頑張れニッポン=サッカーW杯、ドイツに次ぎスペインまで連破

 いやはや、信じられないことが起きましたね。まさに、歴史的瞬間に立ち合った気分になりました。カタールで開催中のサッカーW杯のことです。

 日本時間12月2日早朝4時から開始された日本対スペイン戦。格下のコスタリカ(FIFAランキング世界31位)に負けた日本(世界24位)に対して、W杯優勝経験もある世界第7位のスペイン。私は、90%の確率で日本は負けると判断し、仕事もあるので生中継は見ないで就寝したのですが、朝5時半に起きてテレビをつけたら、日本が2-1でリードしているので吃驚。その後、スペインの猛攻で日本は防戦一方でタジタジの状態でしたが、コスタリカ戦のように、中途半端なバックパスはせず、ゴール前の日本DFは思い切って、誰もいなくてもハーフラインまで蹴り返していたので、スペインもなかなか攻め切れません。

 耐えに耐え抜いた日本は、辛うじて勝利をもぎ取った感じでした。

 得点シーンは見ていなかったので、後でYouTubeで確認したら、特に日本の2点目は、非常に微妙でした。主審によるVAR判定で田中碧選手のゴールは認められましたが、三苫選手による折り返しは、ゴールラインを割っているようなまさに紙一重の差でした。運も味方についたのでしょう。

 一夜は明けてましたが、試合後の日本列島は、一億総サッカー評論家状態です。こんな私でさえ、普段は取り上げないサッカーをブログに取り上げたのは、実は私は年季が入っているからです(笑)。もう40年も昔の話ですが、1980年から84年の約4年間、小生はサッカー記者として取材に明け暮れていたのでした。会社の仕事だけでなく、専門誌「サッカーダイジェスト」にも記事を書いたものです。当時は、国内にプロはなく、日本リーグという企業スポーツしかなく、人気はなく、競技場に行っても観客の数を数えられるほどでした。後に伝説の名選手とした名を残したマラドーナの所属するボカ・ジュニアーズや欧州と南米一位チーム同士で対決して世界一を決めるトヨタ・カップなど海外から強豪チームが来日すると国立競技場は満杯になったりしましたが、日本のサッカーは通好みの域を超えていませんでした。

 ですから、ワールドカップなんて夢のまた夢。日本は当時、欧州や南米からは50年は遅れている、と言われていましたから、そのギャップを埋めるのは半永久的に無理だと思っていました。

 それでも、サッカー記事を書くことで、相当鍛えられました。締め切り時間の関係で試合が終われば、20分以内で原稿を書きあげて送稿しなければならなかったので、要領良くポイントをまとめて書くスピードが付きました。

 でも40年も昔の話ですから、私が取材していた頃は、伝説のエースストライカー釜本邦茂選手の引退試合があった年でもあり、後に日本代表監督も務めた岡ちゃんこと岡田武史選手(古河電工)が現役で全日本のキャプテンだった時代でした。何しろ、現在、J1名古屋グランパスの長谷川健太監督(57)がまだ高校生(清水東高)でしたからね。高校サッカーの優秀選手が選ばれて欧州遠征した際は、同行記者として選ばれ、長谷川君のほか、大榎克己や堀池巧選手らと親しくなったものです。

 ポジションもボランチなんて聞いたことも使ったこともなく、今は死語になったフルバックとかハーフバックとかギリギリ使っていた時代でした。(最近、途中でメンバーを大幅に入れ替える「ターンオーバー」という言葉も初めて知りました)

 老人の繰り言ばかり並べてしまいましたが、40年前と比べて、日本は、選手個々人の技術が格段に上がったことが確かですが、何と言ってもメンタル面が強くなったと思います(五輪選手も含めて)。特に今大会では、ドイツ戦に続き、スペイン戦でも同点ゴールを決めた堂安選手の「有言実行」ぶりには感服しました。彼は、ビッグマウス(大口たたき)と批判されたりしますが、自分自身を追い込んでちゃんと結果を出す辺りは、相当なメンタルの強さを感じさせます。

