【業務連絡】《渓流斎日乗》プラットフォーム完成

パリ・ルーブル美術館

早くも11月1日。今年も残り少なくなってきました。9月1日に独立独歩で、《渓流斎日乗》を新しく立ち上げて丸2カ月にして、やっとプラットフォームが完成しました。

IT青年実業家の松長会長による不眠不休の突貫工事のおかげです。ホームページのトップ画面にあるジャンル別の五大「カテゴリー」が決定し、その下に中カテゴリー、小カテゴリーと手繰り寄せることができます。

例えば、大カテゴリー「芸術評」→中カテゴリー「演劇」→小カテゴリー「歌舞伎」といった具合で、過去記事に遡ることができます。

何しろ、2005年からの現在まで12年間分の記事(ただし、08年から15年間分までの7年間分は消滅)がありますから、まだ全て整理できておりません。終わるのに数年かかるかもしれませんが…(笑)。

パリ・モンパルナス「ドーム」

せっかく、この《渓流斎日乗》を「世界最小の双方向性メディア」(登録商標思案中)と銘打っておりますから、皆様からの情報をお待ちしております。

ただし、なにぶん一人でやっておりすから難しいご注文は御勘弁ください。

先日、業界紙の敏腕相川記者から、何の脈絡もなく、急に「納沙布岬にいます。今すぐ来てください」なんていうメールが飛び込んで来ました(実話)が、そりゃあ、流石に無理でしょう(笑)。

《渓流斎日乗》に取り上げてもらいたい情報がありましたら、ホームページの一番下にある「お問い合わせ」か、コメントにお寄せください。

貴方もスクープ記者になれるかもしれませんよ。

宜しゅう頼みます。

友情について

築地「ふじむら」カキフライ定食1080円

個人的な話ながら、2年前に大病してから、どういうわけか古い旧友と疎遠になってしまいました。以前は月に一回は飲みに行ったりしたのですが、こちらから声をかけても何やかんやの理由でやんわりと断られたりします。

自分は何か悪いことでもしたのかなあ、と落ち込みます。

それが、一人や二人ではなく、5人、6人と続くと、これはただ事ではない。やはり、自分に何か落ち度があったと考えるしかないと思うようになりました。

しかし、それでも、どうしても腑に落ちないのです。喧嘩したわけでも、口争いしたわけでもなく、お互い憎み合うようなこともありません。理由がはっきりしていれば、こちらも納得して引き下がりますが、その理由がさっぱり分からないのです。

第一、お互いに性格が分かり合った旧友なんですから、今さら勘違いということもあるまいし、2、3人ならともかく、6人も7人も続くとなると流石にめげてしまいます。

そんなことを、実にこの2年間もウジウジと悩んできました。

Paris

そしたらですね。素晴らしい言葉に巡り合ったのです。もう、何年も聴き続けているNHKラジオの「実践ビジネス英語」です。タイトルは「30歳からの友達づくり」。人は、30歳を過ぎると親しい友人関係はあまり築けない、といった内容です。

あたしにすりゃあ、こうして、30歳前に親しくなった旧友が次々と離れていき、今では30歳過ぎて知り合った友人の方が親しいので、このビニェットには賛同しかねましたが、非常に含蓄のある意味深い言葉を教えてくれたのです。

それは、英国の辞書編集者で作家でもあるSamuel Johnson(サミュエル・ジョンソン、1709〜84)の言葉です。

The most fatal disease of friendship is gradual decay, or dislike hourly increased by causes too slender for complaint, and too numerous for removal.

単語は難しくありませんが、非常に難しい文体で、すぐ意味が取れる日本人は大した実力の持ち主です(笑)。まずは、トライしてみてください。

杉田敏先生の訳はこうなっております。

…友情が患う病気で最も致命的なものは、少しずつ衰えていくことである。つまり、不満を言うほどのことではないが、取り除くには多過ぎる理由によって、嫌悪感が絶えず増大することである。…

なあるほどねえ。ジョンソンは、フランス革命も知らない18世紀の人ですが、英国人らしい皮肉が込もったユーモアに溢れた警句でもあります。

私の旧友たちも、さほど大した理由があるわけでもないと思われます。単なる「付き合うのが面倒臭くなった」か、「あまりにも長く付き合ったので飽きてしまった」といった程度なのかもしれません。

