクッションが異様に効いていて歩きやすく、この靴を履いたら、他の靴が履けなくなってしまいました。これで、オンの靴は何と3足目なのです。前の2足はブラックでしたが、今回は薄茶色にしました。

 もう一つは、上の写真にある本格焼酎「里の曙 ゴールド」(4368円)です。奄美大島の黒糖焼酎で、アルコール分が実に43度もあります。昨秋、三軒茶屋の山本氏邸で、40度の焼酎を御馳走になって前後不覚となり、帰りは、他府県にまで電車で乗り過ごしてしまい、最終で最寄り駅に帰還できましたが、その後、塀やら、アスファルトに転倒して、今でもところどころに傷跡が残っているほど重傷を負いましたから、この焼酎は慎重に、翌日何も予定がない日を選んで「家呑み」することにしました。外で呑んだら危ない!危険です。でも、この「里の曙」は、まだアルコール分25度しか呑んだことがありませんが、口当たりがよく、さっぱりしていて、実に美味いのです。高級ウイスキーもウオッカもワインもどんな洋酒も、剣菱や越乃寒梅など、どんな日本酒も、この「里の曙」には敵いません。つまり、今の自分の好みが一番合っているアルコール飲料ということです。

 でも、これは宣伝でも何でもないし、何と言っても危険ですから、よゐこの皆さんは真似しないでくださいね(笑)。