 次の決勝トーナメントは12月6日で相手は、前回ロシア大会(2018年)準優勝のクロアチア(世界12位)です。過去のW杯での対戦成績は日本の1分け1敗。甘くないので楽勝できる相手ではありませんが、せめて、PK戦に持ち込んでもいいから、日本は勝利を勝ち取ってベスト8に進んでほしい、と期待しています。

 そんなささやかな希望を持ったっていいじゃないですか。プーチンさんも戦争なんかしないで、自国が出なくても、サッカーでも観戦していたらいいのです。

【追記】2022.12.6

  日本時間12月6日午前零時から行われた決勝トーナメント、日本対クロアチア戦で、日本はPK戦で敗れ、惜しくもベスト8にはなれませんでした。翌日に仕事があるので、生中継は見られませんでしたが、朝方のニュースで知りました。実に悔しいですねえ。またもやベスト16の壁は破れませんでした。

 でも、上述した通り、PK戦になりましたね。予測が当たりました!(笑)。でも、日本が敗れたので、予想は外れたことになります。やはり、残念でした、という他ありません。この悔しさを次世代が引き継いで、今後こそ、ベスト8とは言わず、優勝を目指してほしいです。堂安選手じゃありませんが、「W杯優勝」が全く夢物語ではないことを、全日本はこの大会で示唆してくれました。

日本、惜敗でベスト16止まり

今朝の明け方は、頑張って起床して、もちろん、ワールドカップ(W杯)サッカー・ロシア大会、決勝トーナメント、日本対ベルギー戦を声を枯らして応援しましたよ。モロ、俄か極右国粋主義者ですね(笑)。

惜敗でした。原口、乾の得点で2-0になったとき、いけると思ったですがね。勿論、このまま、零封にできるわけがなく、2-2の同点になって、引き分けに持ち込んで最後はPK戦で勝つという望みに懸けていたんですが、まさか、アディッショナルタイムで、勝ち越し点を奪われるとは思いませんでした。

大健闘した最年少25歳のセンターバックの昌子(鹿島アントラーズ)が立ち上がることができず、ピッチに土下座するように号泣している姿を見て、こちらも思わずウルッとしてしまいました。

こんなドラマは、どんな優れた脚本家も書けないことでしょう。

土佐の濁酒(どぶろく)先生は「フン、何で日本人までもが、あんな球蹴りに夢中になれるんでしょうかねえ。終わって清々した」と、白け切っておりましたので、「サッカー観戦の楽しみを知らないなんて、人生の楽しみの半分を放棄しているようなもんですよ」と言ってやりました。日本だって、蹴鞠以来の長い伝統があるんです(笑)。

何と言っても、相手のベルギーは世界第3位の強豪。「赤い悪魔」ですからね。悪魔相手に、61位の日本は健闘したと思います。このまま、ベルギーが、次の2回戦でブラジルに勝てば、日本の強さもフロックではないことが証明されることでしょう。

ヤブカンゾウ

ベスト16で終わったとはいえ、ここ数週間、日本中、いや、世界中がワールドカップで盛り上がり、時の最高権力者までもがコメントするぐらいですから、ワールドカップ関連のニュースでいっぱいでした。そのお蔭で、報道されなかったか、影に隠れてしまったニュースも多くあったことでしょう。

トランプ米大統領が仕掛けた貿易戦争の行方が気になります。株が下がってますしね。

富山県の交番で警察官から拳銃を奪って、警官と警備員を殺害した若い犯人の動機が気になります。

あと、落語家の桂歌丸(落語芸術協会長)が2日に亡くなりましたね。享年81。何度か彼の寄席を聴いたことがありましたが、円朝の怪談「真景累ケ淵(しんけいかさねがふち)」などですから、お笑いじゃないですよね。テレビのイメージは全くなし。まさに、噺家でした。