はっきり言えば、「どうでもよくなった」ということでしょう。

何はともあれ、こちらが相手のことを考えている程、向こうはもうこちらのことは何とも思わなくなったということに違いありません。

それなら、もう、迷ったり、悩んだりすることは止めるべきだと悟りました。

皆様からのご意見募集

銀座インズ内黒豚トンカツ定食1000円

昨日、総務省が発表した衆院選の投票率は小選挙区、比例代表ともに53.68%で、戦後2番目に低かったそうです。

「台風21号の影響」と政治評論家は分析してますが、それだけじゃないでしょう。期日前投票が過去最高とはいえ、日本人は政治に関心がない、もしくは、政治より優先にしたいか、しなくてはならないことが多いということになりますね。

よく言われていることは、投票率が低ければ低いほど組織票が有利ということです。組織票というのは、はっきり言えば、宗教団体や熱烈な政党応援団ということになります。まあ、しがらみがあるってことですか。

それが自公連立政権が3分の2の議席を獲得した要因になりました。

いわゆる無党派層と言われる人たちは、「自分の一票など大したことはない」と思ってますから、台風が来てるし面倒臭いから投票に行かない。結局、自公連立政権の持続を結果的に黙認したことになります。

京都 建仁寺

これから安倍一強政権は「国民からの負託を得た」として、公約通りの政策を実行することでしょう。

まずは憲法改正の発議。議会承認はもう決定的ですから、国民の過半数の承認を待つだけ。あとは北朝鮮に祝砲を打ってもらい、平和ボケの臣民を震えあがらせてもらえばいいだけです。

2019年9月からの消費増税8%も粛々と遂行するでしょう。今日発売の女性週刊誌の見出しを見ていたら、「安倍首相は消費税を5%に戻す」なんて書いてましたが、そんな誤報して大丈夫なんでしょうか。

今回も小選挙区制の恐ろしさを見せつけられました。1区に一人しか当選しませんから、当選者以外の残りの投票数がいくら多くても報われず死票です。

まるで、丁半博打か、オセロゲームです。自民党が小選挙区で8割を制したらしいですが、野党が共闘してボタンのかけ違いをしなければ、これが全く逆の結果になったことはあり得ます。

このことは、小泉進次郎議員だけが冷静に分析してました。まだ36歳ですが、確かに将来、首相になれる素材を持ってます。

私も日本国民の一人ですから、面従腹背などせず、間違った方向に行かないようにあからさまに(笑)政権批判していきたいと思ってます。

まあ、「単なる犬の遠吠え」「蟷螂の斧」と言いたい人は言えばいいだけです。

せっかく、この「渓流斎日乗」も今年9月1日から世界最小の双方向性メディアとして再出発しましたから、読者の皆様からのご意見や情報をお寄せ頂きたいと存じます。お待ちしております。

※コメント投稿は、サイトのホーム画面トップにある「about」をご参照ください。

渓流斎敬白

新しい《渓流斎日乗》は茲にいます!

Paul(droite)et Jackie

皆様におかれましては突然の御連絡ですが、明日(2017年9月1日)から、この渓流斎ブログはこちらに移転することになりました。

サイトが移転しても、内容は殆ど変わりませんが(笑)、これまで12年間近くお世話になったgooブログから独立して、一本独鈷で勝負をすることになりました。これまでも何回か、サイトを移転しましたが、これが集大成として最後になります。終着点です。

まあ、大袈裟かもしれませんが、どなたも本を読む時に、内容が良ければ出版社を気にしないでしょうし、番組を見る時にどのテレビ局か拘らないでしょう。それと一緒です。

ただ、お引っ越しですから、サイトのアドレスが変わります。もし、かりそめにも、この《渓流斎日乗》をパソコン等で「お気に入り」に登録されていらっしゃった場合、大変お手数ですが、こちらにご変更下さいますよう宜しくお願い申し上げます。

サイト移転に当たりましては、IT青年実業家の松長哲聖社長には大変お世話になりました。私自身は、時代遅れのIT音痴ですから、全て松長社長のお導きで、成就できたことを感謝を込めて特筆したいと存じます。

この新サイトは、御覧になると分かりますが、かなり写真が鮮明です。写真に負けないよう本職の(笑)文章も頑張っていきたいと思います。今後も皆々様方の御贔屓、御愛読、御鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。

恐惶謹言

2017年8月31日

渓流斎高田信之介

苦悩卒業

その人は言った。

あなたが好きなことをすればいいのです。
何でも義務感でやってはいけません。
好きなことをすることを自分が許せばいいのです。
人間は自分の好きなことをするために生まれてきたはずです。

今、現在を充実させれば、目に見えない、存在しない、過去や未来に対して怖れたり、不安になったりすることはないはずです。

長い間、あなたは十分、苦悩を味わってきました。
苦悩よ、もう卒業しなさい!