大変な勉強家で、一人でハンチング帽を深くかぶって歌舞伎を見に来ていた姿を何度かお見かけしたこともありました。とても痩せていて、かなり小柄な人でした。

歌丸師匠のご冥福をお祈り申し上げます。合掌。

W杯サッカー、日本、よくやった セネガルと引き分け勝ち点4

昨晩じゃなくて、日本時間の本日未明に行われたサッカー・ワールドカップ・ロシア大会の日本対セネガル戦を見てしまいましたよ。仕事に影響があるのに、最後まで夜中の2時過ぎまで見てしまいました。

やはり、スポーツはライブに限ります。無理して起きててよかった。とてもいい試合を見させてもらいました。スピードもパワーも体格も技術も上回るセネガルを相手に日本がここまでやれるとは思いませんでした。よくて2-2の引き分けかなあ、と思っていたら、その通りになりました。前回のコロンビア戦同様、こういうことはもっと前に書いておかなきゃ駄目ですね(笑)。

日本の乾の1点目は、左サイドの長友が相手DF2人を強引に交わしてゴール前に折り返したから生まれたもの。2点目は、途中出場の本田がゴール前での混戦からのこぼれ球をノーマークで利き足の左で蹴り込みました。あまりにも、運が良いので、本人も舌を出したほどでした。

急遽監督が交代して選ばれた西野監督は、前回大会と変わらない本田、香川、岡崎、長友、長谷部といった「おっさん」を代表に選抜して大いに批判されたものです。某スポーツ紙は「西野監督、おっさんと心中」と書いたほどでした。それは監督以上に選手当人が感じていたことでしょう。今大会爆発した「おっさんパワー」は、意地以外何ものでもなかったのかもしれませんね。

でも、「おっさん」とはいえ、本田も長友もみんな30歳代前半。1984年以降生まれでしょう。私がかつて、サッカー記者をやっていたのは、1980~84年のことですから、「おっさん」連中はまだ生まれていませんでしたからね。当時はまだ、プロのJリーグが出来ておらず、アマチュアの日本リーグ時代。西野監督は日立の選手でした。当時の日立は確か、碓井と松永のツートップだったという記憶があります。西野はハーフで前線にパスを送る役目で足が速い選手だった覚えがあります。(当時の世界的なスーパースターは、アルゼンチンのマラドーナでした。勿論、取材で見たことがあります。そうそう、日本のスーパースター、釜本の引退試合も取材したなあ…)

今大会、テレビの解説者として出演している元日本代表監督の岡ちゃんこと岡田氏は古河の選手で、日本代表のキャプテンを務めていました。ポジションは、今はセンターバックというようですが、当時はスイーパー(最後の砦として掃く人)と言われてました。顔見知りぐらいにはなりました。彼は、当時と殆ど変わりません。

でも、サッカー用語は随分変わりましたね。当時はボランチとか、ピッチとかなんていうことはありませんでした。自殺点はオウンゴールに、ロスタイムは、アディショナルタイムに変わりましたね。

随分古臭いことを思い出したものですが、仕事で鍛えられたおかげで、一応、普通の人よりは「サッカーを見る眼」を身に着けたと自分では勝手に思ってます。

そのせいか、テレビのコメンテーターがピンと外れのことを言ったりすると鼻白んでしまいます。本職は弁護士とか医者とか公認会計士とかいう肩書きを持っているらしいのですが、何で、本職を一生懸命にやらないでテレビに出たりするんでしょうかねえ?視聴者に人気があるかららしいのですが、視聴者がその程度なのか、番組制作者になめられているのか、まあ、そのどちらかなんでしょう。

サッカーの話からとんでもない方向に行ってしまいましたので、この辺で(笑)。28日のポーランド戦もけっぱれ、日本。決勝トーナメントに行ってくれい!

岡田監督を応援します

この度、オシム監督が急に脳梗塞で倒れたため、サッカー日本代表の監督として岡田武史氏が9年ぶりに再登板することになりました。

昨日、日本サッカー協会理事会で正式に承認されましたが、岡田氏の今後の活躍には注目していきたいと思っています。サッカーは肉体で戦うスポーツですが、監督指導者は結局は肉体より、頭を使う。戦術面が最も大事ではありますが、もう少し平たく言うと選手にモチベーションを与える「精神論」が重要なのです。監督として堅固な哲学を持っていなければなりません。岡田氏は、その意味で、かなり、修養を積んできたように見受けられるからです。

面白かったのは、昨日の会見で、岡田氏が、オシム監督が倒れる1週間前にJリーグの3チームから監督就任の要請があったが、断ったというエピソードを明らかにしたことです。当分、講演活動をしながら、環境問題をテーマにボランティア活動していくつもりだった、というのです。また、ここ1年半ほど、サッカーから離れていて、Jリーグの試合もあまり見ていなかったというのです。

岡田氏には、物事を根本から見つめ直してみようという修行僧に近い心因性を持っているようです。

その岡田氏が、「ここ10年で、人間がすっかり変わった」と言っています。私もそれはすごく感じています。

小津安二郎の「東京物語」は、昭和28年の作品ですが、「こんな日本人が普通だったのか?」と思われるほど、言葉遣いも丁寧で、皆、慎み深く、謙虚で、自分の身の丈の範囲で一生懸命に生きる日本人が出てきます。

今は、そういう日本人は消滅したとは言いませんが、かなり少なくなりました。公共マナーも悪いし、自分の権利ばかり主張するクレーマーや、給食費を払わないお金持ちの親もいるし、録に挨拶もできない人間も増えました。世の中、ギスギスしてきたと感じるのは私だけではないでしょう。どうして、こんなになってしまったんでしょうかね?

この10年の劇的変化は、インターネットの影響でしょうか。新聞の読者が減っているだけでなく、テレビの視聴率も下がっています。ニュースはネットから得る若者が増えてきました。ネットを使えば、時空を超えて、「大英博物館」 http://www.britishmuseum.org/#でも「MOMA」 http://www.moma.org/でも「ルーヴル美術館」http://www.louvre.fr/llv/musee/alaune.jsp?bmLocale=ja_JPにでも簡単に「行く」ことができるようになりました。

携帯やパソコンによって、「個」が確立したものだと極解して、自ら神のように振舞う人間が増えてきたからなのしょうか?

岡ちゃんのこと

小樽

サッカーJリーグ横浜の監督を先頃辞任した岡ちゃんこと岡田武史氏は、退任会見で「勝負に対するこだわりがなくなってしまったから」と理由についてこたえていました。

勝負師の世界で最も大切なことは、やはり、勝利へのこだわりなのでしょうね。

辞任前に周囲にこんなことを漏らしていたそうです。

「人間には心がある。科学がどんなに進歩しても解決できないこともある。倫理的に話せないこともある」

彼の苦悩を垣間見た気がします。

彼が20代の現役の頃に、私は彼に会って話をしたことがあります。彼は、古河工業のDF、いわゆる当時スイーパーと言われたポジションで日本代表のキャプテンを務めていました。

今でこそ、W杯に出場したり、日本でもサッカーは大ブームですが、当時はマイナーもマイナーで、一部マニアだけが熱心に観戦している時代でした。

彼は、試合ではコンタクトをしていましたが、試合後は、牛乳瓶の蓋のような厚い眼鏡をかけ、ひょろひょろと痩せていたので、とてもサッカー選手にはみえず、どこかの大学の助手に見えました。まあ、サッカーフリークで、サッカーのことばかり話をしていましたが…。

彼がW杯の日本代表監督になった時、本当に驚きましたが、カズを代表から外したり、情を挟まない冷徹な人選や采配については、感服したものです。恐らく、周囲からのプレッシャーや脅迫は相当なものがあったのでしょうね。「コーチや選手を切ったりするのにも疲れた」と漏らしていたそうです。

まあ、これは、スポーツの世界だけではないでしょうが…。

とにかく、岡ちゃん、お疲れさまでした。

 

W杯サッカー日本は予選突破します

銀座・歌舞伎座

ついにサッカー・ワールドカップのドイツ大会が開幕しましね。皆さんと同じ、私もドキドキしています。最大の関心は、果たして日本は予選リーグを突破することができるかーだと思います。

そこで、元、と言っても25年前のサッカー記者として、予想します。

とはいっても、全くの勘です。チーム力を分析したわけではありません。たとえ、分析しても同じだと思います。

「未来は誰も予測できない」からです。

まあ、その、誰も未来を予測できない典型みたいなことをするわけです。当たったら、むしろ、怖いくらいですので、当てるつもりはありません。単なる「おふざけ」としてお付き合いください。

6月12日  △日本 2-2 オーストラリア 得点者:高原、大黒

6月18日  ○日本 2-1 クロアチア   得点者:柳沢、中村PKかFK

6月23日  ●日本 1-4 ブラジル    得点者:高原

この成績で、日本が1次リーグを突破する最低条件は、クロアチアとオーストラリアが引き分け、ともにブラジルに負けることです。

全くの当てずっぽうですが、可能性はあると思います。

中田英寿 

サッカーの日本代表MF中田英寿(28)が去る15日に、地元ボルトンで行われたUEFA杯1回戦で英国デビューし、後半ロスタイムに決勝ゴールをアシストしてチームの欧州カップ戦初勝利に貢献したそうです。

ところが、試合後、中田は報道陣の質問を全く無視して退散。初めて「中田流」のスタイルに接した英国の記者は「デビュー戦なんだから話をするべきではないか。とても奇妙で心が貧しい選手だ」と批判したーというニュースを目にしました。

私も大昔にスポーツ記者をしていたので、心当たりがあります。
ロッテの落合、西武の江夏、南海の門田、巨人の桑田…。質問しても、全く傍若無人で、何も答えない。報道陣にとっては、実に嫌な奴でした。

ところが、そういう嫌な奴に限って、成績がよく、腕前は超一流。逆に質問によく答えてくれて、「いい奴だなあ」と思う選手は、1軍と2軍の間を行ったり来たりして、芽が出ません。

不思議なことですが、これは真理に近い事実です。

そもそも、プロの選手が試合後にインタビューに応える義務はありません。ですから、「いい奴」「嫌な奴」という印象は、報道陣の一方的な概念にすぎないのです。その概念も「こんな人間は、一般サラリーマン社会では通用しないだろうなあ」といった程度です。人間性を否定しているわけではありません。

中田は、「選手を引退したら公認会計士を目指している」と言われるぐらいですから、大変、頭が切れる人間なのでしょう。しかし、ほんの些細なことで、人間性まで疑われてしまっては自分が損なのではないでしょうか。

もっとも、本人は全く気にしていないでしょう。
英国人が言う「心が貧しい人」というのは、彼の顔にも現れています。

三浦知良は悲劇のヒーローか?

カズこと三浦知良選手は、サッカーのスーパースターながら、どうも悲劇のヒーローのイメージが強いです。
全盛期にイタリアのジェノアに移籍しても、試合中のヘディングで相手と競って衝突して、顔が変型するくらい血まみれになったり、何と言っても、フランスのワールドカップでは直前に日本代表をはずされたり…。「何か土壇場でついていない人だなあ」と同情していました。
その彼も今年で38歳。7月にはJ1のヴィッセル神戸をクビになっても、J2の横浜FCに移籍して、まだまだ現役を続けようとしている姿に感動してしまいました。

もちろん「サッカーが大好き」というのが根底にありますが、彼の類稀なる前向きな精神は厳しいプロの世界では最も大事なことだと痛感しました。

「週刊文春」8月11日・18日夏の特大号の「阿川佐和子のこの人に会いたい」に登場したカズは、これまでの波乱万丈のサッカー人生を非常に冷静に分析していました。最も印象深かったのが、以下の言葉。
「技術とかサッカー的なことより、何があっても常に人生楽しまなきゃいけないなということ。いいことも悪いことも全部自分のプラスに変えていくというマインドが大事ですね」

この話は何にでも通用するのではないでしょうか。