羊セラピー

今日は、ワインで有名な北海道池田町にある「スピナーズファーム」へ羊さんを見に行きました。ここには、コリデール、ハンプシャー、シェットランドなど親羊30匹、子羊が20匹もいるのです。

オーナーの田中さんに話を聞いたところ、羊の平均寿命は14歳くらい。メスは5歳から8歳にかけて1年に2匹くらい子供を産むそうです。つまり1匹の羊は生涯に10匹くらい子供を産むということでしょうか。すごいのは、絶対に自分の子供以外に自分の乳を与えないことです。他の子供が乳を飲もうと近づくと、角や体で追い払います。ですから、子羊は尻尾を振って、自分の体臭を撒き散らしながら母親の乳を吸います。「あなたの子供ですから、どうぞ蹴らないでくださいね」と言っている感じでした。

ジンギスカンになる食用の羊はサフォークと呼ばれる種類ですが、ここで飼っている羊は、ほとんどが羊毛用の羊です。体全体が黒かったり、顔だけ黒くてボディはクリーム色だったり、角が3つも生えていたり、乳牛のように「ブチ」だったり(ヤコブと呼ばれてます)、本当に1匹として、同じ顔がいません。羊は世界で何と3000種類以上あるそうですから無理もありません。見ているだけでも本当に飽きません。

羊の原産は英国が多いので、暑さには弱いが、寒さに強い。だから、冬場の寒い時にマイナス25度にもなる池田町でも平気なんだそうです。見るからに羊さんはセーターを10枚くら着込んでいる感じですからね。

ここの羊の殆どが羊毛用と最初に書きましたが、そのうち半分近くは内地の病院に「出荷」するそうです。病院?-そう、いわゆるアニマル・セラピーと呼ばれるもので、羊さんを飼う事によって、心が癒される心理療法です。それは確かに効果覿面だと思います。卵を一回り縮小した感じの大きな薄いグリーンの眼。その眼を良く見ると、瞳は丸ではなくて太い横棒なんですね。本来、羊は怖がりなので、あまり人間には近づきませんが、「スピナーズファーム」の羊の何匹かはとても人間に慣れているので、餌を与えなくても、撫でてあげると、犬のように尻尾を振ります。それがとてもかわいい。

六本木ヒルズ辺りでマネーゲームに明け暮れている連中には、この素晴らしさは理解できないだろうなあ。

「鍋よし」の「鳥たたき鍋」

今晩は、毎日新聞の立松記者と十勝毎日新聞の児玉記者の送別会が帯広市大通り南16条の「鍋よし」でありました。
十勝毎日新聞社の小野寺編集局次長、近藤政経部長、北海道新聞社の鬼頭記者、HTBの加藤カメラマン、帯広市役所の武田企画部次長ら35人が参加し、和気藹々、皆満足、満腹で散会致しました。「鍋よし」の「鳥たたき鍋」はお奨めです。こんな美味しい鍋は北海道でしか食べられません。(了)

辛い時間など取るに足りぬ

1990年8月、米サウスダコタ州で、恐竜ティラノサウルス「スー」の化石を発見したスーザン・ヘンドリクセンさん(55)の言葉。

「スーは6500万年も地中に眠っていた。短い人生の、さらにその中の辛い時間など取るに足らない」(出典は3月16日付朝日新聞「ひと」欄)。

目下、逆境にいてその生活を楽しんでいる小生にとって、この言葉は後ろからいきなりハンマーでガツンと殴られたように衝撃的でしたね。この女性冒険家スーザンさん。もちろん、発見者として永久に「スー」の名前は語り継がれることでしょうが、その生涯も凄まじい。何と、50歳まで定まった家を持たず、発掘現場のテントやボートで暮らしていたということです。世紀の発見は決して偶然ではなかったのですね。納得しました。
ところで人類の文明が始まってたかが1万年。人間は、どれくらい賢くなったことでしょうか?
我田引水、自画自賛、牽強付会…。そんなことばかりではないでしょうか。周囲を見渡して御覧なさい。常識など、時、場所、雰囲気によってコロコロ変わる。共同幻想とも言うべき社会通念しかないことが分かるはずです。

本番ですか?

生まれて初めてブログに挑戦してみました。
基礎知識、予備知識、必要知識、全くなし。危うい船出となりますが、とにかく出発進行!
どこまで続くかわかりませんが、とりあえずヨチヨチ歩きから始めてみます。
乞うご期待!

ちなみにタイトルは、日本人最初の宇宙飛行士で元TBSディレクターの秋山豊寛氏が、1989年、宇宙船「ソユーズ」に乗船して、地球と交信した時の第一声でした。
残